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戸惑うよね!!
しおりを挟む「ただいまー」
コーリアスさん達に見送られてあたしは自宅に戻ってきてすぐリビングに行き、寛いでいるエルスさん達にそう声をかけた。
「お帰りなさいませレン様、戻ってこられたという事はもう終わったのですか?」
ソファーに座ったらエルスさんがそう聞いてきたのであたしは首を左右に振り口を開く。
「第三王子とナントカ卿は捕まえたよ、だから少しの間様子見かな?」
ポーラが紅茶を入れてくれたので喉を潤しながら口を開く。
「今日戻っていたのはその報告と明日の朝まで時間が空いたから戻って来たんだ」
その言葉を聞きエルスさんが微笑みながら口を開く。
「それは子供達も喜ぶでしょう」
今の時間は夕方だからあの子達と晩御飯とか食べれるね!!
「あたしも嬉しいよ」
あたしがそう言うとエルスさんが微笑みながら口を開く。
「やはりレン様はご家族と過ごしている時間が一番幸せそうですね、とてもいい事です」
あたしは苦笑しながら口を開く。
「勿論エルスさんやポーラとテレスも入ってるからね?」
その言葉を聞いた3人は嬉しそうに微笑む。
「それは本当に嬉しいですね、私はレン様の母親といった所でしょうか?」
エルスさんが微笑みながらそう言って来たのであたしは頷く。
「そうだね」
しかも怒ると怖いお母さん!!
「レン様?」
何かを察したのか微笑みながらそう言って来たエルスさんから視線を逸らしてポーラとテレスに視線を向ける。
「そんでポーラとテレスはあたしのお姉さんかな?」
向こうではあたしにお姉さんはいなかったけどこっちでは二人のお姉さんがいる事になるね!
「レン様の姉ですか?」
「それは嬉しいですね」
あたしも皆と家族に慣れて嬉しいと思ってるよ!これまでも色々大変だったけど皆がいてくれたから乗り切れたんだ!だから感謝してるんだよ。
「今回の件が終ったらアルセムを皆で観光しようね」
価がそう言うと皆が微笑みながら頷いてくれた。
「あ」
皆の微笑みを見ていたらある事を思い出して口を開く。
「観光は無理かも」
「「「は?」」」
そりゃ『観光に行こう』って言ってすぐに『観光は無理かも』って言われれば戸惑うよね!!
「実は」
あたしはこれまでの事・・・・『使徒様』の事を話した。
「なるほど・・・・」
なんか呆れたよにエルスさんがそう言うとポーラとテレスは深い溜息をついた。
「レン様・・・・やりすぎです」
え?だって国相手に喧嘩たから手加減なんてできなかったんだよ!!あたし悪くないよね?
「ポーラ、やりすぎ位がいいのですよ、もし手加減をして怪我などをされるよりいいのですから」
「確かにそうですね」
エルスさんの言葉に納得したようにポーラが頷くとアリーヌがそれを見て口を開く。
「レンは手加減が出来るほど器用じゃないでしょ?」
「「「確かに」」」
・・・・・・・・・・・・・・確かにあたしは器用じゃないけど何でそこで納得するのさ?それこそ納得できないよね?と思っていたらエルスさんがあ微笑みながらたしを見て口を開く。
「お認め下さいなレン様?」
「はい」
あの微笑みは反則だと思うんだ、何も言えなくなるじゃん!!
「ただいまーー!!」
ジンの声が玄関のほうから聞こえてきたと思ったらジンがリビングに走って入って来た。
「ただいま!!」
ジンを見てポーラG立ち上がり口を開く。
「お帰りなさいジン、まずは手を洗いましょうか?」
「うん!!」
ジンもポーラの言う事をきちんと聞いている、素直な子達だね。
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