レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
1,354 / 1,656

やっぱりこうなったか!!

しおりを挟む
何とか終ったかな?と思いながら大きく育った火の玉を空に向けて打ち出す。

こうすれば自然に消えるだろうからね。





敵兵が撤退したのを見送った後シン達がやって来て口を開く。



「レン様ご苦労様です」



「シンもご苦労さんね、コーリアスさんは?」



あたしがそう聞くとシンは後ろをチラッと見た後口を開く。



「一度ここで休むという事でその手配と味方の損害確認をしております」



それはとても大事な事だね!!



「レン様どうぞお座りください」



ミズキがテーブルと椅子を用意してくれ、カナデが紅茶を入れてくれた。

用意してもらった紅茶を飲んでホット一息ついた所でコーリアスさんがやってきた。



「さすが使徒様!貴女のお陰で我々は勝つ事が出来ました!!」



コーリアスさんがあたしの前に跪きそう言って来たのであたしは溜息をつく。



「あたしは『使徒』じゃないって何度も言ってるべ?で?こっちの被害はどれだけ出たの?」



戦いが終ってすぐあたしはコーリアスさんは味方の被害を調べてくれたらしいので聞いてみる事にした。

あたしは出発の時に『アンタ等を死なせはしない』って言っちまったからね、出来るだけ把握したいんだ。



「今回の戦闘で死者はでませんでした」



おお!それは本当に良かった!!シン達が上手く立ち回ってくれえたんだろうね!後で褒めてあげよう!!



「ですが戦闘継続が難しいほどの怪我を負った者が30人ほどいます、あと軽傷が数人という所です」



それを聞いてあたしは頷き口を開く。



「それと敵さんのほうは?怪我人と死者はどれくらい残ってる?」



敵さんは怪我人にかまってる暇はなかったはずだから多分置き去りにされてるはずだし、死者に関しては完全放置だろう。



「一応に残された者達はまとめてあります、重傷者ばかりですが」



コーリアスさんがそう言った後に思い出したように口を開く。



「先程の戦いにおいて。私の元へ下ってくれた者が100人ほどいました」



おお!良い事じゃん!!



「味方が増えるのはいい事だよ」



その言葉にコーリアスさんも頷く。



「重傷者の集められてる所に案内してくれるかな?」



コーリアスさんはあたしの言葉を聞き少し驚いた顔をした後に『ご案内いたします』って言った後歩き出したのであたしはその後について行くように歩き出す。



「此処です」



敵の残していった大きなテントをそのまま使った簡易的な治療所らしき場所コーリアスさんがそう言って来たのであたしはそのままテントの中に入ると地面に布を広げて絨毯のようにしてその上に怪我人を寝かしつけていた。

そしてそこで寝かされている者の誰もが体中に包帯が巻かれ血が滲み出ていてうなされていた。



「重傷者はここに居る人達だけ?」



確かに物凄く痛そうだ!!



「自軍の重傷者は此処に、敵対してきた兵は隣のテントに軽傷者は各々休んでいます」



コーリアスさんの言葉を聞き一人一人を治すのがめんどくさいと感じたので一気に治す事にした。



「【エリアヒール】」



あたしがそう呟くと辺りが光に包まれた後に静寂がテントの中を支配した。



「・・・・・・・・・・痛みが消えた・・・・え?何で動かなかった手が動くんだ?」



と一人の重傷者が呟きが聞こえたかと思えば他の重傷者も自分の体に起きた事・・・・傷が癒えている事に気がつきあ然とした後に立ち上がる。



「使徒様・・・・・やはりあなたは神に選ばれしお方だ」



コーリアスさんがあたしがやった事に気がつきあたしを見て跪き口を開くきそう言ったのを見て他の重傷者だった人達もあたしに跪く。



うん・・・・・・・・わかってたとはいえやっぱりこうなったか!!

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

偽勇者扱いされて冤罪をかぶせられた俺は、ただひたすらに復讐を続ける

大沢 雅紀
ファンタジー
勇者の血を引きながら、戦闘力がないせいで偽勇者扱いされ、照明師として新たに召喚された勇者光司にこきつかわれていたライト。やっとの思いで魔王を倒し、国に凱旋したとき、身に覚えのない冤罪をかけられて奴隷に落とされてしまう。偽勇者として国中を引き回された後、故郷の村にもどされるが、そこには新たなダンジョンができていた……。勇者が魔王に転生するとき、すさまじい復讐の嵐が王国を襲う。魔王になってしまった勇者による復讐記 目次 連載中 全53話 2022年11月15日 08:51 更新 冤罪編

借金背負ったので兄妹で死のうと生還不可能の最難関ダンジョンに二人で潜ったら瀕死の人気美少女配信者を助けちゃったので連れて帰るしかない件

羽黒 楓
ファンタジー
借金一億二千万円! もう駄目だ! 二人で心中しようと配信しながらSSS級ダンジョンに潜った俺たち兄妹。そしたらその下層階で国民的人気配信者の女の子が遭難していた! 助けてあげたらどんどんとスパチャが入ってくるじゃん! ってかもはや社会現象じゃん! 俺のスキルは【マネーインジェクション】! 預金残高を消費してパワーにし、それを自分や他人に注射してパワーアップさせる能力。ほらお前ら、この子を助けたければどんどんスパチャしまくれ! その金でパワーを女の子たちに注入注入! これだけ金あれば借金返せそう、もうこうなりゃ絶対に生還するぞ! 最難関ダンジョンだけど、絶対に生きて脱出するぞ! どんな手を使ってでも!

