1,379 / 1,656
本気てやめて欲しかったんだけど!!
しおりを挟む
心の中でリリアーヌさんにエールを送っていたらふと思い出したので教皇さんに視線を向けて口を開く。
「ねえ教皇さん?ルミナリアさんから話は聞いた?」
あたしの問いに何を言われたのか分からずに首を傾げ口を開く。
「何のことですかな?」
あたしはニッコリと微笑みながら口を開く。
「あたしの像や絵を絶対に作らないでっいて事をさ」
その言葉を聞いた教皇さんが更に首を傾げる。
「え?石像ならもう職人に頼んでしまいましたが?」
はぁぁぁぁ?もう頼んだ?え?冗談だよね?
「教皇さん、ルミナリアさが帰って来てからルミナリアさんと話した?」
その言葉に教皇さんは首を左右に振り口を開く。
「まだ会っておりませぬ」
なんであたしと別れてすぐにここにこなかったのルミナリアさん!そのせいで頼んじゃてるじゃん!!あ!あたし達が出かけた後に頼んだらしいからルミナリアさんのせいじゃ・・・・あ!でもルミナリアさんも一緒に考えたんだったらルミナリアさんにも責任があるじゃん!!芸人の『押すな押すな』って振りじゃなくて本気てやめて欲しかったんだけど!!
「ご安心ください使徒様、使徒様とうり二つの像を作れる職人を知っておりますので」
違う!!あたしが心配してるのはそこじゃない!!あたしが心配してるのはその像のせいであたしが完全に『使徒』認定される心配をしてるんだよ!!
そんな事を思っていたらノック音がしてその後にルミナリアさんとリリアーヌさんが部屋に入って来た。
「いらしていたのですね使徒様」
部屋に入ってあたしがいる事に気がつき微笑みながらそう言って来た。
「ルミナリアさん、教皇さんに話を聞いたんだけどあたしの石像の事」
あたしがそう言うとルミナリアさんが真剣な顔になり口を開く。
「その件に関しては今手を回しました、使徒様と別れてすぐに職人のもとへ使いを出しました」
おお!!って事はあたしの石像を作る依頼のキャンセルをしたって事?ナイスだべ!!
「教皇様、先ほど王宮へと行きコーリアス様と情報の共有をした後に石像の件をコーリアス様と相談した時に使徒様がその件を反対なされました・・・・・ですので我々は使徒様の石像や絵を制作する事もしない事となりました」
・・・・・・・・何でそんなに残念そうな顔をするのかな教皇さん?人が嫌がる事をやっちゃだめだと思うよ?しかも10信教最高権力者である教皇さんがね!!
「わかりました・・・・それが使徒様の望みであるのならば」
残念そうな顔から真剣な顔で頷きそう言って来た。
あたしはそれを見て苦笑しながら口を開く。
「あたしはそう言うのが嫌いなんだよ、なんか偉そうじゃん?あたしは大したことはしてないんだし」
あたしがそう言うと何故かアリーヌがため息をついて口を開く。
「あのねレン?400人で王都へ攻め込み、実質ほぼ無傷でアルセムを手中に収めておいて『大したことはしていない』ってのは無理があるわよ?」
そう言いながら呆れているアリーヌを見てあたしは口を開く。
「それはシン達やアニマルズとドラゴンズが頑張ってくれたおかげだべ?あたしは【アースウォール】使っただけだよ?」
それくらいしかして無かったんだけど?と思っていたらアリーヌがまたあたしを見て溜息をついた後教皇さんのほうに視線を向けて口を開く。
「この子はいつもこんな感じなのよ、でも石像の件は本気で嫌がってるからやめてあげてね」
その言葉を聞き教皇さんが苦笑しながら口を開く
「勿論です、恩義のあるお方に嫌がる事をすほど愚か者ではないと思っておりますゆえ」
そう言ってアリーヌと教皇さんは見つめ合った後微笑み合う。
仲が良い事はいい事だけど話の内容にあたしが関わっていてしかもなんかあたしが『変な人扱いされてるようで微妙な気持ちなんだけど?
「ねえ教皇さん?ルミナリアさんから話は聞いた?」
あたしの問いに何を言われたのか分からずに首を傾げ口を開く。
「何のことですかな?」
あたしはニッコリと微笑みながら口を開く。
「あたしの像や絵を絶対に作らないでっいて事をさ」
その言葉を聞いた教皇さんが更に首を傾げる。
「え?石像ならもう職人に頼んでしまいましたが?」
はぁぁぁぁ?もう頼んだ?え?冗談だよね?
「教皇さん、ルミナリアさが帰って来てからルミナリアさんと話した?」
その言葉に教皇さんは首を左右に振り口を開く。
「まだ会っておりませぬ」
なんであたしと別れてすぐにここにこなかったのルミナリアさん!そのせいで頼んじゃてるじゃん!!あ!あたし達が出かけた後に頼んだらしいからルミナリアさんのせいじゃ・・・・あ!でもルミナリアさんも一緒に考えたんだったらルミナリアさんにも責任があるじゃん!!芸人の『押すな押すな』って振りじゃなくて本気てやめて欲しかったんだけど!!
「ご安心ください使徒様、使徒様とうり二つの像を作れる職人を知っておりますので」
違う!!あたしが心配してるのはそこじゃない!!あたしが心配してるのはその像のせいであたしが完全に『使徒』認定される心配をしてるんだよ!!
そんな事を思っていたらノック音がしてその後にルミナリアさんとリリアーヌさんが部屋に入って来た。
「いらしていたのですね使徒様」
部屋に入ってあたしがいる事に気がつき微笑みながらそう言って来た。
「ルミナリアさん、教皇さんに話を聞いたんだけどあたしの石像の事」
あたしがそう言うとルミナリアさんが真剣な顔になり口を開く。
「その件に関しては今手を回しました、使徒様と別れてすぐに職人のもとへ使いを出しました」
おお!!って事はあたしの石像を作る依頼のキャンセルをしたって事?ナイスだべ!!
