レディース異世界満喫禄

日の丸

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それは素晴らしい!!

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「いらっしゃい!準備は出来てるよ!!」



お食事会当日あたしは【銀狼の寝床】でケイン達が来るのを待っていた。

『ホストのレン様が迎えに行ってはダメです、店でお客様をお迎えするのが礼儀です』と言ってエルスさんに言われたので大人しく店で待っていたらケイン達が【銀狼の寝床】にやって来た。

流石に王家が家族で移動する為か護衛の騎士達も今日はついてきている。

まあ全員が見知った顔なんだけどね。



「今日は楽しみにしてた、中に入ってもいいか?」



代表してケインが聞いてきたので頷く。



「大人たちは二階に、子供達と護衛の人は一階で食事をしてもらうよ」



今日は大人数だったんで一階と二階で分ける事にした、アニマルズとドラゴンズも一階で食べる事になってる。

勿論食事方式も違う物にしている。

一階は子供達や何かあった時に動かなきゃいけない護衛さんの為にビュッフェスタイルで子供達が喜ぶメニューを並べてもらい好きに食べてもらうスタイルで、二階の大人組はコース料理で食事をしてもらう事になってる。



「この度はそなたに迷惑をかけた俺まで呼んでもらい感謝する」



そう言って頭を下げて来たのは【エルセア王国】の国王さんだ。



「もう終わったことだよ?今日は楽しんで行って」



あたしがそう言うと国王さんが自分の護衛に視線を向けた後あたしに視線を戻して話しだす。



「詫びと言うには物足りぬかもしれんが【エルセア王国】の特産品を持ってきた、後ろの護衛の【アイテムボックス】に入れてあるのだが?どうすればいい?」



特産品?それは素晴らしい!!



「物は何かな?」



一体どんなものがあるのかな?



「【エルセア王国】にしかない香辛料やブラウンカウを20頭、それから【エルセア王国】の最高級ワイン10本だ」



ワインは二本くらいあたしがもらって後は【銀狼の寝床】に渡した方がいいかな・・・・良しそうしよう!!



「ありがとう!とてっも嬉しいべさ!!」



あたしが喜んでるのを見て何故かほっとした王様を不思議そうに見た後皆を中に案内する。

そして皆が中に入った途端、大人組は固まり子供達は喜んで近くに走って行く・・・・ドラゴンズに。



「あ!ケイン!悪いんだけど後でまた国旗を貰えるかな?」



あたしの言葉に復活した後深い溜息をついた後頷く。



「用意しよう」



ケインの脇でアクスとエミリアも頷いて『任せろ』と言っていたので各国の国旗をドラゴンズの分はもらえるみたいで安心した。



「大人組は二階で先に上がってくれるかな?子供達に説明があるから」



「わかった」



この世界にビュッフェスタイルは存在しないからきちんと説明をして楽しんでもらわないといけない。

因みに家の子達は全員参加している、アリスとキースは最初は【銀狼の寝床】の従業員として働くと言っていたけどあたしの我儘で一緒に楽しんでもらう事にした。



だってっ滅多に会えない友達であるレオとラクスが来るのだから一緒に楽しんでもらいたかったのだ。

しかも今日はアクスの子供達も来るので会わせてあげたかったってのもある。



「さて皆注目!!」



あたしの言葉に一階にいる子供達と護衛さんがあたしに視線を向ける。



「一階での食事はあそこにいっぱい用意してある料理を自分で選んで好きなだけ取って食べてください!そして取った物は責任を持って食べてね!戻したら駄目だよ?一応ポーラが脇に控えてるから分からない事があったら聞いてね」



「「「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」



子供達が元気に返事をして護衛さん達は頷いた。



「それとアニマルズとドラゴンズも一緒だから仲良くしてあげてね!」



「「「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」



これも子供達が元気に返事をしてくれたけど、護衛さん達は顔を引き攣らしながら頷く。

何でそんなに汗をかいてるの護衛さん?この部屋はそんなに暑くないよ?

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