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第二十二話「影の思惑と現場の事情について」
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「情報部から、と言われれば、確かに確証にはなりますが」
再びの司令室で話を聞いた比乃は、手渡された簡素な書類に対して、少しばかり疑いの目を向けた。
自分が属している組織の諜報機関が送ってきた情報を疑うというのも、馬鹿らしい話であるが、その情報の出所が不明になっているところや、あまりにも“選別されている”という点に、疑いを持たずにはいられなかった。
しかし、山野二佐はそんな比乃の考えを否定するように、椅子に深く腰掛けたまま、諭すように言う。
「一々身内を疑っていても仕方ないだろう。出所は不確かでも、情報は確かだ」
「それはそうですが……」
「それに、上からの情報について考察するのは現場の仕事ではない。違うかね」
そうと言われたら、比乃は頷くしか無い。現場担当の下士官の仕事というのは、上官から出された指示に従って行動することであって、その指示に対してあれこれ推測を走らせるのは、全くの畑違いである。
無言の肯定を受け取った野山二佐は、書類の内容を掻い摘んで読み上げる。
「情報部からもたらされた情報によれば、例の密輸組織は明日の明朝までに、AMWを用いた破壊工作を仕掛けてくる可能性が大である。また、敵の主力AMWはペーチルS型の重武装タイプが複数であり、脅威度は非常に高い。ただし、その潜伏場所などの一切は未だに不明。警戒を厳にされたし……」
読みながら、山野は内心、情報の不可解さに悪態をついた。ここまでわかっていながら、何故敵の居場所の一つも、どの地区の港かさえ解っていないのか、それもこんな直前になって──これでは、わざと動き出した敵組織と自衛隊の戦闘部隊をぶつけようとしているようではないか。
書類をデスクの上に放って、未だに不機嫌そうな顔の比乃を見て、ため息を吐いた。自分がこの少年と同じ立場でも、きっと似たような反応をしただろう。そう思いながらも、山野は自分の仕事を全うする。
「確かに、身内からの情報にしては不可解な部分が多い。敵組織の使うAMWや行動する時間まで断定できているのに、何故その居場所だけがはっきりしないのか……私でさえ、疑わざるを得ない。言ってしまえば胡散臭い情報だ」
山野は椅子の背もたれを軋ませ、目の前の幼い助っ人要員を正面から見据えて続ける。
「だが、これらが解っているだけマシとも言える。偽の情報でなければな……そして君を呼んだのは他でもない。急で申し訳ないが、現場待機のシフトを変更させてほしい」
「明日の明朝、ですか」
「そうだ。もしも情報が真実で、敵が重武装型の機体だとすれば、我が駐屯地のAMW部隊だけで相手取るのは、正直に言って難しい。悔しいが、君たちに頼らざるを得ない」
「しかし、伏木と新湊、どちらの港に敵が潜んでいるか解らないのに……」
「君らが居ない方、新湊地区には早急に予備を含めた二個小隊、この駐屯地全てのAMW戦力を配置する。それでも多少の被害は出るだろうが……致し方ない」
「……厳しいですね」
「ああ、厳しい戦いになる可能性が高いだろう。願わくば、今日中に、警察が敵の居場所を割り出してくれないかだが……」
そのとき、デスクに備え付けられた電話がコール音を鳴り響かせた。山野が即座に受話器を持ち上げて、電話に出る。
「私だ……ああ……そうだったか……ではな」
電話の向こうの相手と数回短いやり取りをしてから、受話器を置いくと、また椅子をぎしっと軋ませて、深いため息を吐いた。そして、比乃が今の通話が何だったのかと聞きたげにしているのを察して、説明する。
「また偽のテロ予告だったようだ。予告場所には不審物が一つ転がっていただけ……今週に入ってこれで四回。捜査も進まんわけだ」
三度目のため息を吐いて、若干疲労が見える顔の山野は、うんざりしたように言い放った。
「何もかも、まるで他人の掌の上で踊らされているようだ」
***
割り当てられた個室、すでに電気は落とされ薄暗い部屋の中で、
