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閑話 とある男の新たなる歩み
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俺の生きている目的は無くなった・・・・・そう思いながら部屋の中で立っていると騎士が部屋に入っってきて俺を見て一礼し、話を掛けてきた。
「ハイラル殿あるお方が会いたいと申されています、来ていただけますか?」
「わかった」
多分騎士団の誰かだろう、どうやら今度は俺の番らしい、まあ【グリフォン】に在籍していたのだ少し調べればバレるか。
まあ俺の悲願も達成できたし、思い残す事は無い、今度は自分の罪に対する罰を受けよう。
「む?ダナム・・・お前も終わったのか?」
「ああ・・・・・長かったが全てが終わった」
向い側の廊下から騎士に連れられてダナムも来たので話かけた。
「お前も呼ばれたのか?」
「ああ」
ダナムもスッキリした顔で俺に微笑みかけて来る、お互いにもう語るべきものはなくそのまま騎士達の後をついて行きいくつもある扉の中でもかなりいい作りをした扉の前で止まる。
「どうぞ中へお入りください」
騎士達が扉を開けたまま動かなくなったのでダナムと共に中に入り、俺達は固まる。
「よく来てくれた」
なかにはデュナス殿下・・・・・・いや二か月後には陛下となる王太子がにこやかな顔で俺達の事を出迎えたからだ。
「立っていないで、そこのソファーに座ってくれ」
「はい」
いきなり王太子と面会とは心臓にわるすぎるぞ!この状態を察するに王太子自らが死刑宣告をするようには思えんのだが・・・・・・
「君達に来てもらったのは謝らなければいけなかったので来てもらった」
「「は?」」
王太子自らが頭を下げる?どういうことだ?
「レンから話は聞いている・・・・・・全てな」
やはり死刑宣告なのか?ならば何で『謝らねばならぬ』などと言った?
「今回の騒動は王族と貴族の傲慢が生んだ悲劇と言っていい、王族が貴族に対して何も言わなかったためそなた達の家族を奪う事となり、反乱へとなった、・・・・・・本当にすまない」
・・・・・・・・・何をいまさら・・・・・・・・・
「そなた等を呼んだのは謝る事が主意だが他にも伝えたい事がある」
「何でしょうか」
「ハイラル・ブルーノ及びダナム・カーターに男爵の位を叙爵する」
「「は?」」
何を言っている?俺達は【グリフォン】に参加していたいわば反乱者だぞ?それが男爵?何の冗談だ?
「待ってくれ、俺達は・・・」
立ち上がり王太子にその事を言おうとすると、王太子が手のひらを俺の方に向ける。
「レンからすべてを聞いたと言っただろう?今から理由を話す、聞いてくれ」
そう言われて渋々ソファーに座りなおして王太子を見る。
「今回の件でこの国に色々足りないのもがあると分かった、そのうちの一つが『情報』を集める部署、それも普通の『情報』ではなく『裏の情報』を集める部署・・・・・それをお前達に任せたい、扱いは俺の弟が取り纏める情報部の中の一部署と言う扱いとなる部署の名は『特殊情報処理室』だ」
なんか話が大きくなっていいるが、それと叙爵の関係はあるのか?
