レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
1,249 / 1,656

確かに危険な事をしてました!!

しおりを挟む
エルスさんが少し考えた後にあたしに視線を向けて口を開く。



「本当に助かりましたわ、良ければまた手伝ってくれると嬉しいです」



エルスさんの言葉にセイはあたしに視線を向ける。



「セイがしたいようにしていいんだよ」



あたしがセイを生み出したから気を使ってるんだろうけど、あたしはセイだけじゃなくてシン達にも自分の思う通りに生きて欲しいと思ってる。



「でしたらレン様がアズエルに居る時にはお手伝いしたいと思います」



ん?なんであたしがアズエルに居る時限定?と思い首を傾げてるとセイがあたしの考えを読み取ったのか口を開く。



「レン様がアズエルいる時はお休みの時ですから危険性はございません」



あ!確かにアズエルに居る時ってのんびりと過ごしてるね。



「他国に行く時は何が起こるかわかりませんのでついて行きます、私はその為にいるのですから」



真剣な顔でそう言い切るセイにあたしは苦笑しながら口を開く。



「いやいや他国に行った時も危険な事なんてしてないよ?」



あたしの言葉にエルスさんがジト目で口を開く。



「この前ご自分が囮になった事をお忘れですか?」



「う」



・・・・・・・・・・・・・確かに危険な事をしてました!!



「ま・・まあそんな事もあったけどセイは自分のしたい事をすればいいよ」



視線を逸らしながらそう言うとセイが真剣な顔で頷く。



「はい、ですから私はレン様と一緒に居たいので一緒に旅をします」



笑顔でそう言われればあたしは何も言わない。



「わかったよ」



あたしはエルスさん達と少し話をした後に自室に戻り就寝した。





朝食を食べ終えて食休みをしていたらアリーヌが紅茶を飲んでから口を開く。



「今日は【ウォルム王国】に行くの?」



その言葉にあたしは頷く。



「うん、リュージュに会いに行くつもりだよ」



元々予定はなかったし、昨日エルスさんから伝言を聞いた時点で行く気になってたからね。



「なら今日のお昼は新鮮な魚ね!!」



・・・・・・・・・・・・アリーヌさん・・・・さっき朝食を食べたばかりですよ?何でもう昼飯の話をしてるのさ?まあアリーヌらしいけど!!



「もう少ししたら行こう」



あたしももう少しティータイムを楽しみたいしね。







「さあ行こうか」



ティータイムを楽しんだ後にあたしがそう言うと皆が頷く。



「レン様今日はお戻りになられますか?」



転移しようとしたらポーラがそう聞いてきた。



「今日は【ウォルム王国】の家に泊まると思う」



リュージュに会いに行くからそのまま呑みになるかもしれないからね。



「畏まりました、ではお気を付けて」



「うん」



あたし達はポーラとテレスに見送られて転移した。





「さてと・・・・・」



転移先はウォルムにある家のリビングで、転移した後すぐに家を出てリュージュの店へと向かう為に歩きはじめる。

何事も無く目的地であるリュージュの店についてそのまま店へと入る。



「リュージュ来たよー!!」



そう言いながら入ると見知った顔がリュージュと話をしていた。



「あら?レン来たのね」



見知った顔はフィルミナであたしを見てニコニコしながらそう言って来た。



「元気そうだねフィルミナ、あ!リュージュも元気そうでよかった」



リュージュは苦笑しながら口を開く。



「貴女も元気そうでよかったわ。無事に【ウルステア】の王都へ着いたの?」



その言葉にあたしが頷く。



「王都に着いたし探していた人も見つけたよ、心配かけてごめんね」



2人はその言葉を聞いてホッとした顔になった。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。

なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。 そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。 そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。 彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。 それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。

【完結】婚約破棄されて修道院へ送られたので、今後は自分のために頑張ります!

猫石
ファンタジー
「ミズリーシャ・ザナスリー。 公爵の家門を盾に他者を蹂躙し、悪逆非道を尽くしたお前の所業! 決して許してはおけない! よって我がの名の元にお前にはここで婚約破棄を言い渡す! 今後は修道女としてその身を神を捧げ、生涯後悔しながら生きていくがいい!」 無実の罪を着せられた私は、その瞬間に前世の記憶を取り戻した。 色々と足りない王太子殿下と婚約破棄でき、その後の自由も確約されると踏んだ私は、意気揚々と王都のはずれにある小さな修道院へ向かったのだった。 注意⚠️このお話には、妊娠出産、新生児育児のお話がバリバリ出てきます。(訳ありもあります)お嫌いな方は自衛をお願いします! 2023/10/12 作者の気持ち的に、断罪部分を最後の番外にしました。 2023/10/31第16回ファンタジー小説大賞奨励賞頂きました。応援・投票ありがとうございました! ☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。 ☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!) ☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。 ★小説家になろう様でも公開しています。

だから聖女はいなくなった

澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」 レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。 彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。 だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。 キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。 ※7万字程度の中編です。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。

友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」 貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。 「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」 耳を疑いそう聞き返すも、 「君も、その方が良いのだろう?」 苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。 全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。 絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。 だったのですが。

前世は婚約者に浮気された挙げ句、殺された子爵令嬢です。ところでお父様、私の顔に見覚えはございませんか?

柚木崎 史乃
ファンタジー
子爵令嬢マージョリー・フローレスは、婚約者である公爵令息ギュスターヴ・クロフォードに婚約破棄を告げられた。 理由は、彼がマージョリーよりも愛する相手を見つけたからだという。 「ならば、仕方がない」と諦めて身を引こうとした矢先。マージョリーは突然、何者かの手によって階段から突き落とされ死んでしまう。 だが、マージョリーは今際の際に見てしまった。 ニヤリとほくそ笑むギュスターヴが、自分に『真実』を告げてその場から立ち去るところを。 マージョリーは、心に誓った。「必ず、生まれ変わってこの無念を晴らしてやる」と。 そして、気づけばマージョリーはクロフォード公爵家の長女アメリアとして転生していたのだった。 「今世は復讐のためだけに生きよう」と決心していたアメリアだったが、ひょんなことから居場所を見つけてしまう。 ──もう二度と、自分に幸せなんて訪れないと思っていたのに。 その一方で、アメリアは成長するにつれて自分の顔が段々と前世の自分に近づいてきていることに気づかされる。 けれど、それには思いも寄らない理由があって……? 信頼していた相手に裏切られ殺された令嬢は今世で人の温かさや愛情を知り、過去と決別するために奔走する──。 ※本作品は商業化され、小説配信アプリ「Read2N」にて連載配信されております。そのため、配信されているものとは内容が異なるのでご了承下さい。

公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)

音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。 魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。 だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。 見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。 「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

処理中です...