926 / 1,656
面白い組み合わせになったね!!
しおりを挟む
司会者の言葉を聞き逃すまいと誰一人話すことなく舞台上を見ている中、司会者が口を開く。
「では発表します!!選ばれし強者の名は・・・・・・・・ヤッカ・ゲドー選手!!」
司会者がそう言った後会場中が湧き上がった。
「あたし達と考えてる事が同じな奴がいっぱいいたって事なんだね」
「ですね」
シンが頷くと他の子達も頷いていた。
「それでは勝ち残った3人と選ばれたヤッカ選手に入場してもらいましょう!!」
選手専用の出入り口から4人が出て来て舞台上に上がる。
「さて皆さま!これよりお馴染みのくじ引きをさせてもらいます!どんな組み合わせになるのか・・・それは
戦を司る神メルヴィーラ様の気持ち次第です!!どの様な組み合わせになっても素晴らしい試合になるのは明白!では各選手にくじを引いてもらいましょう!!」
用意されていた箱に手を入れて引いたくじを司会者に渡していく。
「決まりました!!発表したいと思います!!第4回戦第1試合キザット・キラ選手VSセレーナ・アルフィード選手!!第2試合レコア・ラノア選手VSヤッカ・ゲドー選手となります!!」
へえ・・・・・面白い組み合わせになったね!!格闘家同士と槍使い同士の戦いになったよ。
「これは楽しみだ」
勝ち残った選手達はそれぞれの道での使い手、それが同じ道の使い手同士の戦いとなるのだワクワクしてくる。
「では第1試合のキザット・キラ選手とセレーナ・アルフィード選手はこのまま残ってください、レコア選手とヤッカ選手は控え室に戻ってお待ちください」
レコアさんとヤッカ選手が舞台から降りて舞台上に残った2人は中央で向かい合う。
そして両選手の中間地点で審判さんが足を止めて口を開く。
「お互い殺しは無しだという事をしっかりと覚えておくように!!では・・・・・始め!!」
お互いに踏み込んで槍同士を打ち付けるように突きを放ち合い、その位置でお互いに両足をしっかりと開いて体を固定して槍を繰り出し合う。
互いに突き、払い、薙ぐ・・・そして相手の攻撃を槍を使い流し、受けてを繰り返していく。
「かなりのレベルだねこの戦い、カナデはどう思う?」
あたしの仲間内ではカナデが槍の使い手だからカナデに声を掛ける。
「私もそう思います、両選手供様子見みたいなのでもう少ししたら別の展開が起こるかもしれませんね」
確かにバッカス選手は蹴りとかも出していないし、セレーナは『水湖』の能力を使っていない。
だからカナデの言う『様子見』ってのは的を得ていると思う。
「ふっ!!」
セレーナの5段突きをキザット選手が槍と体捌きで躱そうとしていたら、最後の一撃の軌道がいきなり曲がり肩へともろに当たり後ろに後ずさりする。
「それがあるのを忘れていた・・・・やはりかなりの使い手だ」
セレーナを睨みながら構え直すキザット選手を見てセレーナは首を左右に振る。
「私はまだまだよ、私の知り合いに私より槍の扱いが上手くて強い人を2人知っているわ・・・・今度紹介しましょうか?勉強になるわよ?」
バッカス選手が苦笑したと思いっきり踏み三段突きを放った後体を回転させてその勢いを利用した横凪に繋げる。
「遠慮しておくよ、怖い思いはしたくないからね」
踏み込んで石突を掬い上げながらそう言って来て、その技を躱した後に今度はセレーナが5段突きと放つ。
しかも今度は全部が軌道が変わる突きだった。
「ふん!!」
その攻撃を地面ギリギリまで体を沈めて躱した後にその態勢のまま踏み込みセレーナの腰を抱えるように捕まえ供に倒れた。
「タックルだ・・・・これセレーナが不利になった」
タックルが使えるって事はその後に続くグランドテクニックも持っているって事なんだから。
あの子はこの手の攻撃って受けたこと無いはずだしね・・・・どうするセレーナ。
「では発表します!!選ばれし強者の名は・・・・・・・・ヤッカ・ゲドー選手!!」
司会者がそう言った後会場中が湧き上がった。
「あたし達と考えてる事が同じな奴がいっぱいいたって事なんだね」
「ですね」
