レディース異世界満喫禄

これこそがあたしの求める生活だとも思うんだ！！

あたしがアズエルの戻って二週間が経った。

あたしはこの二週間子供達のんびりと過ごした、まあ何度かケインがデュナスを連れて家に来たりして真面目な話もしたけど、昼寝も好きなだけ出来たし子供達とも楽しく過ごすことが出来たあたしは満足だよ！

これこそがあたしの求める生活だとも思うんだ！！ちなみにデュナスが此処に来た理由はあたしへの謝罪、デュナス曰く『俺の我儘でそなたを困らせた事を謝罪する、だが国の恩人たるそなたに何か報いたいという気持ちに偽りはないのだ、困ったことがあれば相談して欲しい』と頭を下げて来たので『気にしてないよ』と言っておいた。

その後も一回来たけど、その時はあたしが率いた部隊に関する事を聞かれたり、ハイラルやダナムの事を聞かれたりと言う感じだったのでそんなに重要なことじゃなかったと思う。







「レン様、明後日より【バウダック王国】の家に行かれるのですよね？」



夕食後のティータイムを皆と楽しんでるとエルスさんが聞いて来たので頷く。



「うんエミリアさんとの話もあるし、向こうで温泉に入ってのんびりしたい、もう準備は出来てるんだよね？」



「はいもう準備は出来ています、子供達やセレーナさんも準備は出来ています」



今回の一番の目的はエミリアさんとの話合いだけどセレーナの里帰りも兼ねて、空いた時間で子供達とショッピングしたりとか考えている。



「では明日はのんびりと過ごされますか？」



「明日はちょっと教会に行ってみたいんだ」



ここしばらく神様達に会ってないから、顔を出しておいた方がいいと思うんだ。

たまに顔を出せと言われてたけど【グリフォン】騒動のせいで７か月くらい顔を出してなかったから【バウダック王国】に行く前に顔を出しておこうと思う。



「畏まりました、ではその後でよろしいのでアストレイ様の所によってください」



「ん？アストレイの所に？」



なんか用事があったっけ？それともアストレイに何かあった？



「はいレン様が作られた『新作』のマリーナ様用を渡してきて欲しいのです、この頃アストレイ様とも会っていないでしょう？ついでに会って来て下さい」



確かに会ってないから行ってもいいかな？



「わかったべさ教会に行った後アストレイの所に行くよ」



「よろしくお願いします」



「あいよ」





アニマルズベッドの誘惑を振り切り子供達と朝食を終え教会に行くことする。



「じゃあ皆は家で・・・・・・いや一緒に行こう」



教会の後のアストレイの所に行くんだ、仲良しのアニマルズ達やシン達も一緒の方がいい。



皆で教会まで行って入り口付近で待っていてもらう、あたし以外は多分あの場所に行けないと思うから待っていてもらった方がいい。

皆と別れて教会の祈りをささげる講堂の中央に立ち目をつぶり神様に語りかけるように考える。



「（誰かいませんかー？会いに来たんですけど）」



その後眼を開くとあの場所に立っていた。



「いらっしゃいレン」



出迎えてくれたのは緑の髪をショートにした女性・・・・メルヴィーラ様だった。



「違うでしょう？メルヴィーラでいいわ」



「そうだったね久しぶりメルヴィーラ」



辺りを見渡すとメルヴィーラ以外はだれも居なかった。



「メルヴィーラこれ飲む？」



【アイテムボックス】から【レインプトス王国】で買ったワインとグラスを取り出してワインを入れてテーブルに置いた後、料理も取り出して並べる。



「あら美味しそうね？いただくわ」



「今日の為に作ったべへモスのソーセージだべ、味は保障するよ」



ダラダラしつつも料理系の研究はしっかりとやったよ。

べへモスって言う高級食材があるのだソーセージにしない手は無いだろう！！これはマジに会心の出来だったのでモンドにしっかりと教えてたよ。



「レンちょうどいいところに来たわね、貴女の耳に入れたい事があったのよ」



ソーセージをかじった後顔をほころばさせた後真面目な顔になりメルヴィーラが言ってきた。



・・・・・・・・・・・厄介事じゃないといいなぁ！！