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あたしは応援しているよ!!
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「ありがとうございましたー」
従業員のお姉さんに見送られて『アイラの酒場』を出た。
あの後散々飲み食いして子供達と楽しんでいたらお客さん達が来はじめあたし達は店を出ることにしたんだけど、かなりの量を呑んでいたおっちゃんとお姉さんはそのまま仕事を始めた。
酒場勤めの人って半端ねぇ・・・・あたしだったら仕事しないで寝込んでいるレベルだべ!
「レン様、これからどうしますか?」
満腹になりどうしようかともった所にシンがそう聞いてきたのであたしは一度家に戻る事を提案した。
「一度家に戻ろうか、ジンやオルシアやテレシアは少し休んだ方がいい」
子供達の中でも3人は最年少だからかなり疲れているはずだ。
「「「畏まりました」」」
【レスティオール】の拠点に戻り、そこからアズエルに戻ると子供達がうとうとし始めていたので少しお昼寝タイムにしてもらい、明日も観光することを約束して休んでもらった。
「レン様・・・どうぞ」
リビングで紅茶を出してもらい一口飲むと口を開く。
「セレーナ、ガイル、こっちにおいで」
リビングで寛いでいる2人を呼ぶとあたしの前まで来て、そのままあたしを見てくる。
「武闘大会での予選なんだけど2人はどう戦う?」
ガイルはこの前の【大災害】で乱戦を体験しただろうけど、セレーナはそんな経験はないはず。
「僕は動き回りながら戦うつもりです」
「私はいつも通りに戦うだけです」
まあそれでもいいんだけど少しでも勝ち残って欲しいんだよね。
「ガイルは動きながら闘うってのは前に教えたフットワークを使うって事だね?」
「はい」
「なら最初のほうは武器は使わずに素手でやるといい」
「え?」
フットワーク使いながら剣を振り回すってのは相性が悪いし乱戦の場合は武器で倒すよりも素手の方が有利なのだ。
「庭に行こうか、シン、カナデ、ミズキ付き合って」
口で言うより実際に見せた方が早いからね。
あたしは庭に出てすぐにシン達に武器を構えてもらう。
「2人共よく見ておきな、シン、カナデ、ミズキ一斉にかかってきて」
あたしの言葉にシン達は木製の武器を握りあたしたしに襲いかってきた。
先ずは一番近くにいるシンの所に踏み込み剣を握っている腕を殴り剣を落とした所に、ボディに軽く一発入れた後サイドステップして向かい来るカナデの槍を躱した後右フックを軽くカナデの頬に触れさせバックステップ。
あたしのバックステップに合わせて追いかけるように殴りって来たミズキの右ストレートを躱したとその右腕を捕まえてそのまま一本背負いで投げをする。
ミズキは投げられながら体制を立て直してしっかりと着地した所で両手をあげる。
「負けました」
目の前にあるあたしの拳を見ながらミズキがそう言ったのであたしは離れる。
やった事は単純、着地した時にはあたしはミズキの前に移動して拳をふるい顔すれすれで止めていただけ。
「3人ともお疲れ」
あたしの相手をしてくれた3人にお礼を言った後にガイルとセレーナに視線を向けると2人が目をキラキラさせながらこっちを見ていた。
「乱戦の時って武器を使うスペースが限られる時があるから素手でやった方がいいんだよ、さっきのを見てもらったように、フットワークとステップワークを使って躱しながら戦って敵が少なくなってきたら武器を使って戦えばいい」
「お姉さまフットワークとステップワークを教えてください!!」
「僕も!!」
まあ今日は出かける気はなかったからいいんだけどね。
「んじゃステップをミズキから、フットワークはあたしが教えてあげる」
ミズキは接近戦のプロフェッショナルだからね。
「「お願いします!!」」
武闘大会で勝てるといいね。
あたしは応援しているよ!!
従業員のお姉さんに見送られて『アイラの酒場』を出た。
あの後散々飲み食いして子供達と楽しんでいたらお客さん達が来はじめあたし達は店を出ることにしたんだけど、かなりの量を呑んでいたおっちゃんとお姉さんはそのまま仕事を始めた。
酒場勤めの人って半端ねぇ・・・・あたしだったら仕事しないで寝込んでいるレベルだべ!
「レン様、これからどうしますか?」
満腹になりどうしようかともった所にシンがそう聞いてきたのであたしは一度家に戻る事を提案した。
「一度家に戻ろうか、ジンやオルシアやテレシアは少し休んだ方がいい」
子供達の中でも3人は最年少だからかなり疲れているはずだ。
「「「畏まりました」」」
【レスティオール】の拠点に戻り、そこからアズエルに戻ると子供達がうとうとし始めていたので少しお昼寝タイムにしてもらい、明日も観光することを約束して休んでもらった。
「レン様・・・どうぞ」
リビングで紅茶を出してもらい一口飲むと口を開く。
「セレーナ、ガイル、こっちにおいで」
リビングで寛いでいる2人を呼ぶとあたしの前まで来て、そのままあたしを見てくる。
「武闘大会での予選なんだけど2人はどう戦う?」
ガイルはこの前の【大災害】で乱戦を体験しただろうけど、セレーナはそんな経験はないはず。
「僕は動き回りながら戦うつもりです」
「私はいつも通りに戦うだけです」
まあそれでもいいんだけど少しでも勝ち残って欲しいんだよね。
「ガイルは動きながら闘うってのは前に教えたフットワークを使うって事だね?」
「はい」
「なら最初のほうは武器は使わずに素手でやるといい」
「え?」
フットワーク使いながら剣を振り回すってのは相性が悪いし乱戦の場合は武器で倒すよりも素手の方が有利なのだ。
「庭に行こうか、シン、カナデ、ミズキ付き合って」
口で言うより実際に見せた方が早いからね。
あたしは庭に出てすぐにシン達に武器を構えてもらう。
「2人共よく見ておきな、シン、カナデ、ミズキ一斉にかかってきて」
あたしの言葉にシン達は木製の武器を握りあたしたしに襲いかってきた。
先ずは一番近くにいるシンの所に踏み込み剣を握っている腕を殴り剣を落とした所に、ボディに軽く一発入れた後サイドステップして向かい来るカナデの槍を躱した後右フックを軽くカナデの頬に触れさせバックステップ。
あたしのバックステップに合わせて追いかけるように殴りって来たミズキの右ストレートを躱したとその右腕を捕まえてそのまま一本背負いで投げをする。
ミズキは投げられながら体制を立て直してしっかりと着地した所で両手をあげる。
「負けました」
目の前にあるあたしの拳を見ながらミズキがそう言ったのであたしは離れる。
やった事は単純、着地した時にはあたしはミズキの前に移動して拳をふるい顔すれすれで止めていただけ。
「3人ともお疲れ」
あたしの相手をしてくれた3人にお礼を言った後にガイルとセレーナに視線を向けると2人が目をキラキラさせながらこっちを見ていた。
「乱戦の時って武器を使うスペースが限られる時があるから素手でやった方がいいんだよ、さっきのを見てもらったように、フットワークとステップワークを使って躱しながら戦って敵が少なくなってきたら武器を使って戦えばいい」
「お姉さまフットワークとステップワークを教えてください!!」
「僕も!!」
まあ今日は出かける気はなかったからいいんだけどね。
「んじゃステップをミズキから、フットワークはあたしが教えてあげる」
ミズキは接近戦のプロフェッショナルだからね。
「「お願いします!!」」
武闘大会で勝てるといいね。
あたしは応援しているよ!!
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