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それは絶対ない!!
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「なら暫くはのんびりできるのね?」
リュージュがそう聞いてきたので少し考えた後に首を左右に振る。
「偶に【ウルステア】のギルドに顔を出さなきゃいけないかも」
あたしがやらかしてしまったから状況を把握しておきたい、たまに顔を出してララウからどうなったかを聞いておいた方がいいと思うんだ。
「・・・・・・レン・・・・・・貴女何かやらかしたの?」
ジト目でフィルミナがそう言って来たので思わず視線を逸らして口を開く。
「ナンデソンナコトイウノカナ?」
あたしの周りの人間って鋭い奴が多すぎだべ!!
「貴方が『ギルドに顔を出す』なんて言う事が珍しいからよ、ウォルムのギルドにも暫く顔を出していないでしょう?グラマスも会いたがってたわよ?」
そんな所から『あたしが何かやらかした』って思うのは凄いと思うんだ!!もしかしたらあたしが仕事をする喜びに目覚めたかもしれない・・・・・・・・・ないな!!!それは絶対ない!!
「まあ色々あったんだよ」
こう言っておけば誤魔化せる!!
「全く・・・・・何か困った事があったらきちんと相談しなさいよ?力になるから」
フィルミナが苦笑しながらそう言ってきたのであたしも苦笑しながら口を開く。
「その時はキチンと相談するよ」
あの件に関してはあたしは何もしなくていいと思うんだよね。
「取り敢えず今日はゆっくり出来るから呑む?」
ポーラとテレスにはこっちに止まるって言って来たから吞み明かしても大丈夫だしね。
「いいわね、リュージュはどう?」
フィルミナがにこやかにそう言うとリュージュが顔をしかめる。
「あのね?私もしごとがあるのよ?それを考えて欲しいわね」
とか言いながら店の閉店準備をし始めるリュージュを見てあたしとフィルミナは視線を合わせた後に笑い合う。
「素直じゃないよねリュージュ」
とあたしが言うとフィルミナもニコニコしながら口を開く。
「そういう所が可愛いんじゃない?私は好きよ?」
あたし達の言葉が聞こえたのか顔を真っ赤にしてリュージュがあたし達を見ないまま口を開く。
「何変な事言ってるの?私は本当のことを言ってるだけよ」
そう言いながらテーブルと椅子の用意を始めて、それを見たシン達も手伝いを始める。
「あ!ウルステアでいいもん手に入れたんだ」
【アイテムボックス】からボックルを取り出す。
「これは何?」
リュージュが首を傾げながらボックルを見ながら聞いてきたので【アイテムボックス】からナイフを取り出して切り分ける。
「食べてみ?甘くてうまいよ」
あたしも切り分けたボックルを一切れ手に取り果肉にかじりつく。
やっぱりスイカだ!!うまっ!!
リュージュとフィルミナも一口食べて気にいったのか残っているボックルに手を伸ばしていた。
「あ!そうだ!!今度友達に『食事会』に誘われたんだ、2人供参加しない?」
前の『食事会』と同じ規模だと思うから2人位増えても問題ないと思うんだよね。
「ほら前の『食事会』の時次があれば参加したいかも・・・みたいな事言ってたべ?」
それを聞いたフィルミナが真剣な顔で口を開く。
「ねえレン?誘われたって誰から?」
フィルミナの言葉を聞きリュージュも『はっ!!』となり真剣な顔であたしを見て来た。
「ん?メイシェルの王様だけど?」
首を傾げながらそう言うと2人は少し固まった後に2人揃って口を開いた。
「「参加しない!!」」
え?なんで?
「この前もそうだけど、美味しい料理が出るよ?」
今度は2人そろって首を左右に振る。
「「絶対行かない!!」」
本当に仲がいいよねこの2人。
リュージュがそう聞いてきたので少し考えた後に首を左右に振る。
「偶に【ウルステア】のギルドに顔を出さなきゃいけないかも」
あたしがやらかしてしまったから状況を把握しておきたい、たまに顔を出してララウからどうなったかを聞いておいた方がいいと思うんだ。
「・・・・・・レン・・・・・・貴女何かやらかしたの?」
ジト目でフィルミナがそう言って来たので思わず視線を逸らして口を開く。
「ナンデソンナコトイウノカナ?」
あたしの周りの人間って鋭い奴が多すぎだべ!!
「貴方が『ギルドに顔を出す』なんて言う事が珍しいからよ、ウォルムのギルドにも暫く顔を出していないでしょう?グラマスも会いたがってたわよ?」
そんな所から『あたしが何かやらかした』って思うのは凄いと思うんだ!!もしかしたらあたしが仕事をする喜びに目覚めたかもしれない・・・・・・・・・ないな!!!それは絶対ない!!
「まあ色々あったんだよ」
こう言っておけば誤魔化せる!!
「全く・・・・・何か困った事があったらきちんと相談しなさいよ?力になるから」
フィルミナが苦笑しながらそう言ってきたのであたしも苦笑しながら口を開く。
「その時はキチンと相談するよ」
あの件に関してはあたしは何もしなくていいと思うんだよね。
「取り敢えず今日はゆっくり出来るから呑む?」
ポーラとテレスにはこっちに止まるって言って来たから吞み明かしても大丈夫だしね。
「いいわね、リュージュはどう?」
フィルミナがにこやかにそう言うとリュージュが顔をしかめる。
「あのね?私もしごとがあるのよ?それを考えて欲しいわね」
とか言いながら店の閉店準備をし始めるリュージュを見てあたしとフィルミナは視線を合わせた後に笑い合う。
「素直じゃないよねリュージュ」
とあたしが言うとフィルミナもニコニコしながら口を開く。
「そういう所が可愛いんじゃない?私は好きよ?」
あたし達の言葉が聞こえたのか顔を真っ赤にしてリュージュがあたし達を見ないまま口を開く。
「何変な事言ってるの?私は本当のことを言ってるだけよ」
そう言いながらテーブルと椅子の用意を始めて、それを見たシン達も手伝いを始める。
「あ!ウルステアでいいもん手に入れたんだ」
【アイテムボックス】からボックルを取り出す。
「これは何?」
リュージュが首を傾げながらボックルを見ながら聞いてきたので【アイテムボックス】からナイフを取り出して切り分ける。
「食べてみ?甘くてうまいよ」
あたしも切り分けたボックルを一切れ手に取り果肉にかじりつく。
やっぱりスイカだ!!うまっ!!
リュージュとフィルミナも一口食べて気にいったのか残っているボックルに手を伸ばしていた。
「あ!そうだ!!今度友達に『食事会』に誘われたんだ、2人供参加しない?」
前の『食事会』と同じ規模だと思うから2人位増えても問題ないと思うんだよね。
「ほら前の『食事会』の時次があれば参加したいかも・・・みたいな事言ってたべ?」
それを聞いたフィルミナが真剣な顔で口を開く。
「ねえレン?誘われたって誰から?」
フィルミナの言葉を聞きリュージュも『はっ!!』となり真剣な顔であたしを見て来た。
「ん?メイシェルの王様だけど?」
首を傾げながらそう言うと2人は少し固まった後に2人揃って口を開いた。
「「参加しない!!」」
え?なんで?
「この前もそうだけど、美味しい料理が出るよ?」
今度は2人そろって首を左右に振る。
「「絶対行かない!!」」
本当に仲がいいよねこの2人。
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