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042 厳重?
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少しして持ち込まれた物は、50cm四方くらいの紙に包まれた物。
だが、その紙に違和感。
だって、日本で見るような御札なんだもん。
それを一緒に入ってきた神官みたいな人が、お祈りみたいな事をブツブツ言いながら剥がしている。
はっきり言って、不気味です。
10分くらいかけて、全ての面の御札?を剥がし終えると、中からは! 何と!
……違うタイプの御札が登場。
今度は魔法陣とかが書いてあるタイプ。
それをまたブツブツ言いながら剥がしていく。
また10分くらいで終了。長いよ!!
その下からは、六芒星?みたいなのが書かれた御札……。
はいはい、想定してましたよ。
また10分くらいかかるんでしょ?
その作業が終わると、やっと違う物が現れた。
って言っても、ただの木箱なんですけどね。
今度は職人みたいな人が神官と交代で入ってきて、それを分解している。
最初は少しドキドキして立って見てたけど、今はもう座ってます。
木箱の解体が終わると、中からは灰色の正方形が出てきた。
大きさは40cm角かな? 随分小さくなったなぁ。
職人がその灰色を削り始めた。
どうやらそこまで固くないらしい。
と言っても粘土ほど柔らかくもないようで、専用っぽい道具で削っている。
気になったので削りカスを少し手に取って、触ってみた。
う~ん、どこかで触った事があるような……。
あっ、判った。これ、釣りで使う重りだ。
って事は、これは鉛か。
「リョウスケ殿。触るのは構いませんが、高額なミスリルなので返却してくださいよ」
「えっ?! これがミスリル?!」
「そうですよ。知らなかったのですか?」
ミスリルって鉛の事かよ!
魔法とかを防ぐとか言ってたよな? 魔法って放射線なの??
いやいや、落ち着け。
これは鉛じゃないんだよ。ミスリルなんだよ。
例え同じような物体に見えても、違う物なんだ。
それに俺は見分ける方法を知らない。元素表にあるくらいしか記憶にない。
後は……鉛筆の材料?
うん、一般人なんてその程度の知識だ。
チート持って異世界転移するような主人公なら精錬方法まで知ってるかもしれないが、俺は無理。
だからこれはミスリル。それで良いじゃないか。
やっと上部が取り除かれた。
その中は……水?
あっ、思い出した。
これが聖水か。
ただの水にしか見えないけど、聖なる水なんだろうね。
シトリが不思議がって触っているけど……平気そうだな。聖水か?
「シトリ殿、触っても平気なのですか?!」
「ん~、ただの温い水ですね~」
「そ、そうですか……」
俺と悪魔以外の人達が落胆している。
やはり聖水なんだろう。そして悪魔に効果が無い事にガッカリしているのだろう。
……なんかゴメンね。俺が悪い訳じゃないけどさ。
聖水の中から王様が取り出した物は、カード!…………じゃなくてまた鉛、いやミスリルの正方形。
マトリョーシカかよっ!
いい加減、カード出せ!!
こんな事を繰り返す事1時間。
ようやくカードが現れた。
いや~長かった。
何度、途中でモフモフ要員を呼び出そうと考えた事か。
しかし、誰もカードには触れない。
って言うか、皆の視線が俺に注がれている。
俺が取れって事ですよね。判ります。
でも、本当にソロモンカードなんだよな?
違う、何かヤバいカードじゃないよな?
良し! 男は度胸!
「アンドロマリウス、カード取って」
「判りました」
アンドロマリウスが無造作にカードを取った。
そして俺に見せてくれる。ゴメンね、何か怖かったんだ。
「間違いなく、ソロモンカードです」
「みたいだね。ありがとう」
渡されたので受け取って、早速指輪に付けてみた。
すぐに登録は完了し、使える状態になる。
「えっと、どうします? 呼び出して話を聞きますか?」
「……そうだな。お願い出来るだろうか?」
「お待ちを。カードはもう1枚ありました」
えっ? マジで? ラッキー!