溜息だって吐きたくなるわっ!〜100賢人仕込みの龍姫は万年反抗期〜

ぽん
ファンタジー
 ロンサンティエ帝国・・・龍に愛された国は待ちに待った時を迎えていた。  国を上げての慶事に王城は湧き立っていた。   《龍より贈られし巫女が国に繁栄を齎す。》  先代の巫女が亡くなってから500年。  その間、栄華を貪り尽くした王族や貴族は堕落し民に苦行を強いていた。    龍気が宿る宝樹を復活させよ。  強欲に塗れた王侯貴族が巫女の登場を首を長くして待っている。   「面倒臭い・・・。」  これは、龍に愛された1人の娘が国を引っ掻き回すお話。  100人の賢人にスキルを叩き込まれた完全無双な美しい娘。  ちょっと口が悪いが、大好きな龍達と共に後宮を生き抜く娘の姿をご覧あれ。 ーーーーーーーーーー  世界観は西洋と中華を織り交ぜたいと思います。  違和感を感じる方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。  広い心で見逃して下さいませ。  ゆるりと投稿して参ります。  どうぞ、最後まで気長にお付き合い下さい。 ※念の為にR15をつけております。 ※誤字脱字を含め、稚拙な部分が御座いましたら、呆れながらもご愛嬌とお許し下さい。 以下の作品も投稿しております。 暇なお時間にどうぞ覗いて頂けると嬉しいです。 《拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜》 《続・拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜》 《地獄の沙汰も酒次第・・・街に愛された殺し屋達に会いたいのならBar Hopeへようこそ》

勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした

赤白玉ゆずる
ファンタジー
【10/23コミカライズ開始!】 『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました! 颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。 【第2巻が発売されました!】 今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。 イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです! 素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。 【ストーリー紹介】 幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。 そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。 養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。 だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。 『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。 貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。 『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。 『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。 どん底だった主人公が一発逆転する物語です。 ※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

悪役令嬢の無念はわたしが晴らします

カナリア55
ファンタジー
【完結】同棲中の彼の浮気現場を見てしまい、気が動転してアパートの階段から落ちた、こはる。目が覚めると、昔プレイした乙女ゲームの中で、しかも、王太子の婚約者、悪役令嬢のエリザベートになっていた。誰かに毒を盛られて一度心臓が止まった状態から生き返ったエリザベート。このままでは断罪され、破滅してしまう運命だ。『悪役にされて復讐する事も出来ずに死ぬのは悔しかったでしょう。わたしがあなたの無念を晴らすわ。絶対に幸せになってやる!』自分を裏切る事のない獣人の奴隷を買い、言いたい事は言い、王太子との婚約破棄を求め……破滅を回避する為の日々が始まる。  誤字脱字、気をつけているのですが、何度見直しても見落としがちです、申し訳ございません。12月11日から全体の見直し作業に入ります。大きな変更がある場合は近況ボードでお知らせします。 ※小説家になろう様にも掲載しています。

モブで可哀相? いえ、幸せです!

みけの
ファンタジー
私のお姉さんは“恋愛ゲームのヒロイン”で、私はゲームの中で“モブ”だそうだ。 “あんたはモブで可哀相”。 お姉さんはそう、思ってくれているけど……私、可哀相なの?

エロゲの悪役に転生したけど、破滅するのは嫌なので全力で勇者を遂行します!!

ボッさん
ファンタジー
 『レジェンド・オブ・クリスタリア』という18禁ゲームがある。  そこに登場する、ヴァイアス・サンストライクと呼ばれるクズ勇者に転生してしまった主人公。  強姦、窃盗、虚言は当たり前な悪役の末路は破滅のみ!?  プレイヤーとしてはざまぁ見ろだが、今世の自分の末路がそれなのは絶対に嫌だ。  強姦? えぇ、しません。むしろ助けましょう。  窃盗? するわけねぇじゃん。金払うわ。  虚言? 優しい嘘は許されますか?  さて、そんな感じでクズ勇者の汚名を返上するため。  転生ヴァイアスの勇者を目指す物語が始まる。

雑魚兎が貴族に飼われてもいいじゃない!?

べべ
ファンタジー
 チート? ねぇよんなもん。  オレツエェ? んなわけあるか。  こちとら愛らしさMAXぷにぷにボディとたった一本の角が武器ってだけの雑魚モンスター、『ホーンラビット』ですが何か!?  元は色々不運なサラリーマン、今はお貴族様の契約獣、という名のペット! 内政も戦争も関係なく、俺はただ寝て過ごすだけっ。  そりゃあ、少しは暮らし易くするために口も出すけどさ。そこはそれ、人間様に功績も責任も仕事もぶん投げりゃあいいわけで?    そんなこんなで、雑魚モンスターに転生した俺のぐうたらのんびりスローライフ。   もふもふ成分マシマシの、本当のものぐさって奴を見せてやんよぉ……!!   ※本作品では残酷な描写ありとしていますが、展開によって狩りなども発生するためなどです。戦争とうの展開は想定したものではございません。 ※最終章までの投稿が完了しました。

処理中です...