レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
1,422 / 1,656

これも言っておかないとね!!

しおりを挟む

「それで話したい事なんだけど2人は自分の中に今までなかった『力』に気がついてる?」



その言葉にシン達は驚いた顔をした後目を閉じて黙り込む。

あたしは何もせず2人を見ているとミズキが瞼を開き口を開く。



「確かに今まで感じた事のない力がございますがこれは何なのでしょうか?」



シンも瞼を開きあたしを見る。



「その力は『神気』だよ実は・・・・」



あたしは神様達とのやり取りをシン達に聞かせ、シン達は驚いた後目を輝かせた。



「それはありがたいですね!!レン様がお怪我をしても我々が癒す事が出来ます!!」



シンがそう言うとミズキもシンの言葉に何度も頷き口を開く。



「これでもっとレン様のお役に立つことが出来いますね!!ありがとうございます神様!!」



2人の反応を見て苦笑しながら口を開く。



「それともう1つ話があるんだ」



シンとミズキは真剣な顔に戻りあたしに視線を向けてきたのであたしは口を開く。



「加護の話なんだけど、エルスさん達も加護を与えられたらしくてねエルスさん達も【回復魔法】を使えるようになった」



シンとミズキはあたしを見たまま何も言葉を発しなかったのでそのまま話を続ける。



「これはもうライとミレーヌにはいっているんだけど、一か月後までにに何もなければ護衛を終わらせる、そしてシン達にはエルスさん達が出かける時に護衛としてついて行って欲しいんだ」



シン達は【神の巫女】の危険性は知っているので説明は不要と思いそう言うとシン達は真剣な顔で頷く。



「エルスさん達は戦闘に不慣れですから、もしもの時の為に我々が守るという事ですね?」



シンの問いにあたしは頷き口を開く。



「エルスさん達は【カグヤ商会】の事で色んな所に出かけるからね、ガルド達に頼もうかと思ったけど

、シン達の方が確実だからね」



あたしがそう言うとシンとミズキは嬉しそうに微笑んだ後シンが口を開く。



「私達を信用してくださり嬉しく思います、レン様のご期待を裏切らない事を此処に誓わせていただきます」



嬉しそうに一礼しながらそう言うシンの後にミズキも微笑みながらメイド服のスカートをつまみ優雅にカーテーシーをして口を開く。



「レン様の望みを確実に叶えて見せましょう、私の誇りにかけて」



そう言って来る2人を見て苦笑しながら口を開く。



「あまり気負わなくていいよ、皆はエルスさん達と一緒に居てくれればそれでいいんだからね」



それだけでとても安心できるんだよ。



「まあこの話は何も起きなくてアルセムの重要人物の護衛を終わらせてからの事なんだけどね」



まだ先の話ではあるんだけどね、でもしっかりと伝えておかないといけないからね!!



「あ」



もう一つ伝えておかないといけない事があった!!



「それと一か月後に皆でバウダック王国に行ってのんびりする事になってるからね」



これも言っておかないとね!!



「のんびり・・・・ですか?」



・・・・・・・シンさん?何でそんなに不思議そうな顔をするんですか?あたしはいつも『のんびりしたい』って言ってるよね?



「シン、私達はレン様の行く所について行くのみですよ?そこで何かがあれば私達がレン様の代わりに対処すればいいのです」



・・・・・・・・・・・・・ミズキさん?何であたしが出掛ければ何か起こると思ってるんですか?その考えはおかしいと思うんだけど?



「シン、ミズキ、安心していいわよ、私がしっかりと見張っておくから」



・・・・・・・・・・・・アリーヌさん?あたしは悪戯っ子じゃないんだよ?なんで『見張っておく』ってなるのさ?おかしくね?



「あたしは皆に心配されるほど子供じゃないよ?」



・・・・・・・・・・・・・・何で視線を逸らすのさアリーヌさん?

しおりを挟む
感想 1,343

あなたにおすすめの小説

地上最強ヤンキーの転生先は底辺魔力の下級貴族だった件

フランジュ
ファンタジー
地区最強のヤンキー・北条慎吾は死後、不思議な力で転生する。 だが転生先は底辺魔力の下級貴族だった!? 体も弱く、魔力も低いアルフィス・ハートルとして生まれ変わった北条慎吾は気合と根性で魔力差をひっくり返し、この世界で最強と言われる"火の王"に挑むため成長を遂げていく。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。 アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。 その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。

誰にでもできる異世界救済 ~【トライ&エラー】と【ステータス】でニートの君も今日から勇者だ!~

平尾正和/ほーち
ファンタジー
引きこもりニート山岡勝介は、しょーもないバチ当たり行為が原因で異世界に飛ばされ、その世界を救うことを義務付けられる。罰として異世界勇者的な人外チートはないものの、死んだらステータスを維持したままスタート地点(セーブポイント)からやり直しとなる”死に戻り”と、異世界の住人には使えないステータス機能、成長チートとも呼べる成長補正を駆使し、世界を救うため、ポンコツ貧乳エルフとともにマイペースで冒険する。 ※『死に戻り』と『成長チート』で異世界救済 ~バチ当たりヒキニートの異世界冒険譚~から改題しました

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

巻き込まれて気づけば異世界 ~その配達員器用貧乏にて~

細波
ファンタジー
(3月27日変更) 仕事中に異世界転移へ巻き込まれたオッサン。神様からチートもらってやりたいように生きる… と思ってたけど、人から頼まれる。神から頼まれる。自分から首をつっこむ! 「前の世界より黒くないし、社畜感無いから余裕っすね」 周りの人も神も黒い! 「人なんてそんなもんでしょ? 俺だって黒い方だと思うし」 そんな元オッサンは今日も行く!

生臭坊主の異世界転生 死霊術師はスローライフを送れない

しめさば
ファンタジー
急遽異世界へと転生することになった九条颯馬(30) 小さな村に厄介になるも、生活の為に冒険者に。 ギルドに騙され、与えられたのは最低ランクのカッパープレート。 それに挫けることなく日々の雑務をこなしながらも、不慣れな異世界生活を送っていた。 そんな九条を優しく癒してくれるのは、ギルドの担当職員であるミア(10)と、森で助けた狐のカガリ(モフモフ)。 とは言えそんな日常も長くは続かず、ある日を境に九条は人生の転機を迎えることとなる。 ダンジョンで手に入れた魔法書。村を襲う盗賊団に、新たなる出会い。そして見直された九条の評価。 冒険者ギルドの最高ランクであるプラチナを手にし、目標であるスローライフに一歩前進したかのようにも見えたのだが、現実はそう甘くない。 今度はそれを利用しようと擦り寄って来る者達の手により、日常は非日常へと変化していく……。 「俺は田舎でモフモフに囲まれ、ミアと一緒にのんびり暮らしていたいんだ!!」 降りかかる火の粉は魔獣達と死霊術でズバッと解決! 面倒臭がりの生臭坊主は死霊術師として成り上がり、残念ながらスローライフは送れない。 これは、いずれ魔王と呼ばれる男と、勇者の少女の物語である。

処理中です...