1,306 / 1,656
当たり前だべ!!
しおりを挟む
大人しくしてたからこいつがいるのをすっかり忘れてたよ!!
「ってか何であんた今まで大人しかったのさ?」
コイツはいつも騒がしいと思ってたから大人しくしてなのは意外だった。
「職人が真剣に話をしていたのだ、邪魔をするわけにはいかないだろう!!職人とは繊細な生き物なのだ!!私のように!!」
・・・・・・・・・ある意味こいつも職人なんだよなぁ・・・・・・あまり納得したくないけど!!
「あっそう・・・・んじゃそう言う事でさいなら」
あたしはそう言ってルヴァンから離れるように歩き出すと慌てたようにルヴァンが声を掛けてきた。
「待ってくれ戦乙女よ!!何故我がアトリエに来てはくれぬのだ!!」
「当たり前だべ!!」
何であたしがそんな所に行かなきゃならんのだ!!と思ってたらシンがニコニコ顔で一歩前に出て口を開く。
「レン様、私がこの方を説得をしますのでレン様はお先にお帰りください」
頼りになるよねシンは!なら任せる!!あたしじゃルヴァンの相手は疲れるだけだからね!!
「それじゃ任せるよ」
あたし達はシンを残して【アルセム】の拠点へと戻り、シンの帰りを待つことにした。
「ただいま帰りました」
シンを待つ間ティータイムを楽しんでいたら2時間位でシンが戻って来た。
「ご苦労様、アイツの説得ご苦労様ね」
あたしがそう言うとシンは一礼して口を開く。
「お気になさらずに」
その言葉にあたしは首を左右に振り口を開く。
「アイツを納得させるのにかなりかかったんだべ?悪かったね」
2時間もかけてアイツを納得させてくれたんだからシンを労わないとね!!
「大丈夫ですよ、さあアズエルに戻りましょう」
ん?なんか強引に話を終わらせてるような?気のせいかな?まあでも早くアズエルに戻りたいからいいか!!
「でもルヴァンか此処に来るかもしれないじゃん?」
アイツの事だから諦めきれずに此処に来るかもしれないよね?アイツならあり得る!!
あたしの言葉にシンが微笑みながら口を開く。
「それに関しては大丈夫です、レン様はもう【アルセム】から【メイシェル王国】へ向かう事になってますから」
あ!あたし達が【転移魔法】で移動する事を見越してしっかりと根回ししてくれたんだね!!ならサクッと【転移魔法】で帰っても問題ないね!!
それじゃアズエルに帰ろう」
あたし達はアズエルに戻った。
あたし達が【アルセム】行ってから2週間後、何事も無くアズエルでのんびりと過ごして明日ケイン主宰の『食事会』が行られる。
明日の準備で忙しい最中あたしは恐れ慄いていた。
「これ・・・・着るの?」
あたしの眼の前に出されたドレスは勿論【赤】!!そしてそのドレスの肩口は大きく開いておりスタイル抜群の人が着るような感じだったのだ!!
「これあたしには似合わないよね?」
あたしスタイルよくないし・・・・胸もお察しなんだよ?これ着たら笑われそうなんだけど!
あたしがそう言うとエルスさんが微笑み口を開く。
「そうですか?私はこれを見た瞬間に『レン様にピッタリ』と思いましたわ。流石メリオールですね」
いやいや!似合わないと思うんだ!!
「ってメリオールさんは?」
こうなれば製作者に直訴しなければと思いそう聞くとエルスさんは苦笑しながら口を開く。
「まだ仕事があるとの事で来ていません、明日の朝合流となっています」
メリオールさんも忙しんだね、その忙しさの中でこのドレスを作ってくれたんだよね?なんかメリオールさんに悪い気がしてきた・・・・我慢して明日だけ着ようかな?
まあその事は明日考えればいいか!!
「ってか何であんた今まで大人しかったのさ?」
コイツはいつも騒がしいと思ってたから大人しくしてなのは意外だった。
「職人が真剣に話をしていたのだ、邪魔をするわけにはいかないだろう!!職人とは繊細な生き物なのだ!!私のように!!」
・・・・・・・・・ある意味こいつも職人なんだよなぁ・・・・・・あまり納得したくないけど!!
「あっそう・・・・んじゃそう言う事でさいなら」
あたしはそう言ってルヴァンから離れるように歩き出すと慌てたようにルヴァンが声を掛けてきた。
「待ってくれ戦乙女よ!!何故我がアトリエに来てはくれぬのだ!!」
「当たり前だべ!!」
何であたしがそんな所に行かなきゃならんのだ!!と思ってたらシンがニコニコ顔で一歩前に出て口を開く。
「レン様、私がこの方を説得をしますのでレン様はお先にお帰りください」
頼りになるよねシンは!なら任せる!!あたしじゃルヴァンの相手は疲れるだけだからね!!
「それじゃ任せるよ」
あたし達はシンを残して【アルセム】の拠点へと戻り、シンの帰りを待つことにした。
「ただいま帰りました」
シンを待つ間ティータイムを楽しんでいたら2時間位でシンが戻って来た。
「ご苦労様、アイツの説得ご苦労様ね」
あたしがそう言うとシンは一礼して口を開く。
「お気になさらずに」
その言葉にあたしは首を左右に振り口を開く。
「アイツを納得させるのにかなりかかったんだべ?悪かったね」
2時間もかけてアイツを納得させてくれたんだからシンを労わないとね!!
「大丈夫ですよ、さあアズエルに戻りましょう」
ん?なんか強引に話を終わらせてるような?気のせいかな?まあでも早くアズエルに戻りたいからいいか!!
「でもルヴァンか此処に来るかもしれないじゃん?」
アイツの事だから諦めきれずに此処に来るかもしれないよね?アイツならあり得る!!
あたしの言葉にシンが微笑みながら口を開く。
「それに関しては大丈夫です、レン様はもう【アルセム】から【メイシェル王国】へ向かう事になってますから」
あ!あたし達が【転移魔法】で移動する事を見越してしっかりと根回ししてくれたんだね!!ならサクッと【転移魔法】で帰っても問題ないね!!
それじゃアズエルに帰ろう」
あたし達はアズエルに戻った。
あたし達が【アルセム】行ってから2週間後、何事も無くアズエルでのんびりと過ごして明日ケイン主宰の『食事会』が行られる。
明日の準備で忙しい最中あたしは恐れ慄いていた。
「これ・・・・着るの?」
あたしの眼の前に出されたドレスは勿論【赤】!!そしてそのドレスの肩口は大きく開いておりスタイル抜群の人が着るような感じだったのだ!!
「これあたしには似合わないよね?」
あたしスタイルよくないし・・・・胸もお察しなんだよ?これ着たら笑われそうなんだけど!
あたしがそう言うとエルスさんが微笑み口を開く。
「そうですか?私はこれを見た瞬間に『レン様にピッタリ』と思いましたわ。流石メリオールですね」
いやいや!似合わないと思うんだ!!
「ってメリオールさんは?」
こうなれば製作者に直訴しなければと思いそう聞くとエルスさんは苦笑しながら口を開く。
「まだ仕事があるとの事で来ていません、明日の朝合流となっています」
メリオールさんも忙しんだね、その忙しさの中でこのドレスを作ってくれたんだよね?なんかメリオールさんに悪い気がしてきた・・・・我慢して明日だけ着ようかな?
まあその事は明日考えればいいか!!
110
お気に入りに追加
1,270
あなたにおすすめの小説
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。
なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。
そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。
そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。
彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。
それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。
【完結】婚約破棄されて修道院へ送られたので、今後は自分のために頑張ります!
猫石
ファンタジー
「ミズリーシャ・ザナスリー。 公爵の家門を盾に他者を蹂躙し、悪逆非道を尽くしたお前の所業! 決して許してはおけない! よって我がの名の元にお前にはここで婚約破棄を言い渡す! 今後は修道女としてその身を神を捧げ、生涯後悔しながら生きていくがいい!」
無実の罪を着せられた私は、その瞬間に前世の記憶を取り戻した。
色々と足りない王太子殿下と婚約破棄でき、その後の自由も確約されると踏んだ私は、意気揚々と王都のはずれにある小さな修道院へ向かったのだった。
注意⚠️このお話には、妊娠出産、新生児育児のお話がバリバリ出てきます。(訳ありもあります)お嫌いな方は自衛をお願いします!
2023/10/12 作者の気持ち的に、断罪部分を最後の番外にしました。
2023/10/31第16回ファンタジー小説大賞奨励賞頂きました。応援・投票ありがとうございました!
☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。
☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!)
☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。
★小説家になろう様でも公開しています。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
前世は婚約者に浮気された挙げ句、殺された子爵令嬢です。ところでお父様、私の顔に見覚えはございませんか?
柚木崎 史乃
ファンタジー
子爵令嬢マージョリー・フローレスは、婚約者である公爵令息ギュスターヴ・クロフォードに婚約破棄を告げられた。
理由は、彼がマージョリーよりも愛する相手を見つけたからだという。
「ならば、仕方がない」と諦めて身を引こうとした矢先。マージョリーは突然、何者かの手によって階段から突き落とされ死んでしまう。
だが、マージョリーは今際の際に見てしまった。
ニヤリとほくそ笑むギュスターヴが、自分に『真実』を告げてその場から立ち去るところを。
マージョリーは、心に誓った。「必ず、生まれ変わってこの無念を晴らしてやる」と。
そして、気づけばマージョリーはクロフォード公爵家の長女アメリアとして転生していたのだった。
「今世は復讐のためだけに生きよう」と決心していたアメリアだったが、ひょんなことから居場所を見つけてしまう。
──もう二度と、自分に幸せなんて訪れないと思っていたのに。
その一方で、アメリアは成長するにつれて自分の顔が段々と前世の自分に近づいてきていることに気づかされる。
けれど、それには思いも寄らない理由があって……?
信頼していた相手に裏切られ殺された令嬢は今世で人の温かさや愛情を知り、過去と決別するために奔走する──。
※本作品は商業化され、小説配信アプリ「Read2N」にて連載配信されております。そのため、配信されているものとは内容が異なるのでご了承下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる