629 / 1,656
こんちきしょーー!!
しおりを挟む
あたしの冤罪事件から半年がたった。
皆を誘ったお食事会は無事終わったんだけど・・・・・・しばらくモンドが寝込んだ。
「俺は平民なんだぞ?」
王様達が帰っていった後、作り笑いのままあたしにすごんだ後倒れた・・・・・本当にごめんなさい!!
悪いと思ったのでよく効く胃薬を渡しておいた。
それとルヴァンを殴りにアルセムに行こうと思ったんだけど諦めるしかなかった。
アルセムに拠点を買っていなかったのだ!!
「ルヴァンを殴りに行けないべよ!!こんちきしょーー!!」
なぜかうちの大人組が『ほっ』としてたけど何だったんだろうね?
そして今日は・・・・・・
「お姉様!勝負です!!」
槍を構えるセレーナと庭で対峙している。
なぜこうなったかと言うとセレーナが来て一年がたつのでお祝いしようか?って言ったら真顔で一言。
「真剣に私と戦ってください」
と言って来たのだ。
「えっとね?セレーナ?あたしはお祝いしようって言ってるのに何で戦うの?」
すっかり忘れてたけどハウダックって脳筋の国だったんだよね!だからお祝い=戦いか!!
「私がここに来て、お姉さまは一度も本気で戦ってくれた事は一度もありません、ですからお姉さまの本気を見たいのです」
真剣な・・・・とても真剣な顔で言ってきた・・・・これは脳筋とかじゃなく、あたしの本気を見たいだけっぽいね。
「わかった、やるべさ」
ならばその思いに答えないといけない、一応あたしは師匠みたいだからね。
「セレーナ・・・一つ言っておく決して目を逸らすなよ?」
あたしは無手のまま槍を構えるセレーナに一気に踏み込む。
それを予想していたセレーナは三段突きを放つがあたしに当たることなく空を切り・・・・そして崩れ落ちた。
あたしがやったことは単純、三段突きが来る瞬間脇に移動して横から顎先をアッパーで突き上げて意識を刈り取った。
「ん・・・・・・」
セレーナに一応【メガヒール】をかけてしばらくベッドに寝かせていたら目を覚ました。
「起きたかい?どこか痛い所は?」
「ありません」
なら良し!
「お姉さま・・・・何をされたのかが判りません、私はどうやって倒されたのですか?」
「アンタの突きを避けて顎をアッパーで突き上げて意識を奪った」
あたしの言葉に何回か頷いて・・・・目を輝かせる。
「流石お姉さまです!!やっぱり師事してよかったです!!!!これからもよろしくお願いします!」
あれ?やられたのに何でこんなにうれしそうなの?・・・・・・・そうかやっぱり脳筋なんだ!!
「おきなセレーナ、皆で【銀狼の寝床】に行くよ、今日はセレーナが家にきて一年記念って事で美味いものをたくさん食おう」
「はい!」
あたし達は皆で【銀狼の寝床】に行き好きな物を頼み食べて飲んで話をして楽しんだ。
やっぱり平和な時間ってこんな時の事を言うんだね・・・・あたしはこういうのを望んでいるんだよ。
そんな事をしながら楽しく過ごしていたある日・・・・ブロード達【銀の剣】の面々があたしの家にやって来た。
「いらっしゃい、丁度お茶を飲もうと思ってたんだ、一緒に飲もう」
丁度ティータイムだったから三人を誘いリビング出紅茶を飲む。
「で?どうしたんだい?三人そろってあたしに用事があるって?」
「さっきギルドで聞いてきた事がある」
ブロードが真顔でいってくるのでなんかろくでもない予感がする。
「アラビータが宣戦布告をしたらしい」
「は?何処に?」
「【メイシェル王国】にだ」
・・・・・・・・・本当にろくでもなかった!!
皆を誘ったお食事会は無事終わったんだけど・・・・・・しばらくモンドが寝込んだ。
「俺は平民なんだぞ?」
王様達が帰っていった後、作り笑いのままあたしにすごんだ後倒れた・・・・・本当にごめんなさい!!
悪いと思ったのでよく効く胃薬を渡しておいた。
それとルヴァンを殴りにアルセムに行こうと思ったんだけど諦めるしかなかった。
アルセムに拠点を買っていなかったのだ!!
「ルヴァンを殴りに行けないべよ!!こんちきしょーー!!」
なぜかうちの大人組が『ほっ』としてたけど何だったんだろうね?
そして今日は・・・・・・
「お姉様!勝負です!!」
槍を構えるセレーナと庭で対峙している。
なぜこうなったかと言うとセレーナが来て一年がたつのでお祝いしようか?って言ったら真顔で一言。
「真剣に私と戦ってください」
と言って来たのだ。
「えっとね?セレーナ?あたしはお祝いしようって言ってるのに何で戦うの?」
すっかり忘れてたけどハウダックって脳筋の国だったんだよね!だからお祝い=戦いか!!