「教皇様、先ほど王宮へと行きコーリアス様と情報の共有をした後に石像の件をコーリアス様と相談した時に使徒様がその件を反対なされました・・・・・ですので我々は使徒様の石像や絵を制作する事もしない事となりました」
・・・・・・・・何でそんなに残念そうな顔をするのかな教皇さん?人が嫌がる事をやっちゃだめだと思うよ?しかも10信教最高権力者である教皇さんがね!!
「わかりました・・・・それが使徒様の望みであるのならば」
残念そうな顔から真剣な顔で頷きそう言って来た。
あたしはそれを見て苦笑しながら口を開く。
「あたしはそう言うのが嫌いなんだよ、なんか偉そうじゃん?あたしは大したことはしてないんだし」
あたしがそう言うと何故かアリーヌがため息をついて口を開く。
「あのねレン?400人で王都へ攻め込み、実質ほぼ無傷でアルセムを手中に収めておいて『大したことはしていない』ってのは無理があるわよ?」
そう言いながら呆れているアリーヌを見てあたしは口を開く。
「それはシン達やアニマルズとドラゴンズが頑張ってくれたおかげだべ?あたしは【アースウォール】使っただけだよ?」
それくらいしかして無かったんだけど?と思っていたらアリーヌがまたあたしを見て溜息をついた後教皇さんのほうに視線を向けて口を開く。
「この子はいつもこんな感じなのよ、でも石像の件は本気で嫌がってるからやめてあげてね」
その言葉を聞き教皇さんが苦笑しながら口を開く
「勿論です、恩義のあるお方に嫌がる事をすほど愚か者ではないと思っておりますゆえ」
そう言ってアリーヌと教皇さんは見つめ合った後微笑み合う。
仲が良い事はいい事だけど話の内容にあたしが関わっていてしかもなんかあたしが『変な人扱いされてるようで微妙な気持ちなんだけど?
119
お気に入りに追加
1,270
あなたにおすすめの小説
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
【完結】婚約破棄されて修道院へ送られたので、今後は自分のために頑張ります!
猫石
ファンタジー
「ミズリーシャ・ザナスリー。 公爵の家門を盾に他者を蹂躙し、悪逆非道を尽くしたお前の所業! 決して許してはおけない! よって我がの名の元にお前にはここで婚約破棄を言い渡す! 今後は修道女としてその身を神を捧げ、生涯後悔しながら生きていくがいい!」
無実の罪を着せられた私は、その瞬間に前世の記憶を取り戻した。
色々と足りない王太子殿下と婚約破棄でき、その後の自由も確約されると踏んだ私は、意気揚々と王都のはずれにある小さな修道院へ向かったのだった。
注意⚠️このお話には、妊娠出産、新生児育児のお話がバリバリ出てきます。(訳ありもあります)お嫌いな方は自衛をお願いします!
2023/10/12 作者の気持ち的に、断罪部分を最後の番外にしました。
2023/10/31第16回ファンタジー小説大賞奨励賞頂きました。応援・投票ありがとうございました!
☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。
☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!)
☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。
★小説家になろう様でも公開しています。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
前世は婚約者に浮気された挙げ句、殺された子爵令嬢です。ところでお父様、私の顔に見覚えはございませんか?
柚木崎 史乃
ファンタジー
子爵令嬢マージョリー・フローレスは、婚約者である公爵令息ギュスターヴ・クロフォードに婚約破棄を告げられた。
理由は、彼がマージョリーよりも愛する相手を見つけたからだという。
「ならば、仕方がない」と諦めて身を引こうとした矢先。マージョリーは突然、何者かの手によって階段から突き落とされ死んでしまう。
だが、マージョリーは今際の際に見てしまった。
ニヤリとほくそ笑むギュスターヴが、自分に『真実』を告げてその場から立ち去るところを。
マージョリーは、心に誓った。「必ず、生まれ変わってこの無念を晴らしてやる」と。
そして、気づけばマージョリーはクロフォード公爵家の長女アメリアとして転生していたのだった。
「今世は復讐のためだけに生きよう」と決心していたアメリアだったが、ひょんなことから居場所を見つけてしまう。
──もう二度と、自分に幸せなんて訪れないと思っていたのに。
その一方で、アメリアは成長するにつれて自分の顔が段々と前世の自分に近づいてきていることに気づかされる。
けれど、それには思いも寄らない理由があって……?
信頼していた相手に裏切られ殺された令嬢は今世で人の温かさや愛情を知り、過去と決別するために奔走する──。
※本作品は商業化され、小説配信アプリ「Read2N」にて連載配信されております。そのため、配信されているものとは内容が異なるのでご了承下さい。
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
【5/22 書籍1巻発売中!】
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
辺境の契約魔法師~スキルと知識で異世界改革~
有雲相三
ファンタジー
前世の知識を保持したまま転生した主人公。彼はアルフォンス=テイルフィラーと名付けられ、辺境伯の孫として生まれる。彼の父フィリップは辺境伯家の長男ではあるものの、魔法の才に恵まれず、弟ガリウスに家督を奪われようとしていた。そんな時、アルフォンスに多彩なスキルが宿っていることが発覚し、事態が大きく揺れ動く。己の利権保守の為にガリウスを推す貴族達。逆境の中、果たして主人公は父を当主に押し上げることは出来るのか。
主人公、アルフォンス=テイルフィラー。この世界で唯一の契約魔法師として、後に世界に名を馳せる一人の男の物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる