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こんな奴だった!!
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「何かあったの?」
あたしの耳に入れたい情報って嫌な予感しかしないんだけど!!
「大丈夫よ、その予感は外れてるから」
あ!考えてることがわかるんだっけ!まあ別に気にしないけど!!
「貴女に知らせておきたかったのはこの世界に貴女と同じ世界の人間が来たの」
「・・・・・・・それって『渡り人』ってやつ?」
予想外の話に戸惑ったが『同じ世界』と言われるとちょっと興味が出て来る。
「そうよ本来なら来ることが出来ないはずなんだけど、稀に時空のゆがみが出来る事があってそこに人が落ちる事で世界を渡るの、貴女の世界で『神隠し』とか言われる事の大半がこれね」
「それは・・・・落ちた人は運が悪かったとしか言いようがないよね」
「そうね、その『渡り人』が【アラビータ】に来たわ」
だからその事を教えてくれたのか、正直【アラビータ】にはいい思いは感じていない、メイシェル王国を狙っていた時点であたしの敵決定だからね。
「まあ今のアラビータは私の『祝福』のお陰で治世が安定してるから『渡り人』が苦労する事は無いと思うけど」
「まあ同じ世界って言っても知り合いが来てる訳じゃないと思うからアラビータまで会いに行くなんて思わないけど・・・・・・・・・・・・知り合いじゃないよね?」
もし知り合いだったらアズエルに連れて来るためにアラビータまで行しかないんだけど?
「小田部大地って言う男よ?」
「うん知らない奴だ」
ならばアラビータに行かないでいいな、気が向いたら行くって事で!!
「レン」
メルヴィーラが真剣な表情であたしに詰めよる・・・・え?アラビータに行かなきゃダメなの?
「お酒とソーセージのお替わりを」
「そっちかい!!」
あまり驚かせないで!あたしは小心者なんだよ!!
それからはお酒を呑みつつメルヴィーラと世間話を話しつつ過ごした。
神様ってやっぱりストレスがたまるんだなぁと思い知らされた時間だった。
「ごめん待たせたね」
あたしは講堂を出て皆が待つ場所に急いで戻り、謝りながら合流した。
「いえ?まだ一分も経ってませんよ?お気になさらず」
シンがそう言って笑ったがあたしはかなり驚き固まってしまった。
向こうでメルヴィーラと二時間は呑んでたんだよ?あ!アルセムで向こうに行った時も向こうとこっちの時間の経過が違ったんだった!!
「じゃあアストレイの所に行こうか」
見知った道をのんびりと歩きアストレイ宅に着いた頃にはお昼になっていた。
「いらっしゃいませレン様」
アストレイ宅に着いて出迎えてくれたのは、アストレイに仕えている高齢の執事さん・・・・ダンテさん。
「いきなり来てごめんね、アストレイはいるかな?」
「いらっしゃいます、ご案内いたします」
ダンテさんが先に歩きだしたのでその後をついて行く。
「旦那様、レン様がおこしになりました」
いくつもドアが並んでいる廊下を歩いていたダンテさんが一つの扉の前で止まりノックをした後に声を掛ける。
「入れ」
アストレイの声が聞こえてダンテさんがドアを開けて一歩後ろに下がった後あたしに向けて微笑む。
「お入りください」
あたし達はドアを潜り部屋に入り椅子に座っているアストレイに声を掛ける。
「よ!久しぶり!元気してた?」
「相変わらず元気そうだなレン」
何で溜息をつきながら言うのなアストレイ?元気な事はいい事だと思うんだけど?
「今日はあんたにこれを渡しに来たんだよ」
【アイテムボックス】から『新作』を取り出す。
「これは何だ?」
「あたしが作った『新作』」
あたしの言葉にアストレイが立ち上がり真顔で声を上げた。
「うちのマリーナがまた天使となるのか!!」
・・・・・・・・・・・・・・そう言えばこんな奴だった!!
