1,292 / 1,656
ごめんよララウ!!
しおりを挟む
「カレーに無限の可能性を感じる」
とシーフードカレーを食べた後にダリルが言った言葉を聞いた時思わず『何言ってんだコイツ』と思ったけど口にはしなかった。
あたしは成長している!!
「気に入ってくれた?」
シーフードカレーを食べて感動している【デルタ】のメンバー全員にそう聞くと全員が頷く。
「レン」
ダリルが真剣な顔であたしを見て口を開く。
「このレシピは本当に【カグヤ商会】の支店で売るんだな?」
そう聞かれたのであたしは頷く。
「そうだよ、オープンはいつかは分からないけどレシピは絶対に売るよ」
その言葉にダリルが【デルタ】のメンバーの一人の男性に視線を向け口を開く。
「ガレット、お前に【デルタ】のリーダーを譲る」
「「「「「は?」」」」」
【デルタ】のメンバー全員とあたしの言葉がハモった。
「俺は討伐者を引退してカレー屋をやる!!」
「「「「「は?」」」」」
またも【デルタ】のメンバー全員とあたしの言葉がハモる・・・・・・・・・・・ってかいきなり何を言い出すんだこの人!!
「まてダリル!!お前が引退してカレー屋をやるって金はあるのか?」
ガレットと呼ばれた討伐者がそう言ってダリルに迫ると、ダリル勝ち誇った顔で口を開く。
「この前ギルドからもらった金とこれまで貯めていた金をあわせてかなりあるからな!!余裕だ!!」
・・・・・・・・・・・このの前の口止め料込みの報酬が後押しになってる!!
「馬鹿野郎!俺達も誘えよ!」
ガレットがそう言うと残りのメンバーも真剣な顔で頷いた。
・・・・・・・・・・・・あれ?あたしが【デルタ】にカレーを食べさせたことで優秀な討伐者パーティーを引退に追い込んだ?ごめんよララウ!!
「なあダリルさん本気?」
あたしがそう言うとダリルが真剣な顔で頷く。
「本気だ、それと呼び捨てでいいぞ」
その言葉を聞きあたしはため息をついた後口を開く。
「ダリル一つ聞きたいんだけど」
「何だ?」
本気なら仕方ないので気になる事を聞く。
「今思いついたみたいだけど、店をやる場所はともかく、仕入れとかはどうする?当てあるの?」
まあ思い付きならそんな話はまあ考えてないだろうけどね!!
「これから考える!!」
何でそんなに偉そうに言い放つのさ?
「ならあたしの仲間を紹介するから色々聞くといい、その道のプロだから色々教えてくれると思うよ」
エルスさんなら色々教えてくれるとも思うし、サポートもしてくれると思うんだよね。
「誰だ?」
不思議そうにそう聞いてきたのであたしは口を開く。
「【カグヤ商会】のトップ」
え?何でそんなになんとも言えない顔になるの?頼りになるよ?
「忙しそうな人なんだろう?支店を出すって言ってたし・・・・俺達に色々教えてくれる時間なんてないのではないのか?」
あ!遠慮してるのね!!
「たぶん大丈夫じゃないのかな?」
エルスさんは優しいからね!
「って事でこのままここに居て、その人を紹介するから」
待っていればエルスさんが帰って来るからね!!
ダリル達と話をしてエルスさんを待ってったらカロラが部屋から出て来た。
「レン様いらしていたのですね?」
あたしに気がついた後にあたしと一緒にいるダリルに視線を向ける。
「カロラもいたんだ?この人達は討伐者パーティー【デルタ】だよ、この前の件で知り合ったんだよ」
あたしがそう言うとカロラは納得したようにダリル達に一礼した後口を開く。
「私は先程『部屋に来た』のですよ、こちらに用がありましてね」
ああ!【転移の腕輪】の事は言えないから『私は先程『部屋に来た』』と言ったのね。
とシーフードカレーを食べた後にダリルが言った言葉を聞いた時思わず『何言ってんだコイツ』と思ったけど口にはしなかった。
あたしは成長している!!
「気に入ってくれた?」
シーフードカレーを食べて感動している【デルタ】のメンバー全員にそう聞くと全員が頷く。
「レン」
ダリルが真剣な顔であたしを見て口を開く。
「このレシピは本当に【カグヤ商会】の支店で売るんだな?」
そう聞かれたのであたしは頷く。
「そうだよ、オープンはいつかは分からないけどレシピは絶対に売るよ」
その言葉にダリルが【デルタ】のメンバーの一人の男性に視線を向け口を開く。
「ガレット、お前に【デルタ】のリーダーを譲る」
「「「「「は?」」」」」
【デルタ】のメンバー全員とあたしの言葉がハモった。
「俺は討伐者を引退してカレー屋をやる!!」
「「「「「は?」」」」」
またも【デルタ】のメンバー全員とあたしの言葉がハモる・・・・・・・・・・・ってかいきなり何を言い出すんだこの人!!
「まてダリル!!お前が引退してカレー屋をやるって金はあるのか?」
ガレットと呼ばれた討伐者がそう言ってダリルに迫ると、ダリル勝ち誇った顔で口を開く。
「この前ギルドからもらった金とこれまで貯めていた金をあわせてかなりあるからな!!余裕だ!!」
・・・・・・・・・・・このの前の口止め料込みの報酬が後押しになってる!!
「馬鹿野郎!俺達も誘えよ!」
ガレットがそう言うと残りのメンバーも真剣な顔で頷いた。
・・・・・・・・・・・・あれ?あたしが【デルタ】にカレーを食べさせたことで優秀な討伐者パーティーを引退に追い込んだ?ごめんよララウ!!
「なあダリルさん本気?」
あたしがそう言うとダリルが真剣な顔で頷く。
「本気だ、それと呼び捨てでいいぞ」
その言葉を聞きあたしはため息をついた後口を開く。
「ダリル一つ聞きたいんだけど」
「何だ?」
本気なら仕方ないので気になる事を聞く。
「今思いついたみたいだけど、店をやる場所はともかく、仕入れとかはどうする?当てあるの?」
まあ思い付きならそんな話はまあ考えてないだろうけどね!!
「これから考える!!」
何でそんなに偉そうに言い放つのさ?
「ならあたしの仲間を紹介するから色々聞くといい、その道のプロだから色々教えてくれると思うよ」
エルスさんなら色々教えてくれるとも思うし、サポートもしてくれると思うんだよね。
「誰だ?」
不思議そうにそう聞いてきたのであたしは口を開く。
「【カグヤ商会】のトップ」
え?何でそんなになんとも言えない顔になるの?頼りになるよ?
「忙しそうな人なんだろう?支店を出すって言ってたし・・・・俺達に色々教えてくれる時間なんてないのではないのか?」
あ!遠慮してるのね!!
「たぶん大丈夫じゃないのかな?」
エルスさんは優しいからね!
「って事でこのままここに居て、その人を紹介するから」
待っていればエルスさんが帰って来るからね!!
ダリル達と話をしてエルスさんを待ってったらカロラが部屋から出て来た。
「レン様いらしていたのですね?」
あたしに気がついた後にあたしと一緒にいるダリルに視線を向ける。
「カロラもいたんだ?この人達は討伐者パーティー【デルタ】だよ、この前の件で知り合ったんだよ」
あたしがそう言うとカロラは納得したようにダリル達に一礼した後口を開く。
「私は先程『部屋に来た』のですよ、こちらに用がありましてね」
ああ!【転移の腕輪】の事は言えないから『私は先程『部屋に来た』』と言ったのね。
109
お気に入りに追加
1,270
あなたにおすすめの小説
趣味を極めて自由に生きろ! ただし、神々は愛し子に異世界改革をお望みです
紫南
ファンタジー
魔法が衰退し、魔導具の補助なしに扱うことが出来なくなった世界。
公爵家の第二子として生まれたフィルズは、幼い頃から断片的に前世の記憶を夢で見ていた。
そのため、精神的にも早熟で、正妻とフィルズの母である第二夫人との折り合いの悪さに辟易する毎日。
ストレス解消のため、趣味だったパズル、プラモなどなど、細かい工作がしたいと、密かな不満が募っていく。
そこで、変身セットで身分を隠して活動開始。
自立心が高く、早々に冒険者の身分を手に入れ、コソコソと独自の魔導具を開発して、日々の暮らしに便利さを追加していく。
そんな中、この世界の神々から使命を与えられてーーー?
口は悪いが、見た目は母親似の美少女!?
ハイスペックな少年が世界を変えていく!
異世界改革ファンタジー!
息抜きに始めた作品です。
みなさんも息抜きにどうぞ◎
肩肘張らずに気楽に楽しんでほしい作品です!