シンが頷くと他の子達も頷いていた。
「それでは勝ち残った3人と選ばれたヤッカ選手に入場してもらいましょう!!」
選手専用の出入り口から4人が出て来て舞台上に上がる。
「さて皆さま!これよりお馴染みのくじ引きをさせてもらいます!どんな組み合わせになるのか・・・それは
戦を司る神メルヴィーラ様の気持ち次第です!!どの様な組み合わせになっても素晴らしい試合になるのは明白!では各選手にくじを引いてもらいましょう!!」
用意されていた箱に手を入れて引いたくじを司会者に渡していく。
「決まりました!!発表したいと思います!!第4回戦第1試合キザット・キラ選手VSセレーナ・アルフィード選手!!第2試合レコア・ラノア選手VSヤッカ・ゲドー選手となります!!」
へえ・・・・・面白い組み合わせになったね!!格闘家同士と槍使い同士の戦いになったよ。
「これは楽しみだ」
勝ち残った選手達はそれぞれの道での使い手、それが同じ道の使い手同士の戦いとなるのだワクワクしてくる。
「では第1試合のキザット・キラ選手とセレーナ・アルフィード選手はこのまま残ってください、レコア選手とヤッカ選手は控え室に戻ってお待ちください」
レコアさんとヤッカ選手が舞台から降りて舞台上に残った2人は中央で向かい合う。
そして両選手の中間地点で審判さんが足を止めて口を開く。
「お互い殺しは無しだという事をしっかりと覚えておくように!!では・・・・・始め!!」
お互いに踏み込んで槍同士を打ち付けるように突きを放ち合い、その位置でお互いに両足をしっかりと開いて体を固定して槍を繰り出し合う。
互いに突き、払い、薙ぐ・・・そして相手の攻撃を槍を使い流し、受けてを繰り返していく。
「かなりのレベルだねこの戦い、カナデはどう思う?」
あたしの仲間内ではカナデが槍の使い手だからカナデに声を掛ける。
「私もそう思います、両選手供様子見みたいなのでもう少ししたら別の展開が起こるかもしれませんね」
確かにバッカス選手は蹴りとかも出していないし、セレーナは『水湖』の能力を使っていない。
だからカナデの言う『様子見』ってのは的を得ていると思う。
「ふっ!!」
セレーナの5段突きをキザット選手が槍と体捌きで躱そうとしていたら、最後の一撃の軌道がいきなり曲がり肩へともろに当たり後ろに後ずさりする。
「それがあるのを忘れていた・・・・やはりかなりの使い手だ」
セレーナを睨みながら構え直すキザット選手を見てセレーナは首を左右に振る。
「私はまだまだよ、私の知り合いに私より槍の扱いが上手くて強い人を2人知っているわ・・・・今度紹介しましょうか?勉強になるわよ?」
バッカス選手が苦笑したと思いっきり踏み三段突きを放った後体を回転させてその勢いを利用した横凪に繋げる。
「遠慮しておくよ、怖い思いはしたくないからね」
踏み込んで石突を掬い上げながらそう言って来て、その技を躱した後に今度はセレーナが5段突きと放つ。
しかも今度は全部が軌道が変わる突きだった。
「ふん!!」
その攻撃を地面ギリギリまで体を沈めて躱した後にその態勢のまま踏み込みセレーナの腰を抱えるように捕まえ供に倒れた。
「タックルだ・・・・これセレーナが不利になった」
タックルが使えるって事はその後に続くグランドテクニックも持っているって事なんだから。
あの子はこの手の攻撃って受けたこと無いはずだしね・・・・どうするセレーナ。
96
お気に入りに追加
1,270
あなたにおすすめの小説
転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました
ひより のどか
ファンタジー
ただいま女神様に『行ってらっしゃ~い』と、突き落とされ空を落下中の幼女(2歳)です。お腹には可愛いピンクと水色の双子の赤ちゃんドラゴン抱えてます。どうしようと思っていたら妖精さんたちに助けてあげるから契約しようと誘われました。転生初日に一気に妖精さんと赤ちゃんドラゴンと家族になりました。これからまだまだ仲間を増やしてスローライフするぞー!もふもふとも仲良くなるぞー!
