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何も言えません!!
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「お子さん無事でよかったね」
「はい!貴女様のお陰で無事に子供を抱きしめることが出来ました、それだけ感謝してもしきれません」
お母さんの笑顔を見ると頑張った甲斐があったと思うよね。
「この村にいた子供は全て帰ってきた?」
「はい」
良かった・・・・・それだけでも助けられてよかった。
「エルスさん少し話そう」
「畏まりました」
この人達は今は助かったけどそれは今だけの事、これからこの国は荒れるそれが判ってるのに放っておくのは出来ないのでエルスさんと相談してどうすればいいかエルスさんに知恵を借りよう。
エルスさんに案内してもらった部屋に入りあたしの身内しかいないのを確認した後にカナデの方に視線を向け一つ頼みごとをする。
「カナデ、結界を張ってくれるかな?」
「畏まりました」
カナデが目をつぶり少し経つと、緩やかな風が部屋全体を駆けめぐる。
「ありがとうカナデ」
「いいえ、お役に立てて嬉しいです!!」
カナデは取ってもいい子だよ・・・・お姉ちゃん思わず頭を撫でちゃうよ!!
「レン様、結界を使うほど聞かれたくない話ですか?」
「まあこれからする話はこの国の人にはあまり聞かれちゃいけないと思う」
何せ【グリフォン】の主頭が王族だったり、貴族も絡んでくるとか、この国に住む人には聞かせられないよね。
「・・・・って訳でこの国はこれからしばらくは荒れると思うんだ、そこで相談なんだけどあの人たちが巻き込まれないためにあの人達をアズエルに連れて行っちゃだめかな?」
カンヌを誘ったようにあの人達もアズエルに連れて行けば巻き込まれずに済む、これがあたしの出した答えだ。
「レン様いくつか質問がございます、まず一つめ、連れて行った後はどうします?そのまま放置ですか?知らぬ地で母親と子供だけで生きていくのは苦労しますが?」
「う」
連れて行った後の事は考えてなかった・・・・カンヌに関しては討伐者として復帰してもらい過ごしてもらうつもりだったけど、村の人達はそうはいかないよね。
「二つめ、家はどうしますか?彼女達の財産を使い家を借りてもらいますか?多分かなり厳しいを思いますよ」
それも考えてなかったよ、アズエルに行くとなれば当然生活する為の家が必要だし、生活費もかかる。
まだ平和のころは旦那さんも健在で収入とかもしっかりしていたかだろうから大丈夫だったんだろうけど
もう旦那さんはいない、自分で稼ぐしかないのだ。
「じゃああたしの提案はダメ?」
あたしの穴だらけの提案は駄目っぽいなぁ・・・・でもあの人達を見捨てるのは嫌だ。
「ですから提案がございます、彼女達を【カグヤ商会】で雇いたいと思うのですがよろしいでしょうか?」
厳しい顔をしていたエルスさんがコロッと笑顔になりあたしの考えられなかった事を提案してきてくれた。
「え?」
「あとこれを期に従業員寮を購入しようと思うのですがお許しいただけるでしょうか?」
ああそうか!!ならば【カグヤ商会】で働いてもらえばいいのか!!それは思い付かなかったよ!!
「うん!とってもいい考えだべさ!!お願いできるかなエルスさん?」
「お任せください。というかこの件は私がレン様に頼むつもりだったのですよ」
「え?」
話を聞くとお母さんたちがもうこの村にいるのを望んでなく、エルスさんに相談に来たそうだ。
それで話し合って出した答えが『【カグヤ商会】で働く』に行きついたそうだ。
「なら何であたしが提案したときあんな厳しい事を言ったの?」
「レン様がいつも無謀な事をやりますから、釘を刺させていただきました」
「う!!」
何も言えません!!
「はい!貴女様のお陰で無事に子供を抱きしめることが出来ました、それだけ感謝してもしきれません」
お母さんの笑顔を見ると頑張った甲斐があったと思うよね。
「この村にいた子供は全て帰ってきた?」
「はい」
良かった・・・・・それだけでも助けられてよかった。
「エルスさん少し話そう」
「畏まりました」
この人達は今は助かったけどそれは今だけの事、これからこの国は荒れるそれが判ってるのに放っておくのは出来ないのでエルスさんと相談してどうすればいいかエルスさんに知恵を借りよう。
エルスさんに案内してもらった部屋に入りあたしの身内しかいないのを確認した後にカナデの方に視線を向け一つ頼みごとをする。
「カナデ、結界を張ってくれるかな?」
「畏まりました」
カナデが目をつぶり少し経つと、緩やかな風が部屋全体を駆けめぐる。
「ありがとうカナデ」
「いいえ、お役に立てて嬉しいです!!」
カナデは取ってもいい子だよ・・・・お姉ちゃん思わず頭を撫でちゃうよ!!
「レン様、結界を使うほど聞かれたくない話ですか?」
「まあこれからする話はこの国の人にはあまり聞かれちゃいけないと思う」
何せ【グリフォン】の主頭が王族だったり、貴族も絡んでくるとか、この国に住む人には聞かせられないよね。
「・・・・って訳でこの国はこれからしばらくは荒れると思うんだ、そこで相談なんだけどあの人たちが巻き込まれないためにあの人達をアズエルに連れて行っちゃだめかな?」
カンヌを誘ったようにあの人達もアズエルに連れて行けば巻き込まれずに済む、これがあたしの出した答えだ。
「レン様いくつか質問がございます、まず一つめ、連れて行った後はどうします?そのまま放置ですか?知らぬ地で母親と子供だけで生きていくのは苦労しますが?」
「う」
連れて行った後の事は考えてなかった・・・・カンヌに関しては討伐者として復帰してもらい過ごしてもらうつもりだったけど、村の人達はそうはいかないよね。
「二つめ、家はどうしますか?彼女達の財産を使い家を借りてもらいますか?多分かなり厳しいを思いますよ」
それも考えてなかったよ、アズエルに行くとなれば当然生活する為の家が必要だし、生活費もかかる。
まだ平和のころは旦那さんも健在で収入とかもしっかりしていたかだろうから大丈夫だったんだろうけど
もう旦那さんはいない、自分で稼ぐしかないのだ。
「じゃああたしの提案はダメ?」
あたしの穴だらけの提案は駄目っぽいなぁ・・・・でもあの人達を見捨てるのは嫌だ。
「ですから提案がございます、彼女達を【カグヤ商会】で雇いたいと思うのですがよろしいでしょうか?」
厳しい顔をしていたエルスさんがコロッと笑顔になりあたしの考えられなかった事を提案してきてくれた。
「え?」
「あとこれを期に従業員寮を購入しようと思うのですがお許しいただけるでしょうか?」
ああそうか!!ならば【カグヤ商会】で働いてもらえばいいのか!!それは思い付かなかったよ!!
「うん!とってもいい考えだべさ!!お願いできるかなエルスさん?」
「お任せください。というかこの件は私がレン様に頼むつもりだったのですよ」
「え?」
話を聞くとお母さんたちがもうこの村にいるのを望んでなく、エルスさんに相談に来たそうだ。
それで話し合って出した答えが『【カグヤ商会】で働く』に行きついたそうだ。
「なら何であたしが提案したときあんな厳しい事を言ったの?」
「レン様がいつも無謀な事をやりますから、釘を刺させていただきました」
「う!!」
何も言えません!!
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