レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
582 / 1,656

あ!そっちか!!

しおりを挟む
「説明して!さっきのあれは何が起きたの?貴女が変な踊りを始めたら、ワイバーンの群れがいきなり切り裂かれ始めるなんてあれは何かの魔法なの?」



ナイル達のパーティーの中の魔法使いが詰め寄って聞いて来る・・・・・変な踊りって・・・・あたしはただ【ヴィリーナ】を振り回していただけなんだけどな・・・・・はたから見れば怪しい踊りに見えたのかな?



「あれは武器を振り回してただけだよ、あたしの仲間と合流したいから行くよ」



あっちももう終わってるだろうから合流して早くブラウンカウを狩りに行かねば!!







「皆ご苦労様ね!!」



シン達を見つけて歩いて行くと、やっぱりもう終わらせていたらしくシン達の後ろにはアースドラゴンの群れの死骸があった。



「シン達は凄いね、どれも一撃で終わらせてるじゃん」



倒れているアースドラゴンを見るとどれも額に刺し傷が一か所あるだけで他に傷はなかった。



「傷が少なければ高く売れると前に聞きましたから、全て【アイテムボックス】に入れます、後でギルドに売ろうと思うのですが?」



「それならアズエルで売ろう、あそこドラゴン系が出なくて滅多にドラゴン触れないって言ってたし、お世話にもなってるからね」



「「「「畏まりました」」」」



シン達がアースドラゴンの死骸を次々に【アイテムボックス】に入れている所を見ていて、ナイル達が大人しいのに気が付きナイル達の方を見てみると驚いた顔のまま固まっていた。



「さっきもそうだけどナイル達どうしたのさ?疲れた?」



きっと歩き疲れたのね!かなり歩いたし!!



すると4人そろって首を横に振ってから代表したようにナイルがあたしの襟首を掴み前後に思いっきり揺らしながら怒ったように言ってくる。



「何なのよあなた達!!本当なら大人数で時間かけて狩っていくはずの群れを少人数で・・・・ワイバーンの群れに関しては単独で倒してしまうなんて!!」



あ!そっちか!!っていうか気持ち悪くなるからやめてナイル!!



「あたし達は【輝夜】・・・Aランクパーティーだよ」



「【輝夜】・・・・・・聞かない名ね・・・・・有名どころは大体覚えてるんだけど」



「まあそうだろうさ、あたし達のホームはアズエル・・・・・【メイシェル王国】のアズエルがホームだからね」



他国で活動・・・・・ん?あたし達ってパーティーとして活動ってしてないよね?だったら尚更誰も知らないはず!!



「そう・・・・私達は一応Aランクパーティー・・・・あなた達の実力を見た後これを言うと恥ずかしいわね・・・【ユリシーズ】よ」



自己紹介を聞いた後【エリアサーチ】を使い他にアースドラゴンやワイバーンがいないかを確認してみるともういなかった、いるのは獣型の魔物だけ、本来の状態は多分この状態なのだろう。



「ナイル、もうこの階にはアースドラゴンもワイバーンもいないよ」



「何でわかるの?」



「魔法で調べた」



「わかったわ・・・・フィンザ悪いんだけど上に行って5階で合流待ちのパーティー達に伝えて頂戴」



ナイルが弓使いに頼むと頷いた後弓使いは走って行った。

良しこれで思う存分ブラウンカウを狩る事が出来るべさ!!あ!ブラウンカウって何階ででるんだろ?今までの階では見かけなかったよね?



「ねえナイル、ブラウンカウって何階で出るの?」



「え?ブラウンカウ?9階だけどそれがどうしたの?」



首を傾げながら聞いて来たので腕を組み言い放つ。



「狩りまくる!!」



その為に来たんだべ!!



「でもまだ下の階の安全は確認できてないわよ?」



まあこの階でアースドラゴンとワイバーンの群れが出たから心配なんだろうけどあたしには関係ないべさ!



「関係ないよ、あたしはブラウンカウを狩りにここまで来たんだからね!」



「え?緊急依頼の為にここに来たんじゃなかったの?」



あ・・・・・・・・・・・ついでに受けたのバレたかしら?

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい

梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。

異世界でタロと一緒に冒険者生活を始めました

ももがぶ
ファンタジー
俺「佐々木光太」二十六歳はある日気付けばタロに導かれ異世界へ来てしまった。 会社から帰宅してタロと一緒に散歩していたハズが気が付けば異世界で魔法をぶっ放していた。 タロは喋るし、俺は十二歳になりましたと言われるし、これからどうなるんだろう。

公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)

音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。 魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。 だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。 見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。 「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。

婚約者が隣国の王子殿下に夢中なので潔く身を引いたら病弱王女の婚約者に選ばれました。

ユウ
ファンタジー
辺境伯爵家の次男シオンは八歳の頃から伯爵令嬢のサンドラと婚約していた。 我儘で少し夢見がちのサンドラは隣国の皇太子殿下に憧れていた。 その為事あるごとに… 「ライルハルト様だったらもっと美しいのに」 「どうして貴方はライルハルト様じゃないの」 隣国の皇太子殿下と比べて罵倒した。 そんな中隣国からライルハルトが留学に来たことで関係は悪化した。 そして社交界では二人が恋仲で悲恋だと噂をされ爪はじきに合うシオンは二人を思って身を引き、騎士団を辞めて国を出ようとするが王命により病弱な第二王女殿下の婚約を望まれる。 生まれつき体が弱く他国に嫁ぐこともできないハズレ姫と呼ばれるリディア王女を献身的に支え続ける中王はシオンを婿養子に望む。 一方サンドラは皇太子殿下に近づくも既に婚約者がいる事に気づき、シオンと復縁を望むのだが… HOT一位となりました! 皆様ありがとうございます!

偽りの結婚生活 ~私と彼の6年間の軌跡

結城芙由奈 
恋愛
偽りの結婚をした男性は決して好きになってはいけない私の初恋の人でした― 大手企業に中途採用された「私」。だけどその実態は仮の結婚相手になる為の口実・・。 これは、初恋の相手を好きになってはいけない「私」と「彼」・・そして2人を取り巻く複雑な人間関係が繰り広げられる6年間の結婚生活の軌跡の物語—。 <全3部作:3部作目で完結です:終章に入りました:本編完結、番外編完結しました> ※カクヨム・小説家になろうにも投稿しています

愛など初めからありませんが。

ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。 お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。 「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」 「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」 「……何を言っている?」 仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに? ✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。

ナナイロの雷術師 -雷に打たれ全てを失った元神童の成り上がり英雄譚ー

日之影ソラ
ファンタジー
いつか聖域者(パラディン)になる! 俺を見捨てた奴らも、馬鹿にする奴らも全部踏み台にして、俺が最強だって認めさせてやるんだ! 魔術師の名門エメロード家の次男として生まれたリンテンス。 彼は類まれなる魔術の才能を持ち、幼い頃から神童と呼ばれていた。親や周囲からの期待も高く、最初から成功が約束されたような人生。ゆくゆくは魔術学校に通い、最高位の称号である聖域者に至ると誰もが思っていた。勝ち組街道まっしぐらに思われたが、ある日突然悲劇は起こる。 一筋の雷がリンテンスに落ち、十一種の属性が扱えた魔術が、雷属性一つしか使えなくなってしまった。名門の生まれで一属性しか使えない魔術師などゴミ同然。家族は手の平を返すように彼を見捨て、離れた別荘へと追いやる。 神童から出来損ないになったリンテンスは、一人ぼっちで絶望の淵にいた。自死すら考えた彼を救ったのは、聖域者の称号を持つアルフォース。 アルフォースに才能を見出されたリンテンスは、彼の弟子となり、自分を見捨てた家族や周囲を見返すために再び立ち上がる。 これから始まるのは、一度全てを失った少年が努力と秘めたる力で成り上がり、最強の聖域者となる物語。 そして彼は、彼の元に集った仲間たちと共に、世界の存亡をかけた戦いに身を投じていく。 ※ざまぁは遅めです

前妻の子であった私は義母義妹に虐げられていましたが、ある日城へ行ったことをきっかけに人生が変わりました。

四季
恋愛
前妻の子であった私は義母義妹に虐げられていましたが、ある日城へ行ったことをきっかけに人生が変わりました。

処理中です...