異世界に転生した俺は農業指導員だった知識と魔法を使い弱小貴族から気が付けば大陸1の農業王国を興していた。
黒ハット
ファンタジー
前世では日本で農業指導員として暮らしていたが国際協力員として後進国で農業の指導をしている時に、反政府の武装組織に拳銃で撃たれて35歳で殺されたが、魔法のある異世界に転生し、15歳の時に記憶がよみがえり、前世の農業指導員の知識と魔法を使い弱小貴族から成りあがり、乱世の世を戦い抜き大陸1の農業王国を興す。
聖女なので公爵子息と結婚しました。でも彼には好きな人がいるそうです。
MIRICO
恋愛
癒しの力を持つ聖女、エヴリーヌ。彼女は聖女の嫁ぎ制度により、公爵子息であるカリス・ヴォルテールに嫁ぐことになった。しかしカリスは、ブラシェーロ公爵子息に嫁ぐ聖女、アティを愛していたのだ。
カリスはエヴリーヌに二年後の離婚を願う。王の命令で結婚することになったが、愛する人がいるためエヴリーヌを幸せにできないからだ。
勝手に決められた結婚なのに、二年で離婚!?
アティを愛していても、他の公爵子息の妻となったアティと結婚するわけにもいかない。離婚した後は独身のまま、後継者も親戚の子に渡すことを辞さない。そんなカリスの切実な純情の前に、エヴリーヌは二年後の離婚を承諾した。
なんてやつ。そうは思ったけれど、カリスは心優しく、二年後の離婚が決まってもエヴリーヌを蔑ろにしない、誠実な男だった。
やめて、優しくしないで。私が好きになっちゃうから!!
ブックマーク・いいね・ご感想等、ありがとうございます。
怠惰生活希望の第六王子~悪徳領主を目指してるのに、なぜか名君呼ばわりされているんですが~
服田 晃和
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた男──久岡達夫は、同僚の尻拭いによる三十連勤に体が耐え切れず、その短い人生を過労死という形で終えることとなった。
最悪な人生を送った彼に、神が与えてくれた二度目の人生。
今度は自由気ままな生活をしようと決意するも、彼が生まれ変わった先は一国の第六王子──アルス・ドステニアだった。当初は魔法と剣のファンタジー世界に転生した事に興奮し、何でも思い通りに出来る王子という立場も気に入っていた。
しかし年が経つにつれて、激化していく兄達の跡目争いに巻き込まれそうになる。
どうにか政戦から逃れようにも、王子という立場がそれを許さない。
また俺は辛い人生を送る羽目になるのかと頭を抱えた時、アルスの頭に一つの名案が思い浮かんだのだ。
『使えない存在になれば良いのだ。兄様達から邪魔者だと思われるようなそんな存在になろう!』
こうしてアルスは一つの存在を目指すことにした。兄達からだけではなく国民からも嫌われる存在。
『ちょい悪徳領主』になってやると。
いずれ最強の錬金術師?
小狐丸
ファンタジー
テンプレのごとく勇者召喚に巻き込まれたアラフォーサラリーマン入間 巧。何の因果か、女神様に勇者とは別口で異世界へと送られる事になる。
女神様の過保護なサポートで若返り、外見も日本人とはかけ離れたイケメンとなって異世界へと降り立つ。
けれど男の希望は生産職を営みながらのスローライフ。それを許さない女神特性の身体と能力。
はたして巧は異世界で平穏な生活を送れるのか。
**************
本編終了しました。
只今、暇つぶしに蛇足をツラツラ書き殴っています。
お暇でしたらどうぞ。
書籍版一巻〜七巻発売中です。
コミック版一巻〜二巻発売中です。
よろしくお願いします。
**************
美味しい料理で村を再建!アリシャ宿屋はじめます
今野綾
ファンタジー
住んでいた村が襲われ家族も住む場所も失ったアリシャ。助けてくれた村に住むことに決めた。
アリシャはいつの間にか宿っていた力に次第に気づいて……
表紙 チルヲさん
出てくる料理は架空のものです
造語もあります11/9
参考にしている本
中世ヨーロッパの農村の生活
中世ヨーロッパを生きる
中世ヨーロッパの都市の生活
中世ヨーロッパの暮らし
中世ヨーロッパのレシピ
wikipediaなど
婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。
なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。
そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。
そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。
彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。
それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる