レディース異世界満喫禄

思い出して良かったよ！！

「それで今日はゆっくりできるの？」



クリスタルディアの事を話した後ティータイムを皆で楽しみながら過ごしていたらリュージュがそう聞いてきたのであたしは頷き口を開く。



「今日はリュージュと呑むむ気だったけど大丈夫かな？」



あたしがそう言うとリュージュが苦笑しながら口を開く。



「私が断ると思ってる？そんな訳ないでしょう？」



おお！なら今夜は吞み会だ！！あ！！思い出した！！



「ウォルムのギルドに用があるのを思い出したから顔を出して来るね、そんで夜に皆で呑むべ」



リュージュにも仕事があるから丁度いいべ。



「用って何？」



あたしとリュージュのやり取りを見ていたフィルミナが不思議そうな顔でそう聞いてきたのであたしは苦笑しながら口を開く。



「ギルドにオーシャンズデッドを卸すのを思い出したんだよ、月一の約束だからね」



すっかり忘れてたけどハイナさんと約束してるからね、思い出して良かったよ！！



「そう言えばオーシャンズデッドを卸してるんだったわね、なら私もギルドに付き合うわ」



フィルミナがそう言うとフィーナがニコニコしながら右手を高々に上へ上げて口を開く。



「もちろん私も行きますよ！！お姉さまが行く所には必ずついて行きます！！」



でしょうね！！フィーナはそう言うと思ったよ！！



「って事でギルドに行った後買い出しをしてくるから夜の吞み会の用意をリュージュはしなくていいからね」



心配かけたお詫びとして買い出しと料理はあたし達がやるつもりだしね！！



「わかったわ、私も手掛けている子がいるから昼は相手出来ないからそうしてもらえると助かるわ」



決定だね！！



「なら今からギルドに行ってくるよ」



「また後でね」



リュージュに見送られてあたし達はギルドへ向い店を出た。







あたし達は何事も無くギルドにつきそのままギルドへと入ると騒がしかったギルドが一瞬ににして静まり返る。

あたし達はその中を気にせず進み受付に行き見知った顔がいたのでその受付に並ぶ。



「いらっしゃいレン何か依頼を受けるのかしら？」



友達であるキャリーが微笑みながらそう言って来たのであたしは首を左右に振り口を開く。



「月一のあれを持って来たんだ、ハイナさんに会える？」



あたしがそう言うとキャリーが微笑みながら頷く。



「もちろん会えるわよ？それとフィルミナは休暇中じゃなかったの？」



あたしの隣でニコニコしてるフィルミナにそう言葉を掛けて来た。

それを聞きフィルミナが微笑みながら口を開く。



「休暇中はレンと過ごしてるのよ、レンが『アレ』をギルドに卸すって言ったから私も付き合う事にしたの」



キャリーはそれを聞いて苦笑しながら口を開く。



「その気持ちはわかりますよ、『アレ』は気になりますよね、ではご案内しますね」



キャリーが立ち上がりそう言って来たのであたし達はキャリーに連れられてハイナさんのいいる部屋まで案内してもらう事となった。



「ここに居るわ」



いつもと違う部屋に案内されてあたしが立ち止まるとキャリーがドアをノックし口を開く。



「キャリーです、お客様がいらしましたのでお連れしました」



キャリーがそう言うとドアの向こうからハイナさんの声が聞こえた。



「今は大切な事を打合せ中だから少し待っていてもらってくれるかしら」



そう聞いてきたのをききキャリーが微笑みながら口を開く。



「レンが来ました」



「入ってもらって」



なんであたしの名を出したらＯＫなのさ？