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なんかノリで言っちゃったよ!!
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「暫く旅に出ます、探さないでください」
「いきなり何を言い出すのですかレン様」
王都でシン達と【アラビータ】行きの打ち合わせをした後、アズエルの家に戻りエルスさんにその事を言ったんだけどエルスさんの容赦のないツッコミがかえってきた。
「え?旅行に行ってくるって言いたかっただけだけど?」
あたしが首を傾げながらそう言うとエルスさんはため息をつく。
「でしたら『探さないでください』はいらないでしょうに」
「あ」
なんかノリで言っちゃったよ!!
「それでレン様?何処に旅行に行かれるのですか?」
どうするべ?エルスさんにはキチンと言っておいた方がいいかな?良し!きちんと言っておこう。
「【アラビータ】の王都に観光に行ってくる」
あたしの言葉に固まった後慌てたように声を掛けて来る。
「お待ちくださいレン様!【アラビータ】の国内は内乱のせいで安全とは言い難いです!しかも宣戦布告してきました!いくらレン様でも危険です!!」
「大丈夫だよただの観光なんだし、行くメンバーはシン達とアニマルズとドラゴンズで行く、悪いんだけどギンガとシリウスは一緒について来てね、リトルアニマルズはお留守番で」
「レン様!!」
エルスさんが心配して言ってくれてるのが判るのできちんと説明をしないといけないね。
「エルスさん、今日神様に会って来た」
「え?」
「【アラビータ】の王族を全員殺害した奴がいるんだけど、そいつが【渡り人】で厄介な魔法【精神支配】の魔法を使うらしいんだ、どうやらあたしにはその魔法が効かないらしい、だからあたしが行くんだ」
「ですがレン様が戦争に参加せずとも!!」
怒ったように言ってくるエルスさんにあたしは笑いかける。
「何言ってるのさエルスさん?あたしは観光に行くって言ったべ?戦争なんて御免だべ」
エルスさんがあたしの顔をじっと見つめた後溜息をつく。
「レン様は一度言い出したら引かないのでしたね」
「え?あたしそんな頑固者じゃないよ?ね?聞いてる?エルスさん?」
きちんと聞いてるかどうかを問い詰めようとしたらエルスさんが真剣な顔であたしに声を掛けてきた。
「でしたら二つ約束してください、一つ・・・危険になったら【転移魔法】ですぐにアズエルに戻って来ること、もう一つは困ったこちがあればすぐに相談に来ることです」
「わかったべさ、あ!あたしが【アラビータ】に行くことをケインには言わないでね?」
やばいやばいエルスさんからケインに伝わると事だった!!
「は?」
「さっき王都に行った時ケインと喧嘩まがいの事してきちまったからさ」
ケインとのやり取りをエルスさんに言うと思いっきりため息をつかれた。
「言い方はきついですが陛下の言い分が正しいではありませんか、レン様は国政には関わらないのですから知らなくてもよいではありませんか?」
「【アラビータ】に関しては知っておいた方がよかったと思う。関わっちまったからね」
「なんでも背負う事はしないでください『ウォルムの厄災』の時に言ったはずですよ?」
・・・・・・・・・あ・・・・そうだね、何でもあたしのせいって訳じゃないんだよね。
「あたしは成長しないね」
思わずため息をつく、本当にあれからあたしは成長してないね。
「でもやっぱりケインには言わないように」
知ったらきっと文句を言って引き留められるからね。
「畏まりました」
なんだろう?何でそんなに生暖かい視線をあたしに向けるのかなエルスさん?
「いきなり何を言い出すのですかレン様」
王都でシン達と【アラビータ】行きの打ち合わせをした後、アズエルの家に戻りエルスさんにその事を言ったんだけどエルスさんの容赦のないツッコミがかえってきた。
「え?旅行に行ってくるって言いたかっただけだけど?」
あたしが首を傾げながらそう言うとエルスさんはため息をつく。
「でしたら『探さないでください』はいらないでしょうに」
「あ」
なんかノリで言っちゃったよ!!
「それでレン様?何処に旅行に行かれるのですか?」
どうするべ?エルスさんにはキチンと言っておいた方がいいかな?良し!きちんと言っておこう。
「【アラビータ】の王都に観光に行ってくる」
あたしの言葉に固まった後慌てたように声を掛けて来る。
「お待ちくださいレン様!【アラビータ】の国内は内乱のせいで安全とは言い難いです!しかも宣戦布告してきました!いくらレン様でも危険です!!」
「大丈夫だよただの観光なんだし、行くメンバーはシン達とアニマルズとドラゴンズで行く、悪いんだけどギンガとシリウスは一緒について来てね、リトルアニマルズはお留守番で」
「レン様!!」
エルスさんが心配して言ってくれてるのが判るのできちんと説明をしないといけないね。
「エルスさん、今日神様に会って来た」
「え?」
「【アラビータ】の王族を全員殺害した奴がいるんだけど、そいつが【渡り人】で厄介な魔法【精神支配】の魔法を使うらしいんだ、どうやらあたしにはその魔法が効かないらしい、だからあたしが行くんだ」
「ですがレン様が戦争に参加せずとも!!」
怒ったように言ってくるエルスさんにあたしは笑いかける。
「何言ってるのさエルスさん?あたしは観光に行くって言ったべ?戦争なんて御免だべ」
エルスさんがあたしの顔をじっと見つめた後溜息をつく。
「レン様は一度言い出したら引かないのでしたね」
「え?あたしそんな頑固者じゃないよ?ね?聞いてる?エルスさん?」
きちんと聞いてるかどうかを問い詰めようとしたらエルスさんが真剣な顔であたしに声を掛けてきた。
「でしたら二つ約束してください、一つ・・・危険になったら【転移魔法】ですぐにアズエルに戻って来ること、もう一つは困ったこちがあればすぐに相談に来ることです」
「わかったべさ、あ!あたしが【アラビータ】に行くことをケインには言わないでね?」
やばいやばいエルスさんからケインに伝わると事だった!!
「は?」
「さっき王都に行った時ケインと喧嘩まがいの事してきちまったからさ」
ケインとのやり取りをエルスさんに言うと思いっきりため息をつかれた。
「言い方はきついですが陛下の言い分が正しいではありませんか、レン様は国政には関わらないのですから知らなくてもよいではありませんか?」
「【アラビータ】に関しては知っておいた方がよかったと思う。関わっちまったからね」
「なんでも背負う事はしないでください『ウォルムの厄災』の時に言ったはずですよ?」
・・・・・・・・・あ・・・・そうだね、何でもあたしのせいって訳じゃないんだよね。
「あたしは成長しないね」
思わずため息をつく、本当にあれからあたしは成長してないね。
「でもやっぱりケインには言わないように」
知ったらきっと文句を言って引き留められるからね。
「畏まりました」
なんだろう?何でそんなに生暖かい視線をあたしに向けるのかなエルスさん?
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