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きさまかぁぁぁ!!
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「・・・・・・えーーーっと・・・・これどうしよう?」
あたしの目の前に白目をむいて仰向けに倒れている男を見て途方に暮れた。
あたし達はこの砦の最高権力者であるアンデュー・ティネスを探し求め目につく部屋に片っ端から調べながら進んでいた。
「【パラライズミスト】」
アリーヌの麻痺魔法を振りまきながら。
因みに麻痺して動かなくなった兵は、後ろ手で縛り転がしてある、もう何回も縛っている為慣れてきたみたい・・・・・・カナデとアリーヌとダナムが。
あたしがやろうとするとカナデとアリーヌが猛烈に反対するから、兵を縛る時はあたしは『周囲の警戒をする』という実質置物と化している。
「それらしい奴は居ないねぇ」
かなりの部屋を調べてきたけど未だアンデュー・ティネスを見つけられていない。
「まさか最前線に出る為、入場門付近で待機していたとか?」
完全に後方指揮のイメージがあったからその可能性を考えてなかった。
不味いべさ!このままじゃあたし達だけ『失敗しちゃった!ごめん!!』と言うしかなくなるよ!!
「もう少し探しましょう、敵兵はまだまだいますから」
カナデの言葉にあたしは思いっきり頷く。
そうだ!まだ敵兵は居るんだ、諦めちゃダメだべ!!
「アリーヌのおかげでかなり楽が出来てるけど油断はしないようにね?【パラライズミスト】に耐える奴もいるかもしれないから」
痺れてるふりをしていきなり襲ってくるかもしれないからね、気を付けないと。
「『かなり楽が出来てるけど』?此処まで来て全く戦闘が無いのはおかしいからな!普通砦を攻めて中に入ったのに戦闘してないとかおかしいから!!」
なんかダナムがため息をついた後呆れたように言ってきたけどあたしは納得できない。
「え?だって今アンタが体験してるじゃん?何言ってんのさ?」
ここまで来て『信じられない』はないべさ!!
「此処に来るまででお前の非常識さは理解した、進むぞ」
「何でめんどくさそうに言うのかなダナム?あたしは非常識じゃないよ?普通だよ!!」
「「どこがだ!!」」
・・・・・・・・・・・・・何でダナムはともかくアリーヌが同時にツッコむのかな?納得できん!!
そしてその後いくつかもの部屋をめぐり少し豪華な扉を開けてアリーヌの【パラライズミスト】を中に向かい放った時に、「何っ?」津て言う声と「あふんっ?」て声が聞こえた後静かになる部屋。
警戒しながら中に入ると白目で仰向けに倒れた男が部屋の中にいた。
「・・・・・・えーーーっと・・・・これどうしよう?」
あたしの目の前に白目をむいて仰向けに倒れている眼鏡をかけたいかにも賢そうな男を見て途方に暮れた。
状況を見るに痺れて後ろに倒れた後頭を机にぶつけたようで机の端の方に少し血が付いている・・・・・・痛そうなだぁ・・・・・まあ同情はしないけどね!!
でもアンデュー・ティネスを探すのもめんどくさくなってきたのでこの男を起こして居場所を聞けばいいんじゃね?と思い至り、この男に【ヒール】をかける。
「・・・・・ん?俺は?なんだ?何で縛られてる?」
起きた途端芋虫の様にもぞもぞ動き出す男の前に立ち視線を合わせてから声を掛ける。
「なあ一つ質問していいか?」
「なんだ貴様は!どこの部隊の者だ?見た事が無い顔だぞ」
「ん?その言い方だと兵全ての顔と名前を覚えてるとでも?」
それこそ天才の領域にいる者にしかできないような能力だ。
「当り前だ、この砦の総司令官は俺だ「きさまかぁぁぁ!!」ぞぼえら!!」
しゃがんだ体勢で話を聞いていたのだが、思わずその体勢から地べたに寝転がり頭を上げていたアンデュー・ティネスにアッパーを使ってしまった。
あたしの目の前に白目をむいて仰向けに倒れている男を見て途方に暮れた。
あたし達はこの砦の最高権力者であるアンデュー・ティネスを探し求め目につく部屋に片っ端から調べながら進んでいた。
「【パラライズミスト】」
アリーヌの麻痺魔法を振りまきながら。
因みに麻痺して動かなくなった兵は、後ろ手で縛り転がしてある、もう何回も縛っている為慣れてきたみたい・・・・・・カナデとアリーヌとダナムが。
あたしがやろうとするとカナデとアリーヌが猛烈に反対するから、兵を縛る時はあたしは『周囲の警戒をする』という実質置物と化している。
「それらしい奴は居ないねぇ」
かなりの部屋を調べてきたけど未だアンデュー・ティネスを見つけられていない。
「まさか最前線に出る為、入場門付近で待機していたとか?」
完全に後方指揮のイメージがあったからその可能性を考えてなかった。
不味いべさ!このままじゃあたし達だけ『失敗しちゃった!ごめん!!』と言うしかなくなるよ!!
「もう少し探しましょう、敵兵はまだまだいますから」
カナデの言葉にあたしは思いっきり頷く。
そうだ!まだ敵兵は居るんだ、諦めちゃダメだべ!!
「アリーヌのおかげでかなり楽が出来てるけど油断はしないようにね?【パラライズミスト】に耐える奴もいるかもしれないから」
痺れてるふりをしていきなり襲ってくるかもしれないからね、気を付けないと。
「『かなり楽が出来てるけど』?此処まで来て全く戦闘が無いのはおかしいからな!普通砦を攻めて中に入ったのに戦闘してないとかおかしいから!!」
なんかダナムがため息をついた後呆れたように言ってきたけどあたしは納得できない。
「え?だって今アンタが体験してるじゃん?何言ってんのさ?」
ここまで来て『信じられない』はないべさ!!
「此処に来るまででお前の非常識さは理解した、進むぞ」
「何でめんどくさそうに言うのかなダナム?あたしは非常識じゃないよ?普通だよ!!」
「「どこがだ!!」」
・・・・・・・・・・・・・何でダナムはともかくアリーヌが同時にツッコむのかな?納得できん!!
そしてその後いくつかもの部屋をめぐり少し豪華な扉を開けてアリーヌの【パラライズミスト】を中に向かい放った時に、「何っ?」津て言う声と「あふんっ?」て声が聞こえた後静かになる部屋。
警戒しながら中に入ると白目で仰向けに倒れた男が部屋の中にいた。
「・・・・・・えーーーっと・・・・これどうしよう?」
あたしの目の前に白目をむいて仰向けに倒れている眼鏡をかけたいかにも賢そうな男を見て途方に暮れた。
状況を見るに痺れて後ろに倒れた後頭を机にぶつけたようで机の端の方に少し血が付いている・・・・・・痛そうなだぁ・・・・・まあ同情はしないけどね!!
でもアンデュー・ティネスを探すのもめんどくさくなってきたのでこの男を起こして居場所を聞けばいいんじゃね?と思い至り、この男に【ヒール】をかける。
「・・・・・ん?俺は?なんだ?何で縛られてる?」
起きた途端芋虫の様にもぞもぞ動き出す男の前に立ち視線を合わせてから声を掛ける。
「なあ一つ質問していいか?」
「なんだ貴様は!どこの部隊の者だ?見た事が無い顔だぞ」
「ん?その言い方だと兵全ての顔と名前を覚えてるとでも?」
それこそ天才の領域にいる者にしかできないような能力だ。
「当り前だ、この砦の総司令官は俺だ「きさまかぁぁぁ!!」ぞぼえら!!」
しゃがんだ体勢で話を聞いていたのだが、思わずその体勢から地べたに寝転がり頭を上げていたアンデュー・ティネスにアッパーを使ってしまった。
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