レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
804 / 1,656

王都決戦 南門の戦い②

しおりを挟む
「チッ!」



もう始まってやがる!!



「ガストン!200ほど連れて巫女様の護衛につけ!残りの連中は俺と一緒にこのままツッコむぞ!!」



俺は仲間とゴーレム達と共に後方部隊に戦いを仕掛けている連中に突撃する。



「ったく張り切ってるねぇ」



仕掛けていたのは先行部隊である騎馬部隊が多分500騎位、それを見て溜息を一つ。



「でも俺達も張り切ってるんだぜ?」



馬を走らせる向かい来る騎馬とすれ違い際切り伏せ馬からおとし、俺の後から来たゴーレム達に踏みつぶされ動かなくなる騎士。

・・・・・・・・・ああはなりたくないなぁ・・・・・・・・・・



「ゴーレム部隊横一列になり前進!!!」



ジャンヌ殿のゴーレムは特別製でざっくりした命令でもしっかりと仕事をししてくれるから助かるんだよね。

そんな事を考えながらも騎馬相手にしっかりと剣を振り騎士を屠っていく。



「チッ!!」



俺目がけて無数の矢が降り注ぎ剣で矢を叩き落としたが、矢が馬にあたり馬が崩れ落ち地面に投げ出された。



「本当に張り切ってるねぇ」



地面に転がり、すぐさま立ち上がると目の前には400を超す騎馬、その後ろには歩兵が500、更にその後ろに同数の弓使い。

確か2千と聞いていたからまだ此処についていない兵がいるのかもしれない。



「少くねぇな、俺達ととゴーレム達の価値はその程度かい?だったら出直しな」



そう言うと俺に向かい矢の大雨が降り注ぎその後に敵兵が動き出し乱戦になる。

向かって来る騎馬から来る攻撃をよけつつ騎士を切り伏せる。



「俺は元々地上戦の方が得意なんだよ、どうも馬の上だと剣に力が乗り切らないからなぁ・・・・さあこれからが本番だぜ?」



そう俺が言うと周りにいる仲間達が笑い出した。



「隊長、張り切ってますね」



前を見ながらも顔を綻ばせる。



「そりゃ当たり前だろ、俺達には『灼熱の聖女』がついてんだ恥ずかしい姿なんか見せられねえだろ?」



「確かに」



「さて行くぜ?」



話を切り上げ敵に向かい走り出し一番近くにいる騎士を切り伏せる。



「コイツ早いぞ!!」



・・・・何だ今の踏み込み・・・・・・・・体がすごく軽く感じていつもの踏み込みよりかなり早く感じた・・・・何でだ?

気にしても仕方ないとおみ近くにいる騎士に切り込みそして倒す。



「こいつは別格だ!複数であたれ!!」



認めてくれるのは嬉しいが、今日の俺いつもと違がう、なんかすごく体が軽い気が・・・・・・・・・あ!!大将からもらったあのチョーカーのお陰か!!



「やっぱりうちの『灼熱の聖女』様は最高だぜ」



あの方のお陰で有利に戦う事が出来る。

と思ったらいつの間にか槍を持つ騎士達10騎に囲まれて・・・・同時に突き刺された。



「「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」」



「え?」



10人の騎士が口を開き驚きに固まり、突き刺された本人は信じれないように自分の体を見下ろす。

全方向から槍で突き刺されたはずなのに傷一つない・・・・・・何だこれは?いったいどうなって・・・・・・・って今は考えてる場合じゃねぇ!!目の前で固まってる騎士達を次々に切り伏せる。



「隊長・・・・・・・・何で生きてるんですか?」



離れた場所から見ていた部下から信じられられないような物を見るような顔で聞いた来た。

ついでに敵対する騎士達も同じような顔で俺を見ている。

そんな事聞かれても俺が聞きたい!・・・・・・・待てよ?

俺は腰に差してあるナイフを取り出しそのナイフで指先を刺す・・・・が怪我をしない・・・・なるほどそう言う事か。



「知らねえよ、きっと灼熱の聖女様がまもってくれたんだろうさ」



俺が腕に巻いてあるチョーカーをちらりと見た後にそう言い、騎士に切りかかる。

まったくあの人は・・・・・・・初めて会った時に説教されてから敵う気がしねぇなぁ!!



「いくぞおらぁ!!」



後でしっかりと問い詰めてやる!!





しおりを挟む
感想 1,343

あなたにおすすめの小説

地上最強ヤンキーの転生先は底辺魔力の下級貴族だった件

フランジュ
ファンタジー
地区最強のヤンキー・北条慎吾は死後、不思議な力で転生する。 だが転生先は底辺魔力の下級貴族だった!? 体も弱く、魔力も低いアルフィス・ハートルとして生まれ変わった北条慎吾は気合と根性で魔力差をひっくり返し、この世界で最強と言われる"火の王"に挑むため成長を遂げていく。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。 アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。 その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。

誰にでもできる異世界救済 ~【トライ&エラー】と【ステータス】でニートの君も今日から勇者だ!~

平尾正和/ほーち
ファンタジー
引きこもりニート山岡勝介は、しょーもないバチ当たり行為が原因で異世界に飛ばされ、その世界を救うことを義務付けられる。罰として異世界勇者的な人外チートはないものの、死んだらステータスを維持したままスタート地点(セーブポイント)からやり直しとなる”死に戻り”と、異世界の住人には使えないステータス機能、成長チートとも呼べる成長補正を駆使し、世界を救うため、ポンコツ貧乳エルフとともにマイペースで冒険する。 ※『死に戻り』と『成長チート』で異世界救済 ~バチ当たりヒキニートの異世界冒険譚~から改題しました

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

巻き込まれて気づけば異世界 ~その配達員器用貧乏にて~

細波
ファンタジー
(3月27日変更) 仕事中に異世界転移へ巻き込まれたオッサン。神様からチートもらってやりたいように生きる… と思ってたけど、人から頼まれる。神から頼まれる。自分から首をつっこむ! 「前の世界より黒くないし、社畜感無いから余裕っすね」 周りの人も神も黒い! 「人なんてそんなもんでしょ? 俺だって黒い方だと思うし」 そんな元オッサンは今日も行く!

生臭坊主の異世界転生 死霊術師はスローライフを送れない

しめさば
ファンタジー
急遽異世界へと転生することになった九条颯馬(30) 小さな村に厄介になるも、生活の為に冒険者に。 ギルドに騙され、与えられたのは最低ランクのカッパープレート。 それに挫けることなく日々の雑務をこなしながらも、不慣れな異世界生活を送っていた。 そんな九条を優しく癒してくれるのは、ギルドの担当職員であるミア(10)と、森で助けた狐のカガリ(モフモフ)。 とは言えそんな日常も長くは続かず、ある日を境に九条は人生の転機を迎えることとなる。 ダンジョンで手に入れた魔法書。村を襲う盗賊団に、新たなる出会い。そして見直された九条の評価。 冒険者ギルドの最高ランクであるプラチナを手にし、目標であるスローライフに一歩前進したかのようにも見えたのだが、現実はそう甘くない。 今度はそれを利用しようと擦り寄って来る者達の手により、日常は非日常へと変化していく……。 「俺は田舎でモフモフに囲まれ、ミアと一緒にのんびり暮らしていたいんだ!!」 降りかかる火の粉は魔獣達と死霊術でズバッと解決! 面倒臭がりの生臭坊主は死霊術師として成り上がり、残念ながらスローライフは送れない。 これは、いずれ魔王と呼ばれる男と、勇者の少女の物語である。

処理中です...