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胡散臭っ!!
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ストーカー男の言葉をききあたしは口を開く。
「で?すれ違っただけなのに何で声をかけてきたのさ?」
あたしがそう聞くとストーカー男はフィルミナを見ながら微笑み口を開く。
「そちらの方が『【カグヤ商会】で【プロメテウス】の実物を見たかったわ』と言っていたのを聞いてね、それで声をかけさせてもらった」
はいコイツは【カグヤ商会】ではすれ違ってないことがわかりました!!フィルミナがその言葉を言ったのは【カグヤ商会】を出て店から離れた場所で言った言葉だ、で!!そこでフィルミナの言葉を聞いて後をつけて来たって事になる。
「何で声をかけてきたのさ?」
ストーカー男の目的がわからなければどう対処して良いかわからないからそう訊ねてみる。
「少し見ていたけど君達はかなり裕福みたいだね?さっき話していた【プロメテウス】が欲しくないか?」
・・・・・・・・・・・・・・ん?どう言う事?
「は?」
あたしが首を傾げるとストーカー男が微笑みながら口を開く。
「俺はある商会で働いているんだけどそこで【プロメテウス】を仕入れたんだよ、だからそれ相応のお金を払ってもらえれば君達に売る事が出来る」
・・・・・・・・・・・もしかしてコイツ?
「でも確か【プロメテウス】って【カグヤ商会】の独占販売の物だよね?確かそう聞いたよ?」
エルスさんも他の商会に卸す事はしないはずだし、むしろ他の商会に卸す物があるのなら各支店にもっていった方がいいからね。
そう思ってそう言ったらストーカー男が口を開く。
「【カグヤ商会】のオーナーとはかなり仲良くしていてね、その伝手でうちの商会におろしてもらってるのさ」
ハイ確定!!こいつ等がハウダック王国の支店に泥棒に入った連中だ!!と思い微笑み口を開く。
「それはいい話を聞いたよ!ぜひ【プロメテウス】が欲しかったんだ!!物が見たいから案内してくれる?」
ストーカー男はあたしの反応に気を良くして口を開く。
「話が早くて良かった!それじゃあ店に案内するよ」
そう言って歩き出そうとするストーカー男にあたしは声を掛ける。
「少し待ってもらっていいかな?」
そう言った後あたしは一緒に来ているメリオールさんに視線を向けて口を開く。
「メリオールさん、悪いけど子供達と表通りに戻って買い物を再開してもらっていいかな?これから【プロメテウス】を買う為に難しい話をしなきゃいけないから子供達が退屈しちゃうと思うんだ、だから子供達と買い物を楽しんで欲しい、それとカナデも一緒について行って」
というのは建前で本当は何があるかわからない所に行くんだから連れていく事は出来ないからね。
カナデはメリオールさんと子供達の護衛、それと何にかあった時に『あたしに声を届ける事が出来る』って事も出来るから一緒に行ってもらう。
「「畏まりました」」
メリオールさんとカナデが納得してくれたのを見てストーカー男に声を掛ける。
「これでいいよ、さあ行こうか」
あたしの言葉に頷きストーカー男が歩き出し、あたし達はその後について行くことにした。
「ここだよ」
ストーカー男について行って所は裏通りを進んで更に奥へ・・・人通りのいない場所へと向かい連れて行かれたのは薄汚れた外見の少し大きめの倉庫。
「これって倉庫だよね?店に連れて行ってくれるんじゃなかったの?」
その言葉を聞きストーカー男が口を開く。
「ここがその商会なんだよ、うちの商会はそんなに大きくないからここういう場所にしか店を置けないんだよ」
胡散臭っ!!
「で?すれ違っただけなのに何で声をかけてきたのさ?」
あたしがそう聞くとストーカー男はフィルミナを見ながら微笑み口を開く。
「そちらの方が『【カグヤ商会】で【プロメテウス】の実物を見たかったわ』と言っていたのを聞いてね、それで声をかけさせてもらった」
はいコイツは【カグヤ商会】ではすれ違ってないことがわかりました!!フィルミナがその言葉を言ったのは【カグヤ商会】を出て店から離れた場所で言った言葉だ、で!!そこでフィルミナの言葉を聞いて後をつけて来たって事になる。
「何で声をかけてきたのさ?」
ストーカー男の目的がわからなければどう対処して良いかわからないからそう訊ねてみる。
「少し見ていたけど君達はかなり裕福みたいだね?さっき話していた【プロメテウス】が欲しくないか?」
・・・・・・・・・・・・・・ん?どう言う事?
「は?」
あたしが首を傾げるとストーカー男が微笑みながら口を開く。
「俺はある商会で働いているんだけどそこで【プロメテウス】を仕入れたんだよ、だからそれ相応のお金を払ってもらえれば君達に売る事が出来る」
・・・・・・・・・・・もしかしてコイツ?
「でも確か【プロメテウス】って【カグヤ商会】の独占販売の物だよね?確かそう聞いたよ?」
エルスさんも他の商会に卸す事はしないはずだし、むしろ他の商会に卸す物があるのなら各支店にもっていった方がいいからね。
そう思ってそう言ったらストーカー男が口を開く。
「【カグヤ商会】のオーナーとはかなり仲良くしていてね、その伝手でうちの商会におろしてもらってるのさ」
ハイ確定!!こいつ等がハウダック王国の支店に泥棒に入った連中だ!!と思い微笑み口を開く。
「それはいい話を聞いたよ!ぜひ【プロメテウス】が欲しかったんだ!!物が見たいから案内してくれる?」
ストーカー男はあたしの反応に気を良くして口を開く。
「話が早くて良かった!それじゃあ店に案内するよ」
そう言って歩き出そうとするストーカー男にあたしは声を掛ける。
「少し待ってもらっていいかな?」
そう言った後あたしは一緒に来ているメリオールさんに視線を向けて口を開く。
「メリオールさん、悪いけど子供達と表通りに戻って買い物を再開してもらっていいかな?これから【プロメテウス】を買う為に難しい話をしなきゃいけないから子供達が退屈しちゃうと思うんだ、だから子供達と買い物を楽しんで欲しい、それとカナデも一緒について行って」
というのは建前で本当は何があるかわからない所に行くんだから連れていく事は出来ないからね。
カナデはメリオールさんと子供達の護衛、それと何にかあった時に『あたしに声を届ける事が出来る』って事も出来るから一緒に行ってもらう。
「「畏まりました」」
メリオールさんとカナデが納得してくれたのを見てストーカー男に声を掛ける。
「これでいいよ、さあ行こうか」
あたしの言葉に頷きストーカー男が歩き出し、あたし達はその後について行くことにした。
「ここだよ」
ストーカー男について行って所は裏通りを進んで更に奥へ・・・人通りのいない場所へと向かい連れて行かれたのは薄汚れた外見の少し大きめの倉庫。
「これって倉庫だよね?店に連れて行ってくれるんじゃなかったの?」
その言葉を聞きストーカー男が口を開く。
「ここがその商会なんだよ、うちの商会はそんなに大きくないからここういう場所にしか店を置けないんだよ」
胡散臭っ!!
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