「というわけで、深夜から伏木地区で待機任務になったよ」
宿舎に戻ってきた比乃が事の次第を説明し、最後をそう締め括った。志度は「うへぇ」と嫌そうな顔をして、作戦に対する感想を表した。
「深夜から徹夜かぁ、今から寝溜めしとかないとなぁ」
「でも……これでやっと……帰れる」
ベッドに腰掛けてそう言った心視は、この一週間、数日毎に待機と休暇を繰り返す毎日に飽き飽きしていたらしく、ようやくこの一件の終わりが見えてきたことを素直に喜んでいるようだった。けれども、反対側に座る志度は少し寂しそうな顔をしていた。
「だけどよ。これで終わりってことはダーリアとマラットともお別れってことだよな」
「それは少し……残念」
ダーリアとマラット、悪漢から助けゲームセンターで仲良くなった兄妹とは、この一週間の休暇の時間帯、あのゲームセンターでよく遊ぶ仲にまで発展していた。
新しい友人と別れになることは、比乃も少し寂しかったが、だからと言って、ずっとこの駐屯地に居るわけにはいかない。それに、彼らの父親の仕事が終わったら、どちらにせよお別れになるのだ。それが少し早まったに過ぎない。
「そんなに寂しいんだったら、僕とリアみたいに連絡先交換して文通でもすればいいじゃないか」
ちなみに、比乃は今でもアメリカ陸軍の天才伍長、リアとは今でも、メールによる文通を続けている。互いに学校で何かあっただとか、訓練での出来事や面白かったこと、愚痴などをやり取りしていた。提案された志度は「文通かぁ……」と少し考えた。
「でもあの二人、確か日本語と英語読めないんじゃなかったっけ」
「私たち……英語は書けるけどロシア語書けない」
残念そうにする二人に、比乃は「ありゃあ……」とどう声をかけたものか思案したが、特に上手い慰め言葉も浮かばなかった。
「まぁ、出会いには別れもあるってことで納得したら? 作戦が終わってからでも、ゲームセンターで別れの挨拶も出来るだろうしさ」
そう少し投げやりに言って、比乃はさっさと自分の布団に潜ってしまった。志度と心視は揃って「えー」と不服そうな声を上げたが、こうなっては仕方ないという風に、比乃に倣って薄い布団を被った。
再びの司令室で話を聞いた比乃は、手渡された簡素な書類に対して、少しばかり疑いの目を向けた。
自分が属している組織の諜報機関が送ってきた情報を疑うというのも、馬鹿らしい話であるが、その情報の出所が不明になっているところや、あまりにも“選別されている”という点に、疑いを持たずにはいられなかった。
しかし、山野二佐はそんな比乃の考えを否定するように、椅子に深く腰掛けたまま、諭すように言う。
「一々身内を疑っていても仕方ないだろう。出所は不確かでも、情報は確かだ」
「それはそうですが……」
「それに、上からの情報について考察するのは現場の仕事ではない。違うかね」
そうと言われたら、比乃は頷くしか無い。現場担当の下士官の仕事というのは、上官から出された指示に従って行動することであって、その指示に対してあれこれ推測を走らせるのは、全くの畑違いである。
無言の肯定を受け取った野山二佐は、書類の内容を掻い摘んで読み上げる。
「情報部からもたらされた情報によれば、例の密輸組織は明日の明朝までに、AMWを用いた破壊工作を仕掛けてくる可能性が大である。また、敵の主力AMWはペーチルS型の重武装タイプが複数であり、脅威度は非常に高い。ただし、その潜伏場所などの一切は未だに不明。警戒を厳にされたし……」
読みながら、山野は内心、情報の不可解さに悪態をついた。ここまでわかっていながら、何故敵の居場所の一つも、どの地区の港かさえ解っていないのか、それもこんな直前になって──これでは、わざと動き出した敵組織と自衛隊の戦闘部隊をぶつけようとしているようではないか。
書類をデスクの上に放って、未だに不機嫌そうな顔の比乃を見て、ため息を吐いた。自分がこの少年と同じ立場でも、きっと似たような反応をしただろう。そう思いながらも、山野は自分の仕事を全うする。
