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ケインがね!!
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「まあ言いたい事は言ったしあたしはこの国から出ていくよ、ライも一緒に連れて行くからハリムの警備を増やした方がいいよ」
「何?いやお前の言いたい事は判った、わが国が悪かったのも理解した、だがレンよそなたを伯爵にすると言っているのだ、何故受けてくれぬ?」
デュナスさんが慌てて言ってくるけどどうやら理解してくれなかったらしい。
「簡単な事さあたしの家族はここには居ない、だからメイシェル王国に帰る、ほらシンプルだろう?」
あたしはあの子達とのんびり暮らしたいだけだ、こんな所でお貴族様になるなんてありえないよ?
「ならば家族をこの国に呼べばいいだろう?こんなチャンスそうはないぞ?」
「チャンス?違うよあたしにはただの罰ゲームだ!!」
あたしは腕を組んで思いっきり叫ぶように言い切る。
「「「「「「「は?」」」」」」
貴族=罰ゲームと言われるとは思わなかったのだろう、この部屋に居る全ての者、あたしの仲間以外は思いっきり固まっている。
「伯爵?そんなのになりたくないね!これからこの国は荒れるのにそんなのを押し付けられるとか罰ゲーム以外の何物でもないよ?それになにより・・・・・めんどくさい!!」
そうだ!貴族なんてめっちゃめんどくさそうだ!!あたしはのんびり暮らしたいだけだべさ!!
「って訳であたしは帰る!!シン、ライを呼んできてくれるかな?」
「畏まりました」
あたしとシンのやり取りを呆然と見ていたデュナスさんが『はっ!!』と我に返りこの部屋に居たレイオスさんに視線を向ける。
「レイオス、すまんがシン殿と共に牢に向かってくれ、ライ殿がいなくなるという事はハリムが逃げ出せる可能性が高まる、後で信頼できる者を向かわせるからそれまで警備に当たってくれ」
「はっ!!」
レイオスさんがシンの後を追いかけるように走って行く。
「レンよ考え直さんか?何なら伯爵家の仕事は代官に任せてお主は家族と遊んで暮らしてもいいのだぞ?」
その言葉にあたしは再びデュナスさんを睨む。
「さっきの話を理解してなかったみたいだね?あたしは『地位』を持つ者はそれなりの事をしなきゃいけないと言ったよ?なのに『遊んで暮らせ』?デュナスさん・・・・・アンタがトップに立つのなら一番言っちゃいけない言葉だろうが!!」
不敬罪で捕まる?構うもんか!王となる奴が本当の意味で理解していないのならこの国は終わる!!
「そこが理解できないのであればアンタは王になるべきじゃない、罪のない民が死んでいくだけだ」
あたしの言葉に固まるデュナス、、あたし達のやり取りを厳しい目で見つめる貴族達・・・・そんな重苦しい部屋の中であたしは後ろに控えてる仲間に話しかける。
「ミズキ、今からケインに会って来る、シン達が戻って来てもここで待っていて」
「畏まりました」
「アリーヌ、此処に居る奴らに魔法の説明と暴れ出したら無力化して、その辺は任せる」
「わかったわ」
これで良し!コイツに徹底的に王族の在り方を教えてやる!!・・・・・・・・ケインがね!!
あたしはデュナスの腕を掴んでメイシェル王国の城に転移した。
「「何っ?」」
いきなり景色が変わって驚くデュナスと、いきなり目の前に現れたあたし達に驚いたケインの声がハモった、少し笑いそうになったのは内緒だ!!
「よっ!ケイン!頼みがあって来たんだ!!」
笑顔で挨拶をすると深いため息をつかれた!何でさ!!
「何?いやお前の言いたい事は判った、わが国が悪かったのも理解した、だがレンよそなたを伯爵にすると言っているのだ、何故受けてくれぬ?」
デュナスさんが慌てて言ってくるけどどうやら理解してくれなかったらしい。
「簡単な事さあたしの家族はここには居ない、だからメイシェル王国に帰る、ほらシンプルだろう?」
あたしはあの子達とのんびり暮らしたいだけだ、こんな所でお貴族様になるなんてありえないよ?
「ならば家族をこの国に呼べばいいだろう?こんなチャンスそうはないぞ?」
「チャンス?違うよあたしにはただの罰ゲームだ!!」
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「「「「「「「は?」」」」」」
貴族=罰ゲームと言われるとは思わなかったのだろう、この部屋に居る全ての者、あたしの仲間以外は思いっきり固まっている。
「伯爵?そんなのになりたくないね!これからこの国は荒れるのにそんなのを押し付けられるとか罰ゲーム以外の何物でもないよ?それになにより・・・・・めんどくさい!!」
そうだ!貴族なんてめっちゃめんどくさそうだ!!あたしはのんびり暮らしたいだけだべさ!!
「って訳であたしは帰る!!シン、ライを呼んできてくれるかな?」
「畏まりました」
あたしとシンのやり取りを呆然と見ていたデュナスさんが『はっ!!』と我に返りこの部屋に居たレイオスさんに視線を向ける。
「レイオス、すまんがシン殿と共に牢に向かってくれ、ライ殿がいなくなるという事はハリムが逃げ出せる可能性が高まる、後で信頼できる者を向かわせるからそれまで警備に当たってくれ」
「はっ!!」
レイオスさんがシンの後を追いかけるように走って行く。
「レンよ考え直さんか?何なら伯爵家の仕事は代官に任せてお主は家族と遊んで暮らしてもいいのだぞ?」
その言葉にあたしは再びデュナスさんを睨む。
「さっきの話を理解してなかったみたいだね?あたしは『地位』を持つ者はそれなりの事をしなきゃいけないと言ったよ?なのに『遊んで暮らせ』?デュナスさん・・・・・アンタがトップに立つのなら一番言っちゃいけない言葉だろうが!!」
不敬罪で捕まる?構うもんか!王となる奴が本当の意味で理解していないのならこの国は終わる!!
「そこが理解できないのであればアンタは王になるべきじゃない、罪のない民が死んでいくだけだ」
あたしの言葉に固まるデュナス、、あたし達のやり取りを厳しい目で見つめる貴族達・・・・そんな重苦しい部屋の中であたしは後ろに控えてる仲間に話しかける。
「ミズキ、今からケインに会って来る、シン達が戻って来てもここで待っていて」
「畏まりました」
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「わかったわ」
これで良し!コイツに徹底的に王族の在り方を教えてやる!!・・・・・・・・ケインがね!!
あたしはデュナスの腕を掴んでメイシェル王国の城に転移した。
「「何っ?」」
いきなり景色が変わって驚くデュナスと、いきなり目の前に現れたあたし達に驚いたケインの声がハモった、少し笑いそうになったのは内緒だ!!
「よっ!ケイン!頼みがあって来たんだ!!」
笑顔で挨拶をすると深いため息をつかれた!何でさ!!
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※本作品は商業化され、小説配信アプリ「Read2N」にて連載配信されております。そのため、配信されているものとは内容が異なるのでご了承下さい。
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