だが、その紙に違和感。
だって、日本で見るような御札なんだもん。
それを一緒に入ってきた神官みたいな人が、お祈りみたいな事をブツブツ言いながら剥がしている。
はっきり言って、不気味です。
10分くらいかけて、全ての面の御札?を剥がし終えると、中からは! 何と!
……違うタイプの御札が登場。
今度は魔法陣とかが書いてあるタイプ。
それをまたブツブツ言いながら剥がしていく。
また10分くらいで終了。長いよ!!
その下からは、六芒星?みたいなのが書かれた御札……。
はいはい、想定してましたよ。
また10分くらいかかるんでしょ?
その作業が終わると、やっと違う物が現れた。
って言っても、ただの木箱なんですけどね。
今度は職人みたいな人が神官と交代で入ってきて、それを分解している。
最初は少しドキドキして立って見てたけど、今はもう座ってます。
木箱の解体が終わると、中からは灰色の正方形が出てきた。
大きさは40cm角かな? 随分小さくなったなぁ。
職人がその灰色を削り始めた。
どうやらそこまで固くないらしい。
と言っても粘土ほど柔らかくもないようで、専用っぽい道具で削っている。
気になったので削りカスを少し手に取って、触ってみた。
う~ん、どこかで触った事があるような……。
あっ、判った。これ、釣りで使う重りだ。
って事は、これは鉛か。
「リョウスケ殿。触るのは構いませんが、高額なミスリルなので返却してくださいよ」
「えっ?! これがミスリル?!」
「そうですよ。知らなかったのですか?」
ミスリルって鉛の事かよ!
魔法とかを防ぐとか言ってたよな? 魔法って放射線なの??
いやいや、落ち着け。
これは鉛じゃないんだよ。ミスリルなんだよ。
例え同じような物体に見えても、違う物なんだ。
それに俺は見分ける方法を知らない。元素表にあるくらいしか記憶にない。
後は……鉛筆の材料?
うん、一般人なんてその程度の知識だ。
チート持って異世界転移するような主人公なら精錬方法まで知ってるかもしれないが、俺は無理。
だからこれはミスリル。それで良いじゃないか。
やっと上部が取り除かれた。
その中は……水?
あっ、思い出した。
これが聖水か。
ただの水にしか見えないけど、聖なる水なんだろうね。
シトリが不思議がって触っているけど……平気そうだな。聖水か?
「シトリ殿、触っても平気なのですか?!」
「ん~、ただの温い水ですね~」
「そ、そうですか……」
俺と悪魔以外の人達が落胆している。
やはり聖水なんだろう。そして悪魔に効果が無い事にガッカリしているのだろう。
……なんかゴメンね。俺が悪い訳じゃないけどさ。
聖水の中から王様が取り出した物は、カード!…………じゃなくてまた鉛、いやミスリルの正方形。
マトリョーシカかよっ!
いい加減、カード出せ!!
こんな事を繰り返す事1時間。
ようやくカードが現れた。
いや~長かった。
何度、途中でモフモフ要員を呼び出そうと考えた事か。
しかし、誰もカードには触れない。
って言うか、皆の視線が俺に注がれている。
俺が取れって事ですよね。判ります。
でも、本当にソロモンカードなんだよな?
違う、何かヤバいカードじゃないよな?
良し! 男は度胸!
「アンドロマリウス、カード取って」
「判りました」
アンドロマリウスが無造作にカードを取った。
そして俺に見せてくれる。ゴメンね、何か怖かったんだ。
「間違いなく、ソロモンカードです」
「みたいだね。ありがとう」
渡されたので受け取って、早速指輪に付けてみた。
すぐに登録は完了し、使える状態になる。
「えっと、どうします? 呼び出して話を聞きますか?」
「……そうだな。お願い出来るだろうか?」
「お待ちを。カードはもう1枚ありました」
えっ? マジで? ラッキー!
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