初めて小説書いてます。完全な見切り発進です。基本ほのぼのを目指してます。生暖かい目で見て貰えらると嬉しいです。
※主人公、赤ちゃん言葉強めです。通訳役が少ない初めの数話ですが、少しルビを振りました。
※なろう様と、ツギクル様でも投稿始めました。よろしくお願い致します。
※カクヨム様と、ノベルアップ様とでも、投稿始めました。よろしくお願いしますm(_ _)m
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
異世界で捨て子を育てたら王女だった話
せいめ
ファンタジー
数年前に没落してしまった元貴族令嬢のエリーゼは、市井で逞しく生きていた。
元貴族令嬢なのに、どうして市井で逞しく生きれるのか…?それは、私には前世の記憶があるからだ。
毒親に殴られたショックで、日本人の庶民の記憶を思い出した私は、毒親を捨てて一人で生きていくことに決めたのだ。
そんな私は15歳の時、仕事終わりに赤ちゃんを見つける。
「えぇー!この赤ちゃんかわいい。天使だわ!」
こんな場所に置いておけないから、とりあえず町の孤児院に連れて行くが…
「拾ったって言っておきながら、本当はアンタが産んで育てられないからって連れてきたんだろう?
若いから育てられないなんて言うな!責任を持ちな!」
孤児院の職員からは引き取りを拒否される私…
はあ?ムカつくー!
だったら私が育ててやるわ!
しかし私は知らなかった。この赤ちゃんが、この後の私の人生に波乱を呼ぶことに…。
誤字脱字、いつも申し訳ありません。
ご都合主義です。
第15回ファンタジー小説大賞で成り上がり令嬢賞を頂きました。
ありがとうございました。
あ、出ていって差し上げましょうか?許可してくださるなら喜んで出ていきますわ!
リーゼロッタ
ファンタジー
生まれてすぐ、国からの命令で神殿へ取られ十二年間。
聖女として真面目に働いてきたけれど、ある日婚約者でありこの国の王子は爆弾発言をする。
「お前は本当の聖女ではなかった!笑わないお前など、聖女足り得ない!本来の聖女は、このマルセリナだ。」
裏方の聖女としてそこから三年間働いたけれど、また王子はこう言う。
「この度の大火、それから天変地異は、お前がマルセリナの祈りを邪魔したせいだ!出ていけ!二度と帰ってくるな!」
あ、そうですか?許可が降りましたわ!やった!
、、、ただし責任は取っていただきますわよ?
◆◇◆◇◆◇
誤字・脱字等のご指摘・感想・お気に入り・しおり等をくださると、作者が喜びます。
100話以内で終わらせる予定ですが、分かりません。あくまで予定です。
更新は、夕方から夜、もしくは朝七時ごろが多いと思います。割と忙しいので。
また、更新は亀ではなくカタツムリレベルのトロさですので、ご承知おきください。
更新停止なども長期の期間に渡ってあることもありますが、お許しください。
【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。
まりぃべる
ファンタジー
「お前はクビだ!今すぐ出て行け!!」
そう、第二王子に言われました。
そんな…せっかく王宮の侍女の仕事にありつけたのに…!
でも王宮の庭園で、出会った人に連れてこられた先で、どうにかなりそうです!?
☆★☆★
全33話です。出来上がってますので、随時更新していきます。
読んでいただけると嬉しいです。
ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~
にくなまず
ファンタジー
今年から冒険者生活を開始した主人公で【ソロ】と言う適正のノア(15才)。
その適正の為、戦闘・日々の行動を基本的に1人で行わなければなりません。
そこで元上級冒険者の両親と猛特訓を行い、チート級の戦闘力と数々のスキルを持つ事になります。
『悠々自適にぶらり旅』
を目指す″つもり″の彼でしたが、開始早々から波乱に満ちた冒険者生活が待っていました。
ブラック・スワン ~『無能』な兄は、優美な黒鳥の皮を被る~
碧
ファンタジー
「詰んだ…」遠い眼をして呟いた4歳の夏、カイザーはここが乙女ゲーム『亡国のレガリアと王国の秘宝』の世界だと思い出す。ゲームの俺様攻略対象者と我儘悪役令嬢の兄として転生した『無能』なモブが、ブラコン&シスコンへと華麗なるジョブチェンジを遂げモブの壁を愛と努力でぶち破る!これは優雅な白鳥ならぬ黒鳥の皮を被った彼が、無自覚に周りを誑しこんだりしながら奮闘しつつ総愛され(慕われ)する物語。生まれ持った美貌と頭脳・身体能力に努力を重ね、財力・身分と全てを活かし悪役令嬢ルート阻止に励むカイザーだがある日謎の能力が覚醒して…?!更にはそのミステリアス超絶美形っぷりから隠しキャラ扱いされたり、様々な勘違いにも拍車がかかり…。鉄壁の微笑みの裏で心の中の独り言と突っ込みが炸裂する彼の日常。(一話は短め設定です)
聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる