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観光が最優先だけど!!
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「んじゃ行こうか」
翌日朝食を済ませて出かける用意が出来たので、あたしは仮の拠点へ転移した。
「それじゃあ昨日決めたようにまずはガイルの大会参加の登録をしてから観光ね」
昨日のうちに予めどう動くかは決めていたのでまずはギルドに向かう。
ギルドまでの道は昨日行ったので迷わずに着くことが出来た。
「でかい」
ガイルがギルドの建物を見て驚いている。
まあアズエルの5倍くらいの大きさはあるからね、さすが総本部。
「皆入るよ、はぐれないようにね」
かなりの人達が行き来しているのではぐれるかもしれないので最少組はポーラとテレス達と手を繋いで移動してもらっている。
「おはようございます、ご用は何でございましょうか?」
受付に並びやっとあたし達の番となって、栗色の髪をショートにした美人受付嬢が笑顔と供に聞いてきた。
・・・・・・・・・・・・・美人って得だよね笑顔になるだけで絵になるんだもん、羨ましい!!
「王都の武闘大会に参加したいから登録たいんだけど2人なんだけど」
「畏まりました、では手続きの用紙がこちらです、ご記入お願いします」
「あいよ、ほらガイル、セレーナ、書きな」
受け取った用紙をガイルとセレーナに渡すと美人受付嬢が驚いたように目を見開く。
「もしかしてその子も参加なされるのですか?貴女や後ろにいる方々ではなく?」
「ん?そうだよ?あたしや後ろの子達は参加しない、この子・・・・・ガイルとこの子セレーナが参加するのさ、参加資格はクリアしているから問題はないよ?」
昨日参加資格に関しては聞いていたから間違ってはないはず!!
「失礼しました、見た感じが討伐者になりたての子と思ってしまい驚いたのです、気分を害されたのであれば申し訳ありません」
美人受付嬢が深々と頭を下げて謝って来たのであたしは首を左右に振る。
「別に怒ってないよ、それにガイルは討伐者二年目のルーキーだから貴女の見立ては合ってるよ、この子が大会に参加するのは得難い経験をする為だ、だから気にしなくていいよ」
流石にガイルの実力じゃ勝ち残れはしないと思う、でも魔物討伐じゃ得られない経験をする事が出来る、だからあたしはガイルにこの話を持ってきたんだ。
それにセレーナに関してはいい所まで行くんじゃないかと思っている、何せアンヌシアさん直々に鍛えてもらったからね!!
「なるほど、では用紙を確認させていただきます」
ガイルとセレーナが書き込んだ手続きの用紙を確認して、また驚いてこっちを・・・・違うねガイルを見た。
「Cランカーなんですか?その歳で?」
「はい」
ガイルが頷いたのを見てあたしも驚く。
「へ?アンタいつの間にCランカーになったのさ?」
あれ?ついこの前までDランカーじゃなかったっけ?
「3日前だよ、丁度お姉ちゃんが出かけてる時にね」
これは本当に驚いた!!
「凄いじゃないかガイル、お姉ちゃん本当に嬉しいよ」
思わずガイルの頭を撫でてしまった。
「あのう」
美人受付嬢が何とも言えないような顔でoxこっちを見っていたので美人受付嬢を見る。
「手続きは終わりました、お二人は1週間後に始まる予選より参加していただきます、まず予選なのですが
バトルロイヤル方式で20人一組で戦って上位2人が本戦参加となります」
そこらへんはお約束な感じなんだね。
まあ一週間あるし少しはガイル達を鍛えてもいいかな?まあ観光が最優先だけど!!
「まあここでやる事は終わったから外に出ようか」
さあ観光だ!!
「テーセル、来たわよ」
ん?聞いた事のある声だ、と思い振り向くとクレアさんがパーティーメンバーと一緒に後ろにいた。
「あれ?レンじゃない」
まあギルドに居るんだし会ってもおかしくはないんだけどね。
翌日朝食を済ませて出かける用意が出来たので、あたしは仮の拠点へ転移した。
「それじゃあ昨日決めたようにまずはガイルの大会参加の登録をしてから観光ね」
昨日のうちに予めどう動くかは決めていたのでまずはギルドに向かう。
ギルドまでの道は昨日行ったので迷わずに着くことが出来た。
「でかい」
ガイルがギルドの建物を見て驚いている。
まあアズエルの5倍くらいの大きさはあるからね、さすが総本部。
「皆入るよ、はぐれないようにね」
かなりの人達が行き来しているのではぐれるかもしれないので最少組はポーラとテレス達と手を繋いで移動してもらっている。
「おはようございます、ご用は何でございましょうか?」
受付に並びやっとあたし達の番となって、栗色の髪をショートにした美人受付嬢が笑顔と供に聞いてきた。
・・・・・・・・・・・・・美人って得だよね笑顔になるだけで絵になるんだもん、羨ましい!!
「王都の武闘大会に参加したいから登録たいんだけど2人なんだけど」
「畏まりました、では手続きの用紙がこちらです、ご記入お願いします」
「あいよ、ほらガイル、セレーナ、書きな」
受け取った用紙をガイルとセレーナに渡すと美人受付嬢が驚いたように目を見開く。
「もしかしてその子も参加なされるのですか?貴女や後ろにいる方々ではなく?」
「ん?そうだよ?あたしや後ろの子達は参加しない、この子・・・・・ガイルとこの子セレーナが参加するのさ、参加資格はクリアしているから問題はないよ?」
昨日参加資格に関しては聞いていたから間違ってはないはず!!
「失礼しました、見た感じが討伐者になりたての子と思ってしまい驚いたのです、気分を害されたのであれば申し訳ありません」
美人受付嬢が深々と頭を下げて謝って来たのであたしは首を左右に振る。
「別に怒ってないよ、それにガイルは討伐者二年目のルーキーだから貴女の見立ては合ってるよ、この子が大会に参加するのは得難い経験をする為だ、だから気にしなくていいよ」
流石にガイルの実力じゃ勝ち残れはしないと思う、でも魔物討伐じゃ得られない経験をする事が出来る、だからあたしはガイルにこの話を持ってきたんだ。
それにセレーナに関してはいい所まで行くんじゃないかと思っている、何せアンヌシアさん直々に鍛えてもらったからね!!
「なるほど、では用紙を確認させていただきます」
ガイルとセレーナが書き込んだ手続きの用紙を確認して、また驚いてこっちを・・・・違うねガイルを見た。
「Cランカーなんですか?その歳で?」
「はい」
ガイルが頷いたのを見てあたしも驚く。
「へ?アンタいつの間にCランカーになったのさ?」
あれ?ついこの前までDランカーじゃなかったっけ?
「3日前だよ、丁度お姉ちゃんが出かけてる時にね」
これは本当に驚いた!!
「凄いじゃないかガイル、お姉ちゃん本当に嬉しいよ」
思わずガイルの頭を撫でてしまった。
「あのう」
美人受付嬢が何とも言えないような顔でoxこっちを見っていたので美人受付嬢を見る。
「手続きは終わりました、お二人は1週間後に始まる予選より参加していただきます、まず予選なのですが
バトルロイヤル方式で20人一組で戦って上位2人が本戦参加となります」
そこらへんはお約束な感じなんだね。
まあ一週間あるし少しはガイル達を鍛えてもいいかな?まあ観光が最優先だけど!!
「まあここでやる事は終わったから外に出ようか」
さあ観光だ!!
「テーセル、来たわよ」
ん?聞いた事のある声だ、と思い振り向くとクレアさんがパーティーメンバーと一緒に後ろにいた。
「あれ?レンじゃない」
まあギルドに居るんだし会ってもおかしくはないんだけどね。
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