「私がここに来て、お姉さまは一度も本気で戦ってくれた事は一度もありません、ですからお姉さまの本気を見たいのです」
真剣な・・・・とても真剣な顔で言ってきた・・・・これは脳筋とかじゃなく、あたしの本気を見たいだけっぽいね。
「わかった、やるべさ」
ならばその思いに答えないといけない、一応あたしは師匠みたいだからね。
「セレーナ・・・一つ言っておく決して目を逸らすなよ?」
あたしは無手のまま槍を構えるセレーナに一気に踏み込む。
それを予想していたセレーナは三段突きを放つがあたしに当たることなく空を切り・・・・そして崩れ落ちた。
あたしがやったことは単純、三段突きが来る瞬間脇に移動して横から顎先をアッパーで突き上げて意識を刈り取った。
「ん・・・・・・」
セレーナに一応【メガヒール】をかけてしばらくベッドに寝かせていたら目を覚ました。
「起きたかい?どこか痛い所は?」
「ありません」
なら良し!
「お姉さま・・・・何をされたのかが判りません、私はどうやって倒されたのですか?」
「アンタの突きを避けて顎をアッパーで突き上げて意識を奪った」
あたしの言葉に何回か頷いて・・・・目を輝かせる。
「流石お姉さまです!!やっぱり師事してよかったです!!!!これからもよろしくお願いします!」
あれ?やられたのに何でこんなにうれしそうなの?・・・・・・・そうかやっぱり脳筋なんだ!!
「おきなセレーナ、皆で【銀狼の寝床】に行くよ、今日はセレーナが家にきて一年記念って事で美味いものをたくさん食おう」
「はい!」
あたし達は皆で【銀狼の寝床】に行き好きな物を頼み食べて飲んで話をして楽しんだ。
やっぱり平和な時間ってこんな時の事を言うんだね・・・・あたしはこういうのを望んでいるんだよ。
そんな事をしながら楽しく過ごしていたある日・・・・ブロード達【銀の剣】の面々があたしの家にやって来た。
「いらっしゃい、丁度お茶を飲もうと思ってたんだ、一緒に飲もう」
丁度ティータイムだったから三人を誘いリビング出紅茶を飲む。
「で?どうしたんだい?三人そろってあたしに用事があるって?」
「さっきギルドで聞いてきた事がある」
ブロードが真顔でいってくるのでなんかろくでもない予感がする。
「アラビータが宣戦布告をしたらしい」
「は?何処に?」
「【メイシェル王国】にだ」
・・・・・・・・・本当にろくでもなかった!!
100
お気に入りに追加
1,242
あなたにおすすめの小説
異世界改革〜女神さまに頼まれたので味方を作って国を改革しちゃいます!!〜
ゆずこしょう
ファンタジー
北郷彩芽(30歳)は階段から滑って落ちて呆気なくこの世を去った。
去ったのだ。
しかし、目を開けると現れたのは女神と名乗る人。
なんと異世界に行ってほしいという。
しかしその世界は色々問題がある世界で…
あやかし居酒屋「酔」
碧
キャラ文芸
|其処《そこ》は人に似て、人とは異なる者たちが住まう世界。ある日、気づくと|其処《そこ》にいた。
“綾”という名前以外、自身の記憶を全て失くして。記憶も、|還《かえ》る場所も失くした綾を鬼の統領・|羅刹《らせつ》は「異界の迷い人」とそう呼んだ。恐ろし気な肩書と裏腹に面倒見のいい羅刹に保護され、なんだかんだですっかり世界に馴染んだ綾は店をはじめた。その名も あやかし居酒屋「|酔《すい》」。個性豊かでギャップ強めのあやかしたち相手に今日も綾は料理を振る舞う。◆料理はおつまみ、ガッツリごはん系メイン。繋がりのある話もありますが、単体でもサクっと読めるのでお好きなメニュー部分だけでもお読み頂けます!ひとまず完結です。……当初の予定まで書ききったのですが、肉祭りや女子会も書きたいのでストックができればいつか復活する、かも?(未定)です。
冤罪で婚約破棄され、隣国に嫁がされそうです。そのまま冷遇されるお飾り王妃になるはずでしたが、初恋の王子様に攫われました。
櫻井みこと
恋愛
公爵令嬢のノエリアは、冤罪によって王太子から婚約破棄を告げられる。
どうやらこの婚約破棄には、国王陛下も関わっているらしい。
ノエリアを、隣国に嫁がせることが目的のようだ。
だが夫になる予定の国王にはもう妻がいて、ノエリアは血筋だけを求められるお飾りの王妃になる予定だった。
けれど結婚式直前に、ノエリアは忍び込んできたある男に攫われてしまう。
彼らの隠れ家に囚われているうちに、ノエリアは事件の真実を知る。
異世界テイスト ~宿屋の跡継ぎは、転生前の知識とスキルで女性と客をもてなす~
きーす
ファンタジー
介護職の椎名守24歳が交通事故に巻き込まれたが、女神の計らいで宿屋を経営する両親を亡くした少年シーマへと転生することに。
残された宿屋と大切な女性たち?を守るために、現代の知識とスキルを駆使して異世界を魅了していく物語。
よくある異世界転生のチーレムもので、飯テロ要素も加えてます。
出来るだけですが、週4回くらいのペースで更新していく予定ですので、末永くご愛顧くださいますようお願いいたします。
※この作品は小説家になろう、カクヨムなどにも投稿されております。
聖女の紋章 転生?少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です!
幸之丞
ファンタジー
2023/11/22~11/23 女性向けホットランキング1位
2023/11/24 10:00 ファンタジーランキング1位 ありがとうございます。
「うわ~ 私を捨てないでー!」
声を出して私を捨てようとする父さんに叫ぼうとしました・・・
でも私は意識がはっきりしているけれど、体はまだ、生れて1週間くらいしか経っていないので
「ばぶ ばぶうう ばぶ だああ」
くらいにしか聞こえていないのね?
と思っていたけど ササッと 捨てられてしまいました~
誰か拾って~
私は、陽菜。数ヶ月前まで、日本で女子高生をしていました。
将来の為に良い大学に入学しようと塾にいっています。
塾の帰り道、車の事故に巻き込まれて、気づいてみたら何故か新しいお母さんのお腹の中。隣には姉妹もいる。そう双子なの。
私達が生まれたその後、私は魔力が少ないから、伯爵の娘として恥ずかしいとかで、捨てられた・・・
↑ここ冒頭
けれども、公爵家に拾われた。ああ 良かった・・・
そしてこれから私は捨てられないように、前世の記憶を使って知識チートで家族のため、公爵領にする人のために領地を豊かにします。
「この子ちょっとおかしいこと言ってるぞ」 と言われても、必殺 「女神様のお告げです。昨夜夢にでてきました」で大丈夫。
だって私には、愛と豊穣の女神様に愛されている証、聖女の紋章があるのです。
この物語は、魔法と剣の世界で主人公のエルーシアは魔法チートと知識チートで領地を豊かにするためにスライムや古竜と仲良くなって、お力をちょっと借りたりもします。
果たして、エルーシアは捨てられた本当の理由を知ることが出来るのか?
さあ! 物語が始まります。
よくある婚約破棄なので
おのまとぺ
恋愛
ディアモンテ公爵家の令嬢ララが婚約を破棄された。
その噂は風に乗ってすぐにルーベ王国中に広がった。なんといっても相手は美男子と名高いフィルガルド王子。若い二人の結婚の日を国民は今か今かと夢見ていたのだ。
言葉数の少ない公爵令嬢が友人からの慰めに対して放った一言は、社交界に小さな波紋を呼ぶ。「災難だったわね」と声を掛けたアネット嬢にララが返した言葉は短かった。
「よくある婚約破棄なので」
・すれ違う二人をめぐる短い話
・前編は各自の証言になります
・後編は◆→ララ、◇→フィルガルド
・全25話完結
噂好きのローレッタ
水谷繭
恋愛
公爵令嬢リディアの婚約者は、レフィオル王国の第一王子アデルバート殿下だ。しかし、彼はリディアに冷たく、最近は小動物のように愛らしい男爵令嬢フィオナのほうばかり気にかけている。
ついには殿下とフィオナがつき合っているのではないかという噂まで耳にしたリディアは、婚約解消を申し出ることに。しかし、アデルバートは全く納得していないようで……。
※二部以降雰囲気が変わるので、ご注意ください。少し後味悪いかもしれません(主人公はハピエンです)
※小説家になろうにも掲載しています
◆表紙画像はGirly Dropさんからお借りしました
(旧題:婚約者は愛らしい男爵令嬢さんのほうがお好きなようなので、婚約解消を申し出てみました)
最低の屑になる予定だったけど隣国王子と好き放題するわ
福留しゅん
恋愛
傲慢で横暴で尊大な絶世の美女だった公爵令嬢ギゼラは聖女に婚約者の皇太子を奪われて嫉妬に駆られ、悪意の罰として火刑という最後を遂げましたとさ、ざまぁ! めでたしめでたし。
……なんて地獄の未来から舞い戻ったギゼラことあたしは、隣国に逃げることにした。役目とか知るかバーカ。好き放題させてもらうわ。なんなら意気投合した隣国王子と一緒にな!
※小説家になろう様にも投稿してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる