1,547 / 1,656
すぐにでもいけるじゃん!!
しおりを挟む
「待たせたわ」
打ち合わせの為にと店に向かったリュージュを見送った後、リュージュの部屋で一時間くらい待っていたらリュージュが戻って来た。
「お帰り、もう仕事はいいの?」
あたしがそう言うとリュージュは頷き口を開く。
「打ち合わせも終わったし、店を閉めてリクも帰したわ」
おお!ならすぐにでもいけるじゃん!!
「なら行くべ」
あたしがそう言うとリュージュが頷いたのであたしは【転移魔法】でハウダック王国の自宅へと転移した。
「お帰りなさいませレン様」
転移先はハウダック自宅のリビングで転移し終えてすぐにカナデが笑顔で声を掛けてきてくれた。
「ただいまカナデ、子供達は?」
リビングに子供達が居なかったのでそう聞くとカナデは微笑みながら口を開く。
「今お風呂に入っています」
「そうなんだ」
あたし達がリュージュを迎えに行ってかなりの時間が経ってるから先にお風呂に入ったのだろう。
「そっか、でもそろそろ夕飯だよね?」
外はもう暗くなってきてるので夕飯の史観だと思うんだ。
「はい、もうモツ煮は出来てますよ」
おお!それは嬉しい知らせだ!!
「プレシアに渡す分は?」
今日はプレシアに渡す分のモツ煮は別の大鍋で作って貰ってるんだ、そのほうが渡しやすいからね。
「もちろんできてますよ」
あたしはそう言うカナデの頭を撫でながら口を開く。
「なら子供達がお風呂から出てきたらご飯にしようか」
それまではのんびりと話でもしてればいいしね。
「そうね!子供達が来るまでこれでも食べてるわ!!」
・・・・・・・・・アリーヌさん?これから晩御飯だって言ってるのに何で【アイテムボックス】から串焼きを取り出して食べてるの?
「リュージュ、椅子に座って寛いで」
アリーヌが嬉しそうに串焼きを食べ始めたのをスルーしリュージュにそう声を掛けてあたしも座る。
「それにしてもこの家なんか豪華なんだけど?」
座ったリュージュが周囲を見渡しながらそう呟くのを聞きあたしは口を開く。
「多分この家にある家具はかなりの値段だと思うよ?あたしは貰ったからどれだけ掛かってるか分からないんだけどね」
でも元女王のエルミアの持ち家だったんだからここにあるテーブルだってそれなりの値段がするんじゃないかな?
「え?この家って貴女が買ったんじゃないの?」
リュージュには『あたしの家』としか言ってなかったので驚いている。
「この家はもらい物なんだよ、露天風呂付で家も大きい・・・いやぁいい物をもらったよ」
あたしがしみじみとそう言うとリュージュが戸惑いながら口を開く。
「この家をくれるなんて・・・いったい誰に貰ったのよ?」
まあ普通は家なんてもらえないもんね。
「女王様に貰ったんだよ」
まあ今は『元女王』なんだけどね!!ってリュージュ?何であたしを見て固まってるの?あたしおかしい事言ってないよ?
「そうなるわよね」
フィルミナが固まるリュージュを見てため息をついた後そう呟く。
あたしがその反応にそう答えればいいか迷っていると玄関の方からノック音が聞こえカナデが限界に向かって歩き出す。
「リュージュ・・・・・覚悟してね」
フィルミナが真剣な顔でそうリュージュに言うと、リュージュは首を傾げて口を開く。
「覚悟?何を?」
とそう言った時にカナデがプレシアとエルミアを連れて戻って来た。
「いらっしゃい2人供」
あたしが笑顔で2人を出迎えると、リュージュが急いでフィルミナの後ろに隠れる。
・・・・・・・・・・そう言えばあたしも初めてリビングに会った時同じ反応されたね。
打ち合わせの為にと店に向かったリュージュを見送った後、リュージュの部屋で一時間くらい待っていたらリュージュが戻って来た。
「お帰り、もう仕事はいいの?」
あたしがそう言うとリュージュは頷き口を開く。
「打ち合わせも終わったし、店を閉めてリクも帰したわ」
おお!ならすぐにでもいけるじゃん!!
