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副産物だべ!!
しおりを挟む「レン様、どうぞ」
テーブルの上にシンが入れてくれた紅茶をおいたのでそれを飲んだあとに口を開いた。
「シンもありがとうね救助部隊の指揮をしてくれてありがとう
シン達のお陰で人質たちは無事救助出来たので、しっかりとお礼を言っとかないとね。
「無事に助けられて良かったです」
「本当だね、それはシン達が頑張ってくれたおかげだよ、本当にありがとう」
頭を撫でながらお礼を言うと、とてもうれしそうに微笑んでくれた。
「ただいま帰りましたレン様」
シンの頭を撫でている最中にセイが帰ってきてあたし達をみて何んか羨ましそうに見ていたけどきっと気のせい。
「お待たせしました、宿をとって参りましたので移動いたしましょう」
おお!!宿が取れたんた!!助かるね!!ならば!!
「セイこっちに来て」
あたしは未だに座ったままなのでセイを呼ぶ。
「何でしょうか?」
あたしは近いて来たセイの頭を撫でながらお礼を言う。
「ありがとうね、本当に助かるよ」
何度も撫でているうちにすごく嬉しそうな顔になり何度も頷くセイ。
「はい!これからもレン様の為に頑張ります」
「無理はしないようにね、んじゃセイが探してくれた宿に行こう」
歩くこと10分くらいで外見がかなり立派な建物が見えてきてセイがそれを見ながら『あそこです』と言ったのでその宿に入る。
「シン、悪いんだけどここにあたし達がいるって知らせてきてくれるかな?」
「畏まりました」
シンを見送った後にあたしは部屋に入りホット一息。
「ライ、セイ、二人共【アイテムボックス】にしまってあるテーブルと椅子を出して、この部屋をダラスの【ドラクーン】の活動の会議室にするから」
なにもあたしが止まる為だけに部屋を取ったわけじゃない、ここで情報収集したことを皆では話合う為でもある。
まあ最大の理由はアニマルズとドラゴンズがのんびりできる部屋が欲しかっただけなんだけどね!
会議室云々は副産物だべ!!
「「畏まりました」」
テーブルと椅子をライ達が並べて会議室らしくしているとノックの後シンが部屋に入って来た・・・ラッチさんを連れて。
「ラッチさん救助作戦ご苦労様」
「いえ味方に怪我人が出なくてよかったです」
あたしの正面の椅子に座ってもらい紅茶を出した後にラッチさんが口を開く。
「ジャンヌ様にお聞きしておきたいことがあり参りました」
なんかすごい真剣な顔で言ってきたけどなにかあったの?と思いあたしも姿勢を正す。
「今回捕縛したダラスの警備隊はどうされます?」
思いもしない言葉に首を傾げる。
「どうするって何さ?」
あたしは何も考えてないけど?
「領主の命で我々に敵対行動をしました、どう対処するかを伺いたいのです」
えっ!!そんな事で捕虜をどうこうとか考えなきゃいけないの?
「あたしは別に何も・・・・・・・いいや一応警備兵に話を聞いて敵対しそうな者だ牢に泊まってもらって、警備兵はこの街の為に動いたんだからね、それに警備兵がいなくなったら街の人が困るかもしれないしね」
治安維持も警備兵のお仕事のうちだしね。
あたしがそう言うとラッチさんがなんか安心したような顔をした。
「良かったです」
「何がさ?」
何がよかったのか判らず首を傾げる。
「貴女が貴女で良かった」
「え?何当たり前のこと言ってんのさ?あ!そうだ!今アルベルドがこの街の情報を集めてるから集まったら会議するからそのつもりで」
「判りました・・・・では一度隊に戻ります」
そう言って帰ろうとする所にノックに後アルベルドが入ってきた。
「情報を持ってきました」
「シン、他の隊長格を呼んできて」
さて今後の話をしなきゃね!!
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