レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
1,271 / 1,656

聞き違いじゃなかったよ!!

しおりを挟む
その言葉を聞いてふと思い出した事を口に出した。



「エルスさんの考えを【カグヤ商会】を出した時に知ってればもう一店舗出す事も出来たのに残念だ」



「どういう事ですか?」



思わず呟いた言葉にエルスさんが反応して真剣な顔で聞いてきたのでさっき思い出した事を話す。



「ほら【祈りの義】の時にエルスさんの考えを知っていたら【アルセム】にも店を出せてたな・・・・と思ってね」



【聖法国アルセム】にアルナーの護衛で行った時に家を買っておっけば【アルセム】に店を出す事も出来た。

まあ一度【アルセム】に言った事があるから転移は使えるんだけど誰もいない所の転移場所なんて知らないから転移を使いたくても使えないんだ。



あたしの言葉を聞きエルスさんが不思議そうに首を傾げながら口を開く。



「あの・・・ありますよ?【アルセム】にも支店が」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?



「は?」



え?聞き違いかな?今エルスさんが『【アルセム】にも支店はある』って言ったような気がするんだけど?



あたしがエルスさんをガン見するとエルスさんが口を開く。



「ですから【アルセム】の王都にも【カグヤ商会】の支店はあると申しました」



聞き違いじゃなかったよ!!



「え?いつ?」



本当にいつの間に【アルセム】に支店を作ったの?てかどうやって【アルセム】に行った?あの後誰かが【アルセム】に行ったの?



「レン様が護衛を終えた後にウォルムでの時に【転移の腕輪】を作られて従者達全員に渡した時にシンさんに頼んで【アルセム】近くのキャプ地にシンさんと蒼天さんと私で転移してもらって王都に入りました」



エルスさんの行動力がすげぇ!!



「その後家を一軒買い取り、そこを拠点にして店を出す為に色々やって店を出しました」



あれ?って事は8国で店を出してるんじゃなくて9国?本当にすげえ!!



「あ!久しぶりにボルグさんにも会いたいね!!」



アルセムにある【銀狼の寝床】の姉妹店で【銀狼達の寝床】の店長のボルクさんを思い出してエルスさんに視線を向ける。



「【銀狼達の寝床】はどうなってるの?」



【アルセム】に支店を出してるって事は【銀狼達の寝床】の事も把握してると思いそう聞くとエルスさんは微笑みながら口を開く。



「かなりの繁盛店となってますよ、従業員も増やしてお昼時には並ばなければ入れない店になってます」



ボルグさんも頑張ってるんだね!なら今度【アルセム】に行っててみよう!!



「エルスさん、あたしはこれからウォルムに行ってそのまま泊って来るよ、んでもって明日の朝アズエルに戻って来るから、そうしたら一緒にレスティオールに行こう」



いきなりフィルミナ達と買い物に行くと決めたけど本人達にはまだ伝えてないから今から行って誘わないといけないからね、んでもってそのまま向こうで泊まって明日の朝こっちに戻って来てから買い物に行く事にする。



「畏まりました」



エルスさんんぽ返事を聞いた後にあたし達はウォルムの自宅へと転移した。







「おっす!!遊びに来たよ!!」



転移してすぐにリュージュの店にいきそう言って店の中に入るとリュージュが椅子に座って刀の刃を見ていた。



「いらっしゃいレン、少し待って」



リュージュはあたしを見ずに刃を睨むように見続け・・・10分位したらその刀を鞘に納めてホッとため息をついた後にあたしに視線を向けて口を開く。



「待たせたわねレン、いらっしゃい」



あたしは頷き口を開く。



「仕事ご苦労さん」



あたしの言葉にリュージュが苦笑する。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断

Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。 23歳の公爵家当主ジークヴァルト。 年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。 ただの女友達だと彼は言う。 だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。 彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。 また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。 エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。 覆す事は出来ない。 溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。 そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。 二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。 これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。 エルネスティーネは限界だった。 一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。 初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。 だから愛する男の前で死を選ぶ。 永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。 矛盾した想いを抱え彼女は今――――。 長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。 センシティブな所へ触れるかもしれません。 これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。

婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。

なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。 そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。 そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。 彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。 それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。

【完結】婚約破棄されて修道院へ送られたので、今後は自分のために頑張ります!

猫石
ファンタジー
「ミズリーシャ・ザナスリー。 公爵の家門を盾に他者を蹂躙し、悪逆非道を尽くしたお前の所業! 決して許してはおけない! よって我がの名の元にお前にはここで婚約破棄を言い渡す! 今後は修道女としてその身を神を捧げ、生涯後悔しながら生きていくがいい!」 無実の罪を着せられた私は、その瞬間に前世の記憶を取り戻した。 色々と足りない王太子殿下と婚約破棄でき、その後の自由も確約されると踏んだ私は、意気揚々と王都のはずれにある小さな修道院へ向かったのだった。 注意⚠️このお話には、妊娠出産、新生児育児のお話がバリバリ出てきます。(訳ありもあります)お嫌いな方は自衛をお願いします! 2023/10/12 作者の気持ち的に、断罪部分を最後の番外にしました。 2023/10/31第16回ファンタジー小説大賞奨励賞頂きました。応援・投票ありがとうございました! ☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。 ☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!) ☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。 ★小説家になろう様でも公開しています。

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります

ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。 七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!! 初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。 【5/22 書籍1巻発売中!】

だから聖女はいなくなった

澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」 レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。 彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。 だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。 キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。 ※7万字程度の中編です。

公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)

音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。 魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。 だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。 見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。 「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。

《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。

友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」 貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。 「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」 耳を疑いそう聞き返すも、 「君も、その方が良いのだろう?」 苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。 全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。 絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。 だったのですが。

処理中です...