レディース異世界満喫禄

誰も思わないべさ！！

あたしはエルスさん達と別れた後に起きた事を話した。



「これに関してはあたしのせいじゃないべ？」



あたしの話を聞いてまたも2人そろってため息をついた。



「さすがレン様」



「関わらないと思っていたら向こうからくるとは・・・・・・」



これに関してはあたしだって驚いてるんだよ？レコアさんが王族だってのも驚いたし、あの騒ぎの後にまさかお詫びの食事に誘われるとか・・・・・・・誰も思わないべさ！！



「わかりました今から少し用意をしにアズエルに戻ります、申し訳ないのですが使者の方がいらしたら少し待っていてもらえるように言っておいてください」



そう言った後にエルスさんとカロラはアズエルに戻って行った。

風呂に入り王宮を歩いてもおかしくない服装に変えてくるんだろう。・



あたし達は使者とエルスさんとカロラが帰ってるのをアニマルズを遊びながら待った。







「お待たせしました」



約３０分後にエルスさんとカロラが正装に着替えて帰って来た。



「お帰り、まだお迎えは来てないよ」



「それはよかったです、王の使者を待たせるのは失礼にあたる所でしたから」



そうなの？まあ約束の時間に来て待たされるのは確かに非常識だよね。



「2人供お茶でも飲んで待っていようよ」



コハクを抱きしめながらそう言うと2人は苦笑しながらシン達が用意してくれたクーロムを飲み始めた。

みんなで寛いでいるとノック音が聞こえてその後に『お迎えに上がりました』とドア越しに声がかけらたのでライが出て対応してくれた。



「レン様お迎えのししゃがいらしゃいました、それでこの人数なので『５台の馬車が少し離れた広い場所に止めてあるのでそこまで徒歩でお越しください』とのことです」



まあ子供達もいるけどアニマルズとドラゴンズもいるからね・・・・・・・・・・・ん？ドラゴンズ達は見えないはずだからアニマルズの馬車の乗せるって事？多分ガイアとリーンとスレイプは馬車に乗れないよ？

そう思いながら指定された広い場所に行くと確かに馬車が５台止まっていた。

あたし達が来るのを見て使者があたしに駆け寄って来て深々と頭を下げて来た。



「わざわざすいません、これより皆様には５台の馬車に乗って頂き王宮までご案内させていただきます、ですがレン様の従魔の皆様の中には馬車に乗れないサイズの従魔もいらっしゃいます、ですので馬車はゆっくりと進みますのでその横をついてくるように頼んではくれませんか？お食事のほうはしっかりと用意されて頂きますので」



まあ妥当な所だね。



「いいけど食事に関して頼みたい事があるんだけど」



「何でございましょうか？出来るだけ対応させていただきます」



「うちの従魔はこの子達だけじゃなくてもう１２匹いるんだよ。その子達もついてくるから用意をお願いしてもいいかな？資金が必要なら払うから」



ドラゴンズ達を仲間外れにしたくないからね一緒に食べたいし！！因みに今日は家族総出で招待されてるのでリトルアニマルズも連れてきている。

もうね皆で美味いもん食おうって感じになってるのよ！！



「それでしたら問題ございません、従魔の方達沢山食べる事は予想しておりましたのでご安心してください」



おお！！それはありがたい！！





「ガイア、リーン、スレイプ悪いんだけどついて来てくれるかな？」



あたしがそう言うと『ブルゥ』『グラァ』と返事してくれたので安心して馬車にのった。



「あれ？」



アニマルズ達は馬車に乗らずスレイプやガイアの所に集まっていて馬車が進むのを待っていた。



「本当にいい子達だね」



スレイプ達が寂しいだろうという事で一緒に行動する事にしたっぽいね、まあ今まで一緒に過ごしてやんだから仲間意識が物凄く高いんだろう。

あたしはとても嬉しくなった。