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まあいいんだけどね!!
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翌日しっかりと朝食と食後のお茶を嗜んだ後あたしは教会へと向かう事にした。
今回はあたしとリステアの二人で教会に行く事になり他のメンバーは暫くアルセムに泊まり込む元になりそうだから必要そうな物を揃えてもらう事となってる。
「それじゃあ行ってくるね」
「「「行ってらっしゃいませ」」」
シン達とエルスさん、ポーラ、テレスに見送られてあたしは家を出た。
「で?本当にあれからギド様から何も言われてないの?」
「うん」
2人で教会に向かって歩いだして暫くしてからあたしはリステアに聞いた。
理由として他の誰かがいる時に聞かせたくない事もあるのかもしれないと思ったのだ。
「そっか、あ!協会が見えてきた」
そのまま教会へと入りもう顔馴染みの神官さんに挨拶をする。
「こんにちにわー」
あたしがそう声を掛けると神官さんは微笑みながら口を開く。
「いらっしゃいレンさん、今日もお祈りに来られたのですか?そちらの方は初めてですね私はアズエルの教会の長を務めているファルス・リリオーダと申します」
「え?」
神官さん・・・・ファルスさんの言葉に反応したのはあたしだった。
だってあたしはこの人・・・・・・・・・ファルスさんはただの神官さんだと思ってたんだよ!!見た目20代の男性なんだけどそんな人がこの教会の神官長だとは思わないじゃん!!
「おや?レンさんは知っていたかと思っていたのですが知らなかったみたいですね」
と笑顔で言ってくるファルスさんに思わず視線を逸らす。
「今日はこの子もお祈りするからね」
逸らす視線を逸らしながらそう言うとファルスさんが苦笑しながら頷き口を開く。
「畏まりました、どうぞゆっくりとお祈りをしていってください」
「うん」
あたし達はそのまま講堂に入り神様を祭っている祭壇の前まで歩いて行き目を閉じて心の中で神様に語り掛けた。
(だれかいるかな?話がしたんだけど)
そう思った後目を開けるといつもの場所に来ていた。
そして正面にギド様、でその右にメルヴィーラ、左にムキマッチョが立っていてあたしを見ながら微笑んでいた。
「皆久しぶり、ギド様はこうやってこっちに来るようになってから初めてうよね、久しぶりです」
あたしがそう言うとギド様は微笑みながら口を開く。
「私も他の神と同じような口調でよいぞ?私はお主を気に入っているからな」
そう言われたのであたしは頷いてから口を開く。
「それでギド様、今回の件はどういう事?」
あたしがそう訊ねるとギド様が微笑みながら口を開く。
「ギドと呼び捨てて良いよ、今回に関して別に何もないぞ?お主が【アルセム】に行くとなったから困った時の為に紹介しておいただけじゃよ」
「へ?」
え?それだけの為に王族や枢機卿や神の巫女を紹介したっての?
「そうじゃ、【アルセム】で別に大したことは起こらんよ」
心配して損した!!でも何も起きないって事なら安心したよ!!と思っていたら三人の神様達はあたしを見て微笑む。
、
「レンとは久しぶりに会ったのだ、のまぬか?」
「勿論!!」
ギドの提案にあたしは即答し、ギドはあたしの隣に黙って立っていたリステアに声を掛ける。
「リステアお主もだ、君はいつも頑張っているからな、呑みながら今の暮らしがどの様な物かを話してくれぬか?」
微笑みながら言うギドにリステアは頷き口を開く。
「わかりました」
神様達・・・・・ギドに話を聞きに来たのに神様達と宴会になってしまった。
まあいいんだけどね!!
今回はあたしとリステアの二人で教会に行く事になり他のメンバーは暫くアルセムに泊まり込む元になりそうだから必要そうな物を揃えてもらう事となってる。
「それじゃあ行ってくるね」
「「「行ってらっしゃいませ」」」
シン達とエルスさん、ポーラ、テレスに見送られてあたしは家を出た。
「で?本当にあれからギド様から何も言われてないの?」
「うん」
2人で教会に向かって歩いだして暫くしてからあたしはリステアに聞いた。
理由として他の誰かがいる時に聞かせたくない事もあるのかもしれないと思ったのだ。
「そっか、あ!協会が見えてきた」
そのまま教会へと入りもう顔馴染みの神官さんに挨拶をする。
「こんにちにわー」
あたしがそう声を掛けると神官さんは微笑みながら口を開く。
「いらっしゃいレンさん、今日もお祈りに来られたのですか?そちらの方は初めてですね私はアズエルの教会の長を務めているファルス・リリオーダと申します」
「え?」
神官さん・・・・ファルスさんの言葉に反応したのはあたしだった。
だってあたしはこの人・・・・・・・・・ファルスさんはただの神官さんだと思ってたんだよ!!見た目20代の男性なんだけどそんな人がこの教会の神官長だとは思わないじゃん!!
「おや?レンさんは知っていたかと思っていたのですが知らなかったみたいですね」
と笑顔で言ってくるファルスさんに思わず視線を逸らす。
「今日はこの子もお祈りするからね」
逸らす視線を逸らしながらそう言うとファルスさんが苦笑しながら頷き口を開く。
「畏まりました、どうぞゆっくりとお祈りをしていってください」
「うん」
あたし達はそのまま講堂に入り神様を祭っている祭壇の前まで歩いて行き目を閉じて心の中で神様に語り掛けた。
(だれかいるかな?話がしたんだけど)
そう思った後目を開けるといつもの場所に来ていた。
そして正面にギド様、でその右にメルヴィーラ、左にムキマッチョが立っていてあたしを見ながら微笑んでいた。
「皆久しぶり、ギド様はこうやってこっちに来るようになってから初めてうよね、久しぶりです」
あたしがそう言うとギド様は微笑みながら口を開く。
「私も他の神と同じような口調でよいぞ?私はお主を気に入っているからな」
そう言われたのであたしは頷いてから口を開く。
「それでギド様、今回の件はどういう事?」
あたしがそう訊ねるとギド様が微笑みながら口を開く。
「ギドと呼び捨てて良いよ、今回に関して別に何もないぞ?お主が【アルセム】に行くとなったから困った時の為に紹介しておいただけじゃよ」
「へ?」
え?それだけの為に王族や枢機卿や神の巫女を紹介したっての?
「そうじゃ、【アルセム】で別に大したことは起こらんよ」
心配して損した!!でも何も起きないって事なら安心したよ!!と思っていたら三人の神様達はあたしを見て微笑む。
、
「レンとは久しぶりに会ったのだ、のまぬか?」
「勿論!!」
ギドの提案にあたしは即答し、ギドはあたしの隣に黙って立っていたリステアに声を掛ける。
「リステアお主もだ、君はいつも頑張っているからな、呑みながら今の暮らしがどの様な物かを話してくれぬか?」
微笑みながら言うギドにリステアは頷き口を開く。
「わかりました」
神様達・・・・・ギドに話を聞きに来たのに神様達と宴会になってしまった。
まあいいんだけどね!!
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