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気に入らない奴は秒でぶん殴るし!!
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「やっぱりこのお酒は美味しいわ」
プレシアとエルミアが来てから飲み会を再開し神酒を吞んだエルミアがうっとりとした顔でそう呟く。
「だよねぇ」
あたしも神酒を吞みながら頷く。
「レン」
暫く静かに呑んでいるとプレシアが真剣な顔であたしの名を呼ぶ。
「ん?」
ん?何?何かあったの?そんな真剣な顔であたしを見て?
「貴女本当にハウダック王国に休暇に来たの?」
「へ?」
・・・・・・・・・・・・何でそんなに真剣な顔で聞くの?
「そうだよ?子供達とゆっくりしたいなって思ってるよ」
あたしががそう言うとプレシアが口を開く。
「今日の事・・・・報告があったわ」
アレは仕方ないじゃん?それに衛兵さん達を呼ぶことになるとは思ってなかったんだよ!!
「あれは美味い飯屋を尋ねたらああなったんだよ」
あたしがそう言うとプレシアは嬉しそうに微笑む。
「え?何?」
何その微笑みは?あたし変な事言ってないよね?と思っているとプレシアは口を開く。
「経緯は聞いてるわ、やっぱり貴女らしいなと思ってね」
その言葉にあたしは首を傾げる。
「私と初めて会った時も似たようなものだったでしょ?あの時貴女に助けてもらわなければ女王になるどころか生きてはいなかったんだし」
あたしはその言葉に首を振る。
「プレシアを助けたのはギンガだよ」
あの時ギンガが何か起ってる事に気がつき走って行ってプレシアを助けたんだしね。
「そうだけど、それだけじゃないでしょ?貴女は本当に初めて会った時から変わらないわね」
あたしを見て『クスクス』と笑うプレシアを見て思わず溜息をつく。
「それって全然成長してないって事?」
それは否定できないんだけどね!!
「違うわ、貴女はいつも優しいって事よ」
あたしは優しくなんてないよ?我儘なだけだよ?気に入らない奴は秒でぶん殴るし!!
そんなあたし達のやり取りを見ていたエルミアが神酒を呑みながら微笑みながら口を開く。
「本当に仲がいいわね」
そこは否定しないけど何でこのやり取りだけでそう言えるの?って思ったらエルミアが笑い出す。
「レン?貴女顔に出すぎよ」
「う」
エルミアの指摘に何も言えなくなるあたしを見て此処にいいる全員が笑い出す。
「そんなにわかりやすい?」
あたしがエルミアにそう聞くとエルミアが速攻で頷く。
「ええものすごく」
即答?さすがにそれは傷つくんですけど!!と思っているとそれを聞いた皆がまた笑いだした。
その後も少しお酒を楽しんでいるとプレシアが真剣な顔になり口を開く。
「それで話は変わるけど昨日の件の続報よ」
そんお言葉にあたしも酒を呑むのをやめてプレシアに視線を向ける。
「まあ1日でそんなに捜査が進むわけではないんだけどね」
まあそれは当然だと思う、と思い頷き視線を向けているとプレシアが口を開く。
「捕らえたボロッカスから王都にある数点の拠点の場所を聞き出す事が出来たわ」
ん?
「・・・・・・・・・ボロッカスって誰?」
聞いた覚えのない名前なんだけど?と思ってそう聞くとプレシアが驚いた顔になり口を開く。
「レン・・・・・貴女が捕まえてくれた窃盗犯のリーダーの名よ?知らなかったの?」
「うん」
あたしがそう言うとプレシアは思いっきり溜息をつく。
「だって初めて会った後に喧嘩状態になったんだよ?名前なんか聞く時間は無かったんだよ」
あたしの対応は間違ってないよね?
プレシアとエルミアが来てから飲み会を再開し神酒を吞んだエルミアがうっとりとした顔でそう呟く。
「だよねぇ」
あたしも神酒を吞みながら頷く。
「レン」
暫く静かに呑んでいるとプレシアが真剣な顔であたしの名を呼ぶ。
「ん?」
ん?何?何かあったの?そんな真剣な顔であたしを見て?
「貴女本当にハウダック王国に休暇に来たの?」
「へ?」
・・・・・・・・・・・・何でそんなに真剣な顔で聞くの?
「そうだよ?子供達とゆっくりしたいなって思ってるよ」
あたしががそう言うとプレシアが口を開く。
「今日の事・・・・報告があったわ」
アレは仕方ないじゃん?それに衛兵さん達を呼ぶことになるとは思ってなかったんだよ!!
「あれは美味い飯屋を尋ねたらああなったんだよ」
あたしがそう言うとプレシアは嬉しそうに微笑む。
「え?何?」
何その微笑みは?あたし変な事言ってないよね?と思っているとプレシアは口を開く。
「経緯は聞いてるわ、やっぱり貴女らしいなと思ってね」
その言葉にあたしは首を傾げる。
「私と初めて会った時も似たようなものだったでしょ?あの時貴女に助けてもらわなければ女王になるどころか生きてはいなかったんだし」
あたしはその言葉に首を振る。
「プレシアを助けたのはギンガだよ」
あの時ギンガが何か起ってる事に気がつき走って行ってプレシアを助けたんだしね。
「そうだけど、それだけじゃないでしょ?貴女は本当に初めて会った時から変わらないわね」
あたしを見て『クスクス』と笑うプレシアを見て思わず溜息をつく。
「それって全然成長してないって事?」
それは否定できないんだけどね!!
「違うわ、貴女はいつも優しいって事よ」
あたしは優しくなんてないよ?我儘なだけだよ?気に入らない奴は秒でぶん殴るし!!
そんなあたし達のやり取りを見ていたエルミアが神酒を呑みながら微笑みながら口を開く。
「本当に仲がいいわね」
そこは否定しないけど何でこのやり取りだけでそう言えるの?って思ったらエルミアが笑い出す。
「レン?貴女顔に出すぎよ」
「う」
エルミアの指摘に何も言えなくなるあたしを見て此処にいいる全員が笑い出す。
「そんなにわかりやすい?」
あたしがエルミアにそう聞くとエルミアが速攻で頷く。
「ええものすごく」
即答?さすがにそれは傷つくんですけど!!と思っているとそれを聞いた皆がまた笑いだした。
その後も少しお酒を楽しんでいるとプレシアが真剣な顔になり口を開く。
「それで話は変わるけど昨日の件の続報よ」
そんお言葉にあたしも酒を呑むのをやめてプレシアに視線を向ける。
「まあ1日でそんなに捜査が進むわけではないんだけどね」
まあそれは当然だと思う、と思い頷き視線を向けているとプレシアが口を開く。
「捕らえたボロッカスから王都にある数点の拠点の場所を聞き出す事が出来たわ」
ん?
「・・・・・・・・・ボロッカスって誰?」
聞いた覚えのない名前なんだけど?と思ってそう聞くとプレシアが驚いた顔になり口を開く。
「レン・・・・・貴女が捕まえてくれた窃盗犯のリーダーの名よ?知らなかったの?」
「うん」
あたしがそう言うとプレシアは思いっきり溜息をつく。
「だって初めて会った後に喧嘩状態になったんだよ?名前なんか聞く時間は無かったんだよ」
あたしの対応は間違ってないよね?
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