「『特殊情報処理室』の最初の仕事は【グリフォン】の残党狩りだ」
「それはもしかして」
「そうだこの部署はこの国の貴族の不正や腐敗を調べる『部署』で証拠がそろえば逮捕権と殺傷権を俺の名の下で与えることが出来る、今回の反乱もこういう機関があれば未然に防ぐことが出来たかもしれんのだ。そして何故『叙爵』なのかと言うと爵位持ちでないと入れない場所もあるからな、調べるためにも『男爵』くらいの地位は持っていた方がいいのだ」
「けど俺達は・・・・・」
「罪の意識があるのならば国の為ではなく、民の為にこの話を受けてはくれぬか?王族に忠誠など誓わなくてもいい、民の為だけにそなた等の人生を使ってはくれないだろうか?」
『民の為に』・・・・【グリフォン】から抜けた時に考えた事だ・・・・・・そう思いダナムを見る俺をを真剣な目で見た後頷く。
「受けましょう」
「助かる」
ハリムを討った事で俺の生きている意味は無くなったと思ったが、新たな目標が出来た『民の為に俺が出来る事をする』それが俺の・・・・新たな生きる意味となる。
「ハイラル殿あるお方が会いたいと申されています、来ていただけますか?」
「わかった」
多分騎士団の誰かだろう、どうやら今度は俺の番らしい、まあ【グリフォン】に在籍していたのだ少し調べればバレるか。
まあ俺の悲願も達成できたし、思い残す事は無い、今度は自分の罪に対する罰を受けよう。
「む?ダナム・・・お前も終わったのか?」
「ああ・・・・・長かったが全てが終わった」
向い側の廊下から騎士に連れられてダナムも来たので話かけた。
「お前も呼ばれたのか?」
「ああ」
ダナムもスッキリした顔で俺に微笑みかけて来る、お互いにもう語るべきものはなくそのまま騎士達の後をついて行きいくつもある扉の中でもかなりいい作りをした扉の前で止まる。
「どうぞ中へお入りください」
騎士達が扉を開けたまま動かなくなったのでダナムと共に中に入り、俺達は固まる。
「よく来てくれた」
なかにはデュナス殿下・・・・・・いや二か月後には陛下となる王太子がにこやかな顔で俺達の事を出迎えたからだ。
「立っていないで、そこのソファーに座ってくれ」
「はい」
いきなり王太子と面会とは心臓にわるすぎるぞ!この状態を察するに王太子自らが死刑宣告をするようには思えんのだが・・・・・・
「君達に来てもらったのは謝らなければいけなかったので来てもらった」
「「は?」」
王太子自らが頭を下げる?どういうことだ?
「レンから話は聞いている・・・・・・全てな」
やはり死刑宣告なのか?ならば何で『謝らねばならぬ』などと言った?
「今回の騒動は王族と貴族の傲慢が生んだ悲劇と言っていい、王族が貴族に対して何も言わなかったためそなた達の家族を奪う事となり、反乱へとなった、・・・・・・本当にすまない」
・・・・・・・・・何をいまさら・・・・・・・・・
「そなた等を呼んだのは謝る事が主意だが他にも伝えたい事がある」
「何でしょうか」
「ハイラル・ブルーノ及びダナム・カーターに男爵の位を叙爵する」
「「は?」」
何を言っている?俺達は【グリフォン】に参加していたいわば反乱者だぞ?それが男爵?何の冗談だ?
「待ってくれ、俺達は・・・」
立ち上がり王太子にその事を言おうとすると、王太子が手のひらを俺の方に向ける。
「レンからすべてを聞いたと言っただろう?今から理由を話す、聞いてくれ」
そう言われて渋々ソファーに座りなおして王太子を見る。
「今回の件でこの国に色々足りないのもがあると分かった、そのうちの一つが『情報』を集める部署、それも普通の『情報』ではなく『裏の情報』を集める部署・・・・・それをお前達に任せたい、扱いは俺の弟が取り纏める情報部の中の一部署と言う扱いとなる部署の名は『特殊情報処理室』だ」
なんか話が大きくなっていいるが、それと叙爵の関係はあるのか?
「『特殊情報処理室』の最初の仕事は【グリフォン】の残党狩りだ」
「それはもしかして」
「そうだこの部署はこの国の貴族の不正や腐敗を調べる『部署』で証拠がそろえば逮捕権と殺傷権を俺の名の下で与えることが出来る、今回の反乱もこういう機関があれば未然に防ぐことが出来たかもしれんのだ。そして何故『叙爵』なのかと言うと爵位持ちでないと入れない場所もあるからな、調べるためにも『男爵』くらいの地位は持っていた方がいいのだ」
「けど俺達は・・・・・」
「罪の意識があるのならば国の為ではなく、民の為にこの話を受けてはくれぬか?王族に忠誠など誓わなくてもいい、民の為だけにそなた等の人生を使ってはくれないだろうか?」
『民の為に』・・・・【グリフォン】から抜けた時に考えた事だ・・・・・・そう思いダナムを見る俺をを真剣な目で見た後頷く。
「受けましょう」
「助かる」
ハリムを討った事で俺の生きている意味は無くなったと思ったが、新たな目標が出来た『民の為に俺が出来る事をする』それが俺の・・・・新たな生きる意味となる。
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