「確かに、身内からの情報にしては不可解な部分が多い。敵組織の使うAMWや行動する時間まで断定できているのに、何故その居場所だけがはっきりしないのか……私でさえ、疑わざるを得ない。言ってしまえば胡散臭い情報だ」
山野は椅子の背もたれを軋ませ、目の前の幼い助っ人要員を正面から見据えて続ける。
「だが、これらが解っているだけマシとも言える。偽の情報でなければな……そして君を呼んだのは他でもない。急で申し訳ないが、現場待機のシフトを変更させてほしい」
「明日の明朝、ですか」
「そうだ。もしも情報が真実で、敵が重武装型の機体だとすれば、我が駐屯地のAMW部隊だけで相手取るのは、正直に言って難しい。悔しいが、君たちに頼らざるを得ない」
「しかし、伏木と新湊、どちらの港に敵が潜んでいるか解らないのに……」
「君らが居ない方、新湊地区には早急に予備を含めた二個小隊、この駐屯地全てのAMW戦力を配置する。それでも多少の被害は出るだろうが……致し方ない」
「……厳しいですね」
「ああ、厳しい戦いになる可能性が高いだろう。願わくば、今日中に、警察が敵の居場所を割り出してくれないかだが……」
そのとき、デスクに備え付けられた電話がコール音を鳴り響かせた。山野が即座に受話器を持ち上げて、電話に出る。
「私だ……ああ……そうだったか……ではな」
電話の向こうの相手と数回短いやり取りをしてから、受話器を置いくと、また椅子をぎしっと軋ませて、深いため息を吐いた。そして、比乃が今の通話が何だったのかと聞きたげにしているのを察して、説明する。
「また偽のテロ予告だったようだ。予告場所には不審物が一つ転がっていただけ……今週に入ってこれで四回。捜査も進まんわけだ」
三度目のため息を吐いて、若干疲労が見える顔の山野は、うんざりしたように言い放った。
「何もかも、まるで他人の掌の上で踊らされているようだ」
***
割り当てられた個室、すでに電気は落とされ薄暗い部屋の中で、
「というわけで、深夜から伏木地区で待機任務になったよ」
宿舎に戻ってきた比乃が事の次第を説明し、最後をそう締め括った。志度は「うへぇ」と嫌そうな顔をして、作戦に対する感想を表した。
「深夜から徹夜かぁ、今から寝溜めしとかないとなぁ」
「でも……これでやっと……帰れる」
ベッドに腰掛けてそう言った心視は、この一週間、数日毎に待機と休暇を繰り返す毎日に飽き飽きしていたらしく、ようやくこの一件の終わりが見えてきたことを素直に喜んでいるようだった。けれども、反対側に座る志度は少し寂しそうな顔をしていた。
「だけどよ。これで終わりってことはダーリアとマラットともお別れってことだよな」
「それは少し……残念」
ダーリアとマラット、悪漢から助けゲームセンターで仲良くなった兄妹とは、この一週間の休暇の時間帯、あのゲームセンターでよく遊ぶ仲にまで発展していた。
新しい友人と別れになることは、比乃も少し寂しかったが、だからと言って、ずっとこの駐屯地に居るわけにはいかない。それに、彼らの父親の仕事が終わったら、どちらにせよお別れになるのだ。それが少し早まったに過ぎない。
「そんなに寂しいんだったら、僕とリアみたいに連絡先交換して文通でもすればいいじゃないか」
ちなみに、比乃は今でもアメリカ陸軍の天才伍長、リアとは今でも、メールによる文通を続けている。互いに学校で何かあっただとか、訓練での出来事や面白かったこと、愚痴などをやり取りしていた。提案された志度は「文通かぁ……」と少し考えた。
「でもあの二人、確か日本語と英語読めないんじゃなかったっけ」
「私たち……英語は書けるけどロシア語書けない」
残念そうにする二人に、比乃は「ありゃあ……」とどう声をかけたものか思案したが、特に上手い慰め言葉も浮かばなかった。
「まぁ、出会いには別れもあるってことで納得したら? 作戦が終わってからでも、ゲームセンターで別れの挨拶も出来るだろうしさ」
そう少し投げやりに言って、比乃はさっさと自分の布団に潜ってしまった。志度と心視は揃って「えー」と不服そうな声を上げたが、こうなっては仕方ないという風に、比乃に倣って薄い布団を被った。
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