レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
1,632 / 1,656

子供達が最優先だからね!!

しおりを挟む
【ウイングス】のメンバーとお互いにスタンピードを乗り切った事を喜び合ってるとウイストさんが微笑みながら口を開く。



「そう言えば君は【ビーン】に寄ったかい?」



その言葉にあたしは頷き口を開く。



「寄ったって言うかスタンピードがおきて対応した後に一週間位滞在したよ」



ウイストさんはその言葉に真剣に頷き口を開く。



「なら【ビーン】を救った【灼熱の魔女】や【守護天使】と会ったかい?俺達が【ビーン】に寄った時にはもう【ビーン】を離れていて会えなかったんだ」



あたしは瞬時にフィルミナに視線を送りその後に首を左右に振り口を開く。



「会ってないね、そんなに会いたいの?」



『それはあたし達です!!』とは言えないし言いたくないんだよ!!何で自分から言われたくない二つ名を言わなきゃならんのだ!!

とか思いながらウイストさんに聞いてみるとウイストさんが何故か照れたような顔で口を開く。



「討伐者なんてものをやってるとやっぱり強い人には憧れるだろう?」



ウイストさんがそう言うとパーティーメンバーの1人がニヤニヤしながら口を開く。



「レンちゃんコイツ結構ミーーハーなんだよ、今【ビーン】で【灼熱の魔女】と【守護天使】は凄い噂になってるからな、だから会ってみたいのさ」



パーティーメンバーにそう言われてウイストさんが顔を真っ赤にして口を開く。



「お前だって会ってみたいって言ってたろ!!それに誰だって強い奴にあこがれるだろ!!」



パーティーメンバー全員と言い合いを始めたウイストさんに視線を向けあたしは不思議に思い首を傾げながら口を開く。



「あんた等だって強いよね?なのに【灼熱の魔女】や【守護天使】に会いたいんだ?」



あたしが揶揄うでもなく真剣にきいてきたのでウイストさんも真剣な顔で口を開く。



「俺達だって確かに強いと思う、だが【ビーン】の市民や討伐者や衛兵達が【灼熱の魔女】や【守護天使】達の事を言うような強さは持ち合わせてはいない、だから会ってみたいんだ」



何か意外な理由だった!!



「まあ機会があれば会えんじゃね?」



だからと言って今名乗り出たら『何言ってんだコイツ』って事になるから言わないけどね!!まあ言う気も無いけど!!



「そうだなその機会が訪れる事を願うことにしよう、それで君達はこれからどうするつもりなんだい?せっかく会ったんだから食事でもしないか?前に別れる際に『今度会ったら呑もう』と言ったしね」



あたしはその言葉に少し申し訳ない気持ちで口を開く。



「ごめん今日は予定があるから無理なんだ、今度会った時に呑むべ」



【ウイングス】のメンバーと呑むのは別に嫌じゃないんだけど今日は子供達が最優先だからね!!



「わかった、今度吞もう」



ウイストさんがそう言って離れていったのを見送りあたし達もショッピングをする為に表通りへと向かい歩き出した。



あたし達はそのまま表通りを歩き子供達と様々な物を見て『これがいい』とか『これは無いわー』とかいいながらショッピングを楽しみつつ目的の一つである【マルカス】へと向って店に着いたのでそのまま店へと入る。



「こんにちわー」



あたしが先に挨拶をしながら入るとサリスさんが何かの作業をしていていたのを止めてあたしに視線を向けて口を開く。



「いらっしゃい・・・・ってレンさんか!!約束の日に来なかったからアンナも僕も心配してたんだ!!」



「それは悪かったね」



あたしは心配してくれてたとは思わず申し訳ない気持ちになった。

しおりを挟む
感想 1,343

あなたにおすすめの小説

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

神様のお楽しみ!

ファンタジー
 気がつくと星が輝く宇宙空間にいた。目の前には頭くらいの大きさだろうか、綺麗な星が一つ。    「君は神様の仲間入りをした。だから、この星を君に任せる」  これは、新米神様に転生した少年が創造した世界で神様として見守り、下界に降りて少年として冒険したりする物語。  第一章 神編は、三十三話あります!  第二章 婚約破棄編は、二十話しかありません!(6/18(土)投稿)  第三章 転生編は、三十三話です!(6/28(火)投稿)  第四章 水の楽園編(8/1(月)投稿)  全六章にしようと思っているので、まだまだ先は長いです!    更新は、夜の六時過ぎを目安にしています!  第一章の冒険者活動、学園、飲食店の詳細を書いてないのは、単純に書き忘れと文章力のなさです。書き終えて「あっ」ってなりました。第二章の話数が少ないのも大体同じ理由です。  今書いている第四章は、なるべく細かく書いているつもりです。  ストック切れでしばらくの間、お休みします。第五章が書き終え次第投稿を再開します。  よろしくお願いしますm(_ _)m

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

食うために軍人になりました。

KBT
ファンタジー
 ヴァランタイン帝国の片田舎ダウスター領に最下階位の平民の次男として生まれたリクト。  しかし、両親は悩んだ。次男であるリクトには成人しても継ぐ土地がない。  このままではこの子の未来は暗いものになってしまうだろう。  そう思った両親は幼少の頃よりリクトにを鍛え上げる事にした。  父は家の蔵にあったボロボロの指南書を元に剣術を、母は露店に売っていた怪しげな魔導書を元に魔法を教えた。    それから10年の時が経ち、リクトは成人となる15歳を迎えた。  両親の危惧した通り、継ぐ土地のないリクトは食い扶持を稼ぐために、地元の領軍に入隊試験を受けると、両親譲りの剣術と魔法のおかげで最下階級の二等兵として無事に入隊する事ができた。  軍と言っても、のどかな田舎の軍。  リクトは退役するまで地元でのんびり過ごそうと考えていたが、入隊2日目の朝に隣領との戦争が勃発してしまう。  おまけに上官から剣の腕を妬まれて、単独任務を任されてしまった。  その任務の最中、リクトは平民に対する貴族の専横を目の当たりにする。  生まれながらの体制に甘える貴族社会に嫌気が差したリクトは軍人として出世して貴族の専横に対抗する力を得ようと立身出世の道を歩むのだった。    剣と魔法のファンタジー世界で軍人という異色作品をお楽しみください。

辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。 アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。 その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。

処理中です...