レディース異世界満喫禄

日の丸

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うんいい返事だ!!

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「身体能力強化はともかく硬化は厄介ね・・・・・まあやりようはあるけどね」



リクオム選手のカミングアウトにレコアさんがそう言うと此処で初めてレコアさんから仕掛けた。

踏み込み懐に入った瞬間ローキックを放ち、バックステップでよけられた所に追撃のトンファーでも一撃。



「くっ!!」



それを剣で防がれ少しできた隙を狙いわき腹を思いっきり蹴り上げる。



「ぐおっ!」



横に少し飛びながら体制を立て直し構え直すリクオム選手。



「やっぱり硬い・・・本当に硬化が厄介ね」



レコアさんも構えながらそう言うと、リクオム選手が口を開く。



「ぬかせ・・・今の蹴りかなり効いたぞ」



「それこそ嘘言わないでよ、手ごたえがなかったもの」



会話をしながらも体を動かしたりしてフェイントを賭けながら対峙している2人が同時に相手に向かい走り出した。



リクオム選手が突きを放ちレコアさんがそれをトンファーで上に流しそのまま懐に入り、鳩尾にトンファーで一撃入れ、膝が崩れ丁度いいいちにあった頭を蹴り上げて場外まで吹き飛ばした。



「・・・・・・・・・・審判?」



誰もが今起きた事に驚き固まっていたのだが、レコアさんの声で皆が我に返る。



「それまで!勝者レコア・ラノア!!」



審判の宣言を聞きさらに盛り上がる観客たち。









「なかなか面白かったね」



しっかりとレコアさんも本気を出していたみたいだしね。



「レンお姉ちゃん聞いてもいい?」



ガイルがそう言って聞いてきたのであたしはガイルに視線を向ける。



「あの人硬化あがったのにあっさりと負けたよ?どうして?」



「ああそれか」



あたしがそう言うとガイルが真剣な顔で頷く。



「簡単だよ、硬化があってもダメージはあるんだよ、そしてさっき狙われたのは鳩尾と頭・・・・どっちもダメージが通りやすい場所だ」



特に頭は硬化が無きゃ死んでもおかしくない蹴りだったべ!!レコアさんこわっ!!



「いいかガイルさっきも言ったが戦いの中で油断や過信は絶対するな、どんなことが起きてもいいように用心は忘れないように」



用心しておくことは決して無駄な事じゃないと思うしね。



「はい!!」



うんいい返事だ!!





そして無事に第一回戦12試合全てが終り、舞台上に司会者が上がって来た。



「皆様楽しんでいただいているでしょうか?第一回戦は無事に終了いたしました!!そして只今より第二会戦6試合の組み合わせを決めたいと思います!!」



え?トーナメントみたくするんじゃなかったの?隣の枠の奴と次に闘うとかさ?



「決め方は一回戦の時と同じくじ引きです!!同じ番号を引いた人同士で闘ってもらいます!!因みに二回戦は明日の朝ですからね」



なるほど決まって直ぐ試合って分けじゃないんだね。



「それでは勝ち残った12人に入場してもらいましょう!!」



選手専用の出入り口から12人の選手たちが出て来て舞台上に上がって横一列にな並ぶ。



「では順番に番号を引いてもらいましょう!!」



司会者がそう言って紙の入っている箱を選手達に見せ引いて、その紙を司会者に渡していく。





「第二回戦の組み合わせを発表します!!第1試合ヤッカ・ゲドーVSガガリア・ノブ!!第2試合キザット・キラ!!VSセシル・ミラー!!第3試合セレーナ・アルフィードVSララ・クラット!!第4試合ウイット・ニューストンVSレコア・ラノア!!第5試合バッカス・ルイVSフェイ・リーサム!!第6試合Sムーラ・ギズンVSフロム・リアとなりました!!素晴らしい組み合わせばかりで明日が楽しみです!!皆様明日もどうぞお越しください!!」



そう言って司会者が解散を宣言すると選手達は散り散りに帰って行った。



「セレーナと合流してぶらつこうか」



今日からフィーナも一緒だからね、フィーナにとっては初めての街だから案内してあげようかな?

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