あたしの耳に入れたい情報って嫌な予感しかしないんだけど!!
「大丈夫よ、その予感は外れてるから」
あ!考えてることがわかるんだっけ!まあ別に気にしないけど!!
「貴女に知らせておきたかったのはこの世界に貴女と同じ世界の人間が来たの」
「・・・・・・・それって『渡り人』ってやつ?」
予想外の話に戸惑ったが『同じ世界』と言われるとちょっと興味が出て来る。
「そうよ本来なら来ることが出来ないはずなんだけど、稀に時空のゆがみが出来る事があってそこに人が落ちる事で世界を渡るの、貴女の世界で『神隠し』とか言われる事の大半がこれね」
「それは・・・・落ちた人は運が悪かったとしか言いようがないよね」
「そうね、その『渡り人』が【アラビータ】に来たわ」
だからその事を教えてくれたのか、正直【アラビータ】にはいい思いは感じていない、メイシェル王国を狙っていた時点であたしの敵決定だからね。
「まあ今のアラビータは私の『祝福』のお陰で治世が安定してるから『渡り人』が苦労する事は無いと思うけど」
「まあ同じ世界って言っても知り合いが来てる訳じゃないと思うからアラビータまで会いに行くなんて思わないけど・・・・・・・・・・・・知り合いじゃないよね?」
もし知り合いだったらアズエルに連れて来るためにアラビータまで行しかないんだけど?
「小田部大地って言う男よ?」
「うん知らない奴だ」
ならばアラビータに行かないでいいな、気が向いたら行くって事で!!
「レン」
メルヴィーラが真剣な表情であたしに詰めよる・・・・え?アラビータに行かなきゃダメなの?
「お酒とソーセージのお替わりを」
「そっちかい!!」
あまり驚かせないで!あたしは小心者なんだよ!!
それからはお酒を呑みつつメルヴィーラと世間話を話しつつ過ごした。
神様ってやっぱりストレスがたまるんだなぁと思い知らされた時間だった。
「ごめん待たせたね」
あたしは講堂を出て皆が待つ場所に急いで戻り、謝りながら合流した。
「いえ?まだ一分も経ってませんよ?お気になさらず」
シンがそう言って笑ったがあたしはかなり驚き固まってしまった。
向こうでメルヴィーラと二時間は呑んでたんだよ?あ!アルセムで向こうに行った時も向こうとこっちの時間の経過が違ったんだった!!
「じゃあアストレイの所に行こうか」
見知った道をのんびりと歩きアストレイ宅に着いた頃にはお昼になっていた。
「いらっしゃいませレン様」
アストレイ宅に着いて出迎えてくれたのは、アストレイに仕えている高齢の執事さん・・・・ダンテさん。
「いきなり来てごめんね、アストレイはいるかな?」
「いらっしゃいます、ご案内いたします」
ダンテさんが先に歩きだしたのでその後をついて行く。
「旦那様、レン様がおこしになりました」
いくつもドアが並んでいる廊下を歩いていたダンテさんが一つの扉の前で止まりノックをした後に声を掛ける。
「入れ」
アストレイの声が聞こえてダンテさんがドアを開けて一歩後ろに下がった後あたしに向けて微笑む。
「お入りください」
あたし達はドアを潜り部屋に入り椅子に座っているアストレイに声を掛ける。
「よ!久しぶり!元気してた?」
「相変わらず元気そうだなレン」
何で溜息をつきながら言うのなアストレイ?元気な事はいい事だと思うんだけど?
「今日はあんたにこれを渡しに来たんだよ」
【アイテムボックス】から『新作』を取り出す。
「これは何だ?」
「あたしが作った『新作』」
あたしの言葉にアストレイが立ち上がり真顔で声を上げた。
「うちのマリーナがまた天使となるのか!!」
・・・・・・・・・・・・・・そう言えばこんな奴だった!!
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