レディース異世界満喫禄

日の丸

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とても助かる!!

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「さて・・・・・・・・・・レン様、そこに座ってください」



ポーラとテレス、そして子供達を見送った後エルスさんが笑顔でそう言ってきたのであたしは首を傾げる。



「え?」



だってあたしもう座ってるよ?椅子に座って紅茶飲んでるんだよ?



「レン様?」



あ・・・・これやばい奴だと思いすかさず正座しました。



「話を聞きました」



「えっと・・・何をかな?」



エルスさんが何に怒ってるのか全然判んないんだけど!!



「サラッサルで倒れて、一日寝込んでいたらしいですね?」



エルスさんが笑顔で言いきったセリフを聞きあたしは『ばっ』とアリーヌを見るとすかさず顔ごと明後日もの方を見ながら紅茶を飲むアリーヌ。



「アリーヌゥゥゥゥゥ!!」



「レン様?」



笑顔のままあたしの顔の一センチ前まで顔を近けて来たのですぐさま謝る。



「ごめんなさい」



謝るあたしを見てため息をついたエルスさんが口を開く。



「レン様、貴女が倒れてしまっては意味がないではありませんか」



倒れるつもりは無かったんだよ?いけるかなと思ったら駄目だったってだけで。



「確かに今回は貴女にしか解決はできないかもしれません、ですが無理をして倒れてしまえば後はどうするのですか?残された子供達は?残された者の気持ちは?それをお考え下さい」



「・・・・ごめんなさい」





そう言われるとその言葉しか出てこない、確かにそうだあたしには心配してくれる家族がいるんだ。



「判って頂ければいいいのです、では皆が帰ってくるまでそのままでいてください」



「へ?」



もう足が痺れてきてるんですけど?ねえエルスさん?



「やはり反省は必要ですから帰ってくるまでそのまま反省しながら過ごして下さい」



ノォォォォォォ!!こら!!スフィア!!足を突かないで!!あ!リトルアニマルズ共!!やめて!!







「ただいま帰りました・・・・・・・どうなされたのですかレン様?」



帰って来たポーラとテレスが床で転がっているあたしを見て不思議がってるけどあたしにその答えを言う余裕はない。



「私と少し話しただけですよ、それでどうでしたか?」



エルスさんが笑顔でそう言うとポーラがエルスさんの方を見て報告を始める。



「はい、二人の意見を聞きながら自室に必要な物は全て購入してきました、後日搬入していただきます」



「後二人の衣服に関しては【カグヤ商会】に寄って見繕ってきましたので問題はありません」



あ!衣服とか忘れてた!とても助かる!!



「ありがとう、今日はこのままアズエルに居ようと思うんで夕飯は皆で食べよう」



もう少ししたら夕方だから他の子達も帰ってくると思うので、オルシアとテレシアの事を紹介しご飯を一緒に食べよう。

紹介できて皆とご飯も食べられる、正に一石二鳥だべよ!!

そしてみんなが帰り紹介して食事をして子供達が寝付いた後大人組がリビングに集まった。



「んじぁあの子達に関することを話すね」



流石に本人達がいる前で話すことではないため子供達が寝付いた後に話す事にしていたのだ。



「・・・・・・・・って事であの子達をあたしが引き取った、皆には苦労を掛ける思うけどあたしはこの選択以外は無いと思った」



リビングが沈黙に支配され数分が立った後エルスさんが微笑む。



「レン様の考えに賛同しますわ、私達の苦労なんて考える必要はございません、私達はそのためにここに居るのですから」



「そうです、それにレン様が気に入るという事はとてもいい子なのでしょう?ならば幸せになるべきです」



と微笑みながらテレスがそう言うとポーラも頷き口を開く。



「苦労を掛けるとおっしゃいますがうちの子達はとても賢くいい子なので苦労はしていません」



・・・・・・・・・確かに!!うちの子達は賢い天使だったもんね!!

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