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これだ!!
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あたしの問いにシーリスと呼ばれた男は緊張したような顔であたしを見て口を開く。
「第三王子のいらっしゃる場所は判りますがどうなさるのですか?」
「ぶん殴る」
「は?」
ノータイムで思わず答えたらシーリスと呼ばれた男は『は?』と言って固まる。
あ!間違えた!!
「捕まえた後ぶん殴る!!」
これだ!!
そんな風に答えたあたしを苦笑しながら見ていたコーリアスさんがシーリスを見て口を開く。
「シーリスよ、この騒ぎの元凶一つであるダサーノを押さえないとこの騒ぎは収まらぬのだ、だからダサーノの居場所を教えてほしい」
シーリスはその言葉を聞き頷く。
「ダサーノ様は執務室にいらっしゃいます」
おお!!コーリアスさんの読み通りだ!!
あたし達はシーリスさん達に案内してもらう事となりシーリスさん達騎士10人の後を歩いて行く。
「あれ?シーリス隊長?後ろの方達って」
執務室までかなりの距離があるらしくかなりの頻度で騎士や文官とかち合うのだけどシーリスさんを見ると戦闘にはならずあたし達の方につくと言ってくれる人達ばかりだった。
「コーリアスさん、シーリスさんってかなりの人格者?」
シーリスさんの後ろ姿を見ながら隣を歩くコーリアスさんに視線を向けながらそう聞くと真剣な顔で頷く。
「シーリスは近衛騎士隊隊長なのですよ、人格、実力共にアルセムを代表する騎士です」
うわ!そんなにすごい人なんだ!!
「ですがそんな私も子供を人質にとられて第三王子の言いなりと化しました・・・・・何も言わずに私に遵ってくれる部下にはとても悪い事をしてしまった」
あたしとコーリアスさんの会話が聞こえたのかシーリスさんが振り返らずにそう言って来たのであたしは口を開く。
「だったらもうやめるか?違うべ?悪い事をしたって言うならしっかりと償いはしないといけない、ね?コーリアスさん?」
あたしがニヤリとしながらコーリアスさんに言うとコーリアスさんも『あたしがどういう奴か』ってのを理解したみたいで真剣な顔で頷き口を開く。
「使徒様の言う通りお前は罪を償わなければならぬ・・・・その償いは・・・・この騒ぎが終っても国民の為に働くという償いだ」
シーリスさんはコーリアスさんがそう言うと慌てたように振り返りコーリアスさんを信じられないように凝視した。
あたしは別にシーリスさんが悪いとは思わない、子供を人質に取られて従わされたのだから罪は元凶である第三王子が受けるべきなのだ。
「って事でさっさと第三王子の身柄を拘束するよ、逃げられたらたまったもんじゃないからね」
まあ結界魔法の魔道具が設置してある執務室に居るって事は『逃げる』って選択はしていないと思うんだけどサクッと終わらせたいからね!!
あたしがそう言うとシーリスさんは頷き再度執務室に向けて歩き始めた。
「ここです」
罪がどうこうのやり取りのあと15分位歩いて一つの部屋の前で足を止めてシーリスさんがそう言った。
あたしはシーリスさんの言葉に頷き【エリアサーチ】を使い中を確認する。
すると【エリアサーチ】がある程度行った所で弾かれる感覚があったけど弾かれるまでの事は判ったので口を開く。
「ドアを開けてすぐの両脇に誰かが立ってるから気を付けて」
あたしがそう言うとセイとライがあたしの前に来て口を開く。
「私とライが先に入ります」
その言葉ににあたしは頷く。
「頼むね」
セイとライなら【超硬化】の付与してあるチョーカーを身に着けてるので万が一もあり得ないからね!!
さあ!元凶とご対面だ!!
「第三王子のいらっしゃる場所は判りますがどうなさるのですか?」
「ぶん殴る」
「は?」
ノータイムで思わず答えたらシーリスと呼ばれた男は『は?』と言って固まる。
あ!間違えた!!
「捕まえた後ぶん殴る!!」
これだ!!
そんな風に答えたあたしを苦笑しながら見ていたコーリアスさんがシーリスを見て口を開く。
「シーリスよ、この騒ぎの元凶一つであるダサーノを押さえないとこの騒ぎは収まらぬのだ、だからダサーノの居場所を教えてほしい」
シーリスはその言葉を聞き頷く。
「ダサーノ様は執務室にいらっしゃいます」
おお!!コーリアスさんの読み通りだ!!
あたし達はシーリスさん達に案内してもらう事となりシーリスさん達騎士10人の後を歩いて行く。
「あれ?シーリス隊長?後ろの方達って」
執務室までかなりの距離があるらしくかなりの頻度で騎士や文官とかち合うのだけどシーリスさんを見ると戦闘にはならずあたし達の方につくと言ってくれる人達ばかりだった。
「コーリアスさん、シーリスさんってかなりの人格者?」
シーリスさんの後ろ姿を見ながら隣を歩くコーリアスさんに視線を向けながらそう聞くと真剣な顔で頷く。
「シーリスは近衛騎士隊隊長なのですよ、人格、実力共にアルセムを代表する騎士です」
うわ!そんなにすごい人なんだ!!
「ですがそんな私も子供を人質にとられて第三王子の言いなりと化しました・・・・・何も言わずに私に遵ってくれる部下にはとても悪い事をしてしまった」
あたしとコーリアスさんの会話が聞こえたのかシーリスさんが振り返らずにそう言って来たのであたしは口を開く。
「だったらもうやめるか?違うべ?悪い事をしたって言うならしっかりと償いはしないといけない、ね?コーリアスさん?」
あたしがニヤリとしながらコーリアスさんに言うとコーリアスさんも『あたしがどういう奴か』ってのを理解したみたいで真剣な顔で頷き口を開く。
「使徒様の言う通りお前は罪を償わなければならぬ・・・・その償いは・・・・この騒ぎが終っても国民の為に働くという償いだ」
シーリスさんはコーリアスさんがそう言うと慌てたように振り返りコーリアスさんを信じられないように凝視した。
あたしは別にシーリスさんが悪いとは思わない、子供を人質に取られて従わされたのだから罪は元凶である第三王子が受けるべきなのだ。
「って事でさっさと第三王子の身柄を拘束するよ、逃げられたらたまったもんじゃないからね」
まあ結界魔法の魔道具が設置してある執務室に居るって事は『逃げる』って選択はしていないと思うんだけどサクッと終わらせたいからね!!
あたしがそう言うとシーリスさんは頷き再度執務室に向けて歩き始めた。
「ここです」
罪がどうこうのやり取りのあと15分位歩いて一つの部屋の前で足を止めてシーリスさんがそう言った。
あたしはシーリスさんの言葉に頷き【エリアサーチ】を使い中を確認する。
すると【エリアサーチ】がある程度行った所で弾かれる感覚があったけど弾かれるまでの事は判ったので口を開く。
「ドアを開けてすぐの両脇に誰かが立ってるから気を付けて」
あたしがそう言うとセイとライがあたしの前に来て口を開く。
「私とライが先に入ります」
その言葉ににあたしは頷く。
「頼むね」
セイとライなら【超硬化】の付与してあるチョーカーを身に着けてるので万が一もあり得ないからね!!
さあ!元凶とご対面だ!!
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