レディース異世界満喫禄

日の丸

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『はい』としか言えません!!

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メリオールさんの説明に納得したあたしは微笑みながら口を開く。



「納得したよ、でも夜までに犯人からの聞き取り調査が終わるかどうかはわからないよ?」



あたし達が角刈強面をプレシア達に渡したのが昼前で今は夕方だけどそんなに早くは聞き取りなんか終わらないだろからね。



「もちろんわかっておりますよ」



真剣な顔で頷いた後苦笑しながら口を開く。



「あの子・・・・エルスは心配なんですよ」



ん?



「え?何が?」



何が心配なのかわかんないんだけど?と思ってそう聞くと苦笑しながら口を開く。



「『温泉旅行でのんびりするんだ!』と言っていた主人が旅行先で窃盗犯を捕まえたと聞いた時に物凄く動揺していましたよ?」



心配かけてごめんなさいエルスさん!!でも今回はあたし何も悪くないよ?向こうから近いて来て結果捕まえたんだよ!!



「なのでエルスが来た時に説明をお願いしますね」



「はい」



もうね・・・・・『はい』としか言えません!!



あたし達はその後夜までのんびりとして夕飯とお風呂を楽しんだ後エルスさんがやって来た。



「こんばんわレン様」



そう言いながら笑顔で入って来るエルスさんを見てあたしは頷き口を開く。



「いらっしゃいエルスさん、お仕事ご苦労様ね」



あたしの言葉に微笑みながら口を開く。



「お気になさらず、メリオールから大体の事は聞きましたが直接お話を聞いた方がいいと判断し参りました、お話をお聞かせください」



あたしはその言葉に頷き今日あった事をエルスさんに隠さず全部話す。



「って事なんだ」



エルスさんはあたしの話を聞き終わり少し考えた後大きなため息をつき口を開く。



「怪我はありませんね?」



真剣な顔でそう聞いてきたのであたしは頷く。



「メリオールから話を聞いてかなり驚きました」



その言葉にあたしは苦笑しながら口を開く。



「あたしだって驚いたさ、でも逃がす訳にはいかなかったからね」



その言葉にエルスさんが頷き口を開く。



「レン様のお陰で窃盗犯は捕まえる事が出来ましたしね、そう言えば盗まれた【プロメテウス】だどうなるのですか?」



あ!それについて説明してなかったね!!



「少ししたら戻って来るよ」



あたしがそう言うとエルスさんはホッとした顔になった。

それからエルスさんと色々な事を話していたら玄関の方からノック音がした。



「私が行きます」



カナデがそう言って玄関へと向かって行き、少ししたら戻って来た。



「こんばんわレン」



プレシアとエルミアを連れて。





「あれ?今日は遅かったね?無理してこなくてもよかったのに」



確かに昨日『出来るだけ一緒に過ごしましょう』とは言ったけど無理してまで時間を作らなくてもいんだよ?



「遅くなったのは取り調べをしている者達から得た情報を纏めていたからよ、出来るだけ早く伝えたかったの」



え?あたし達の為にこんな時間まで仕事をしていてくれたんだね、なんか悪い気がする。



「それは丁度いいや、エルスさんも来てくれたしね」



あたしがそう言うとプレシア達とエルスさんが見つめ合った後お互いに頭を下げてそれから苦笑した後向かい合うようにソファーに座りエルスさんが真剣な顔で口を開く。



「早速ですがお聞かせ願いますか?」



エルスさんの言葉にプレシアが頷き手に持っていた書類をエルスさんに差し出しそれから口を開く。



「今回レンが捕まえてくれた窃盗犯の商会なのですが、正確には『商会』ではなく『グループ』と言った方がいいような連中でした」



・・・・・・・・・・・どう言う事?
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