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本気の目をしてるから言えない!!
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喜ぶ2人を見てあたしは口を開く。
「モツ煮には酒が合うんだよね」
あたしがそう言うと喜ぶ2人は動きを止めて真剣な顔であたしに視線を向ける。
「多分キンキンに冷やしたエールがいいんじゃなかな?」
向こうではお酒が飲めなかったから何とも言えないけど、大人がモツ煮を食べながらビールを飲んでるのを何度か見た覚えがあるから多分会うはず!!それとイメージ的には日本酒も合いそうだけどこの世界に日本酒は無いからね!!・・・・・・・・あ!!
あたしは【アイテムボックス】からに神酒を取り出してグラスに注ぎモツ煮を食べた後一口神酒を呑んでみる。
「・・・・・・めっちゃ合うじゃん」
これはとても素晴らしい発見をしたよ!!これからモツ煮を食べる時は神酒が必須だ!!
「レン・・・その・・・・・私達も試してみていい?」
モジモジしながらプレシアが言って来たのであたしは頷く。
其々のグラスに神酒を注ぐとプレシア達はあたしがやったみたいにモツ煮を食べた後に神酒を口にして感動しているのか体を震わせている。
「レン・・・」
何とか現実に戻ってきたエルミアがあたしの名を呼んだのでエルミアを見ると、エルミアが真剣な顔で口を開く。
「神酒を少し分けてもらえないかしら?」
そうなるよね!とは思ったけどあたしは表情を変えずに口を開く。
「それは無理なんだ」
理由は単純、他の容器に入れて運ぼうとすると中身がいつの間にかなくなってるからだ。
「前にケインに分けてあげようと思ってメイシェル王国の城で神酒を入れた酒瓶を置いてきた事があったんだけど、ケインが呑もうとしたらなくなってたんだ」
こうして一緒に吞むのは大丈夫みたいなんだけど、あたしから離れると無くなるようだった。
多分神様達が何かしらの制限を掛けてるんだと思う、なにせ神酒って言うくらいのお酒だからね。
エルミアはあたしの説明を聞き少し残念そうな顔でため息をついた後口を開く。
「冷やしたエールもこの料理に合うのね?そっちを帰ったら試してみるわ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・向こうで飲みながらモツ煮を食べた事が無いから『おそらくは』って言えない!!目がもう本気の目をしてるから言えない!!
「うん・・・・ソウダトオモウヨ」
お願いだからモツ煮とキンキンに冷えたエールが合いますように!!
「レン様」
エルミアと話をしていたらカナデが立ち上がりあたしの名を呼んだので視線を向ける。
「食事も終わりましたので洗い物を済ませ次第アズエルへと戻ります」
あ!そう言えばさっきそんなふうに話がまとまってたね!
「洗い物はあたしがやろうか?」
そう聞くとカナデが首を左右に振り口を開く。
「私がやります、レン様は皆様とお風呂に入った後晩酌をお楽しみください」
そう言って食器をキッチンに運びはじめたのであたし達はカナデに甘えてお風呂に入る。
「レン、今日はごめんなさい」
お風呂につかり温泉を堪能していると一緒に入っているアリーヌがそう声を掛けて来た。
「もう気にしてないよ」
あたしがそう言うとアリーヌが口を開く。
「でも気を付けるわ、もう夕飯抜きとかは言われたくないから」
・・・・・・・・・・その言葉に予想以上の効果があったとは思わなかったよ!!
「やっぱり仲がいいわね2人供」
あたしとアリーヌのやり取りを見ていた思わなかったプレシアがニコニコしながらそう言って来たのであたしは苦笑るすしかなかった。
「モツ煮には酒が合うんだよね」
あたしがそう言うと喜ぶ2人は動きを止めて真剣な顔であたしに視線を向ける。
「多分キンキンに冷やしたエールがいいんじゃなかな?」
向こうではお酒が飲めなかったから何とも言えないけど、大人がモツ煮を食べながらビールを飲んでるのを何度か見た覚えがあるから多分会うはず!!それとイメージ的には日本酒も合いそうだけどこの世界に日本酒は無いからね!!・・・・・・・・あ!!
あたしは【アイテムボックス】からに神酒を取り出してグラスに注ぎモツ煮を食べた後一口神酒を呑んでみる。
「・・・・・・めっちゃ合うじゃん」
これはとても素晴らしい発見をしたよ!!これからモツ煮を食べる時は神酒が必須だ!!
「レン・・・その・・・・・私達も試してみていい?」
モジモジしながらプレシアが言って来たのであたしは頷く。
其々のグラスに神酒を注ぐとプレシア達はあたしがやったみたいにモツ煮を食べた後に神酒を口にして感動しているのか体を震わせている。
「レン・・・」
何とか現実に戻ってきたエルミアがあたしの名を呼んだのでエルミアを見ると、エルミアが真剣な顔で口を開く。
「神酒を少し分けてもらえないかしら?」
そうなるよね!とは思ったけどあたしは表情を変えずに口を開く。
「それは無理なんだ」
理由は単純、他の容器に入れて運ぼうとすると中身がいつの間にかなくなってるからだ。
「前にケインに分けてあげようと思ってメイシェル王国の城で神酒を入れた酒瓶を置いてきた事があったんだけど、ケインが呑もうとしたらなくなってたんだ」
こうして一緒に吞むのは大丈夫みたいなんだけど、あたしから離れると無くなるようだった。
多分神様達が何かしらの制限を掛けてるんだと思う、なにせ神酒って言うくらいのお酒だからね。
エルミアはあたしの説明を聞き少し残念そうな顔でため息をついた後口を開く。
「冷やしたエールもこの料理に合うのね?そっちを帰ったら試してみるわ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・向こうで飲みながらモツ煮を食べた事が無いから『おそらくは』って言えない!!目がもう本気の目をしてるから言えない!!
「うん・・・・ソウダトオモウヨ」
お願いだからモツ煮とキンキンに冷えたエールが合いますように!!
「レン様」
エルミアと話をしていたらカナデが立ち上がりあたしの名を呼んだので視線を向ける。
「食事も終わりましたので洗い物を済ませ次第アズエルへと戻ります」
あ!そう言えばさっきそんなふうに話がまとまってたね!
「洗い物はあたしがやろうか?」
そう聞くとカナデが首を左右に振り口を開く。
「私がやります、レン様は皆様とお風呂に入った後晩酌をお楽しみください」
そう言って食器をキッチンに運びはじめたのであたし達はカナデに甘えてお風呂に入る。
「レン、今日はごめんなさい」
お風呂につかり温泉を堪能していると一緒に入っているアリーヌがそう声を掛けて来た。
「もう気にしてないよ」
あたしがそう言うとアリーヌが口を開く。
「でも気を付けるわ、もう夕飯抜きとかは言われたくないから」
・・・・・・・・・・その言葉に予想以上の効果があったとは思わなかったよ!!
「やっぱり仲がいいわね2人供」
あたしとアリーヌのやり取りを見ていた思わなかったプレシアがニコニコしながらそう言って来たのであたしは苦笑るすしかなかった。
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