「なら行くべ」
あたしがそう言うとリュージュが頷いたのであたしは【転移魔法】でハウダック王国の自宅へと転移した。
「お帰りなさいませレン様」
転移先はハウダック自宅のリビングで転移し終えてすぐにカナデが笑顔で声を掛けてきてくれた。
「ただいまカナデ、子供達は?」
リビングに子供達が居なかったのでそう聞くとカナデは微笑みながら口を開く。
「今お風呂に入っています」
「そうなんだ」
あたし達がリュージュを迎えに行ってかなりの時間が経ってるから先にお風呂に入ったのだろう。
「そっか、でもそろそろ夕飯だよね?」
外はもう暗くなってきてるので夕飯の史観だと思うんだ。
「はい、もうモツ煮は出来てますよ」
おお!それは嬉しい知らせだ!!
「プレシアに渡す分は?」
今日はプレシアに渡す分のモツ煮は別の大鍋で作って貰ってるんだ、そのほうが渡しやすいからね。
「もちろんできてますよ」
あたしはそう言うカナデの頭を撫でながら口を開く。
「なら子供達がお風呂から出てきたらご飯にしようか」
それまではのんびりと話でもしてればいいしね。
「そうね!子供達が来るまでこれでも食べてるわ!!」
・・・・・・・・・アリーヌさん?これから晩御飯だって言ってるのに何で【アイテムボックス】から串焼きを取り出して食べてるの?
「リュージュ、椅子に座って寛いで」
アリーヌが嬉しそうに串焼きを食べ始めたのをスルーしリュージュにそう声を掛けてあたしも座る。
「それにしてもこの家なんか豪華なんだけど?」
座ったリュージュが周囲を見渡しながらそう呟くのを聞きあたしは口を開く。
「多分この家にある家具はかなりの値段だと思うよ?あたしは貰ったからどれだけ掛かってるか分からないんだけどね」
でも元女王のエルミアの持ち家だったんだからここにあるテーブルだってそれなりの値段がするんじゃないかな?
「え?この家って貴女が買ったんじゃないの?」
リュージュには『あたしの家』としか言ってなかったので驚いている。
「この家はもらい物なんだよ、露天風呂付で家も大きい・・・いやぁいい物をもらったよ」
あたしがしみじみとそう言うとリュージュが戸惑いながら口を開く。
「この家をくれるなんて・・・いったい誰に貰ったのよ?」
まあ普通は家なんてもらえないもんね。
「女王様に貰ったんだよ」
まあ今は『元女王』なんだけどね!!ってリュージュ?何であたしを見て固まってるの?あたしおかしい事言ってないよ?
「そうなるわよね」
フィルミナが固まるリュージュを見てため息をついた後そう呟く。
あたしがその反応にそう答えればいいか迷っていると玄関の方からノック音が聞こえカナデが限界に向かって歩き出す。
「リュージュ・・・・・覚悟してね」
フィルミナが真剣な顔でそうリュージュに言うと、リュージュは首を傾げて口を開く。
「覚悟?何を?」
とそう言った時にカナデがプレシアとエルミアを連れて戻って来た。
「いらっしゃい2人供」
あたしが笑顔で2人を出迎えると、リュージュが急いでフィルミナの後ろに隠れる。
・・・・・・・・・・そう言えばあたしも初めてリビングに会った時同じ反応されたね。
246
お気に入りに追加
1,282
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
神様のお楽しみ!
薫
ファンタジー
気がつくと星が輝く宇宙空間にいた。目の前には頭くらいの大きさだろうか、綺麗な星が一つ。
「君は神様の仲間入りをした。だから、この星を君に任せる」
これは、新米神様に転生した少年が創造した世界で神様として見守り、下界に降りて少年として冒険したりする物語。
第一章 神編は、三十三話あります!
第二章 婚約破棄編は、二十話しかありません!(6/18(土)投稿)
第三章 転生編は、三十三話です!(6/28(火)投稿)
第四章 水の楽園編(8/1(月)投稿)
全六章にしようと思っているので、まだまだ先は長いです!
更新は、夜の六時過ぎを目安にしています!
第一章の冒険者活動、学園、飲食店の詳細を書いてないのは、単純に書き忘れと文章力のなさです。書き終えて「あっ」ってなりました。第二章の話数が少ないのも大体同じ理由です。
今書いている第四章は、なるべく細かく書いているつもりです。
ストック切れでしばらくの間、お休みします。第五章が書き終え次第投稿を再開します。
よろしくお願いしますm(_ _)m
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
辺境の最強魔導師 ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~
日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。
アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。
その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる