レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
1,330 / 1,656

無理してまでやる事じゃないからね!!

しおりを挟む
あたし達はキャリー達と吞んだ翌日はリュージュの家でのんびりとしその次の日はアズエルに帰る事にした。



「それじゃあまたね」



あたしはリュージュとフィルミナに見送られてアズエルに転移した。



転移してしてすぐにリビングに行くとエルスさん達が朝食を終えた所だった。



「ただいま」



「「「「お帰りなさいませ」」」」



あたしはエルスさん達の挨拶を受けながらリビングにあるソファーに座りエルスさんに視線を向ける。



「エルスさん、テオラさんと会った?」



あたしがそう聞くとエルスさんはあたしの正面にあるソファーに座り口を開く。



「はいお会いしてきました、お話をしてきて取引をすることとなりました」



おお!これで【カグヤ商会】でも革製品を扱う事が出来る訳だ。



「ですがテオラさんの商会にある商品では『インパクトが弱い』と感じるのです、何かインパクトのある商品があればテオラさんの商会も我が商会もさらに上へと行けると思うのですが・・・・何もアイディアが出なくて」



と悩むエルスさんの言葉にあたしは少し考え口を開く。



「ねえエルスさん?」



そう声を掛けるとエルスさんが首を傾げながら口を開く。



「何でしょうか?」



「テオラさんの商会の商会って『革製品』を作って売ってるんだよね?」



そう聞くと迷わず頷くエルスさん。



「製品は財布だけ?」



そう問うと少し考えた後口を開く。



「それと討伐者達が使う旅用のカバンなんかも制作して売ってますね」



なるほど・・・・ならいけるかな?



「ならば女性が普段使うようなバックを作って貰って販売してもらったら?」



簡単に言うと女性用のブランドバッグみたいのを作って売ればいいんじんゃね?って事だ。



「どういう事でしょうか?」



あたしの提案の意味を分からずに首をかしげるエルスさんにあたしは自分の考えた事を話す。



「つまり販売するターゲットを女性にして、普段から使えるような可愛いバックを作って売ればって事さ」



認知されるまでが大変だけど可愛ければすぐにでも売れるようになると思うんだよね、女性ってそう言うのに敏感だからね!因みにあたしはブランドバッグなんて1つも持ってなかったよ!



「ターゲットを絞る・・・・考えた事もありませんでした」



え?衣服関係なんかターゲットを絞ってるような物じゃないの?まあいいけどさ。



「だからテオラさんの商会にこんなデザインのバックを作って貰うだよ」



あたしは【叡智の書】を使い向こうのブランドバッグを思い出して絵に描き起こす。



「これを頂いてもよろしいでしょうか?」



あたしが描いた絵を受け取り真剣なでそう言って来たのであたしは頷く。



「それは例えだからね?そのバックがこっちで受けるとは断言できないからすこし女性の流行を調べた後作成した方がいいんじゃないかな?」



向こうで受けてるからってこっちでも受けるとは限らないしね。



「まあそこらへんはテオラさんと話してからですね、レン様私はこれからウォルムに行ってテオラさんと話してきますね」



にこやかにそう言って来るエルスさんにあたしは頷き口を開く。



「あまり無理はしないようにね」



アイディアを出したのはあたしだけど無理してまでやる事じゃないからね!!

そう言ったあたしを見て微笑み口を開く。



「わかっております、ですが私達は楽しみながらやっているのでお気になさらず」



「ならいいんだけどさ」



あたしはエルスさんが出かけるのを見送った後ティータイムをし、その後に【アルセム】に出かける事にした。

用事はもちろんボルクさんにダーツフィッシャーやオーシャンズデッドを渡す為だ!!
しおりを挟む
感想 1,343

あなたにおすすめの小説

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います

登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」 「え? いいんですか?」  聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。  聖女となった者が皇太子の妻となる。  そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。  皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。  私の一番嫌いなタイプだった。  ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。  そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。  やった!   これで最悪な責務から解放された!  隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。  そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!

あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!? 資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。 そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。 どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。 「私、ガンバる!」 だったら私は帰してもらえない?ダメ? 聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。 スローライフまでは到達しなかったよ……。 緩いざまああり。 注意 いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。

こちらの異世界で頑張ります

kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で 魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。 様々の事が起こり解決していく

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。

朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。 婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。 だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。 リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。 「なろう」「カクヨム」に投稿しています。

処理中です...