レディース異世界満喫禄

日の丸

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ああ!なるほどね!!

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「今日はありがとうねぇ、子供達の相手をしてくれて、とても助かったよ」


あたしは今、孤児院の一室で60代の女性と紅茶を飲んでいる、茶髪を腰まで伸ばしおっとりとした女性・・・・・ここの院メリッサス・ラークさんだ。


「あたしこそいきなり押しかけてすいません」


「違うだろ?あの悪ガキのイデに無理やり連れてこられたんだろう?あとで殴っておくよ」


おっとり系に見えたけど違ったよ!でもそんな人じゃないと院長はできないのかもしれないね!


「まあほどほどにしてあげて、あたしは此処に来てよかったと思ってるからね」


あたしの言葉を聞いて最初に驚いた顔をし、その後笑顔になるメリッサスさん。


「そう言ってもらえるとうれしいね、また遊びに来てくれると私も子供達も嬉しいんだけど?」


「必ず来るよ」


それから少し話をした後、孤児院を後にして借家に帰るとシンが戻って来ていた。


「お帰りなさいませレン様、ギルドの方ですが今日は何もありませんでした」


「そっか。ご苦労様ね」


まあいつ何が起こるか分からない状態だからね、いつ何が起きても動けるようにしておけばいいだけだし、後はのんびり待てばいいと思うんだ。


「シン、ミズキ、カナデ、ギンガ、シリウス、コハク、蒼天、お留守番お願いしていいかな?あたしはライとスレイプ連れてアズエルに少し戻るから」


「畏まりました、向こうで泊まってきますか?」


シンが代表して聞いて来たのであたしの予定を話す。


「ライとスレイプの紹介とエルスさんに相談があるんだもしかしたら泊って来るかも、それと何かが起きたらそれぞれの判断で動いていいよ、その辺は任せる」


「「「畏まりました」」」 「「ガウ!!」」 「クゥ!」 「クワッ」


皆かなりやる気になってるけどただのお留守番だからね?何も起きなかったらのんびりしているだけだからね?そんな気やる気にならなくていいんだよ?ねえ聞いてる?・・・・・うん頑張って。


「じゃあ行ってきます」


「「「いってらっしゃいませ」」」


あたし達は皆に見送られて【転移】した。







【転移】した先はあたしの部屋だ、スレイプがいても十分な広さがあるからね。

部屋を出た所で、ポーラとばったり会った。


「あら?レン様おかえり・・・・・・・」


ん?何でポーラが固まったの?ポーラの目の前で手をヒラヒラさせても反応がないよ?視線を追ってみるとスレイプがいた、ああ!なるほどね!!


「新しい仲間だべ!」


「うまーーーーーー?!」


ポーラが壊れた?違うかパニックになっただけだねこれは。


「お見苦しいところを見せました」


真っ赤な顔で深々と頭を下げるポーラを慰めて共にリビングに降りる。


「あ!レンお姉ちゃんお帰りなさい!!」


あたしの姿を見たアリスが笑顔で駆け寄って来て抱き付いてきたので抱きしめて頭を撫でる。


「ただいま皆」


「「「「「お帰りなさい」」」」」


丁度夕食が終わりのんびりしていたところに帰ってきたみたいなね。


「レン様お帰りなさいませ、後ろに居る方と、その馬はどなたですか?」



エルスさんがにこやかに聞いてきたので紹介しておく。


「デカい馬が新しい友達のスレイプって言うんだ皆仲良くしてあげてね」


「「「「「「「はーい」」」」」」」


子供達が元気に返事をしてくれる、うむ!元気なのはいい事だべ!!


「それと・・・・」


ライが一歩前に出て一礼する。


「私の名はライ、レン様にお仕えする事となりました、至らぬ点はご指導くださいませ」


エルスさんが何か言いたそうな目で見てきたので頷く。


「シン達と同じだよ」


この頃エルスさんの言いたいことが分かるようになってきたよ!主に文句とか苦情だけどね!!


「「「・・・・はぁぁぁぁ」」」


だからね?そんなに深いため息をつかないでよ!しかも三人同時に!本当に泣くよ?




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