レディース異世界満喫禄

日の丸

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メイシェルのグラマスとは大違いだね!!

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「さてと・・・レン殿ダーツフィッシャーが一匹金貨200、オーシャンズデッドはミスリル聖貨一枚でどうだろうか?」


グラマスの執務室に連れて行かれて、向かい合ったところで、ハイナさんが金額を提示してきたので頷く。


「それでいいよ」


あたしの返事にハンナが驚いた顔をした後、苦笑し、真剣な顔に戻る。


「レン殿、私が言っていい事じゃないんだが、もう少し考えてから返事をしなさい、もしかしたら値上げだって出来るかもしれないんだから」


おや?この人以外にいい人みたいだね、何気に好感度アップだべさ!メイシェルのグラマスとは大違いだね!!


「忠告ありがとう、でも適正値段なんてわかんないし、今のグラマスの態度でこのギルドは信頼できると判断した、値段はそのままでいいよ」


あたしの言葉に驚いた顔をした後に笑顔になるハイナさん。


「それは嬉しい事だわ、それとこれは個人的な感情だけど貴方の事気に入ったわ、何かあれば相談なさいな」


どうやら仲良くなれそうだ、よかったよ!


「じゃあ一つの頼みがあるんだけど」


真剣な表情に戻り頷く。


「うちの子たちのギルド登録をしたい」


すっかり忘れていたがカードを作って身分証明書的な物を作ってなかったのでいい機会だから作っておこう。


「あなた達パーティーを組んでいたんじゃないの?」


不思議そうな顔で聞いて来たので、視線をそらしながら答える。


「パーティーって訳じゃないんだよね、この子達ってあたしに仕えてくれているっていうか、尽くしてくれるって言うか・・・・」


この場合なんいていったらいいんだろうね?説明しずらいよ!


「・・・・貴女貴族なの?その言い方だと召使いみたいなものでしょう?」


「違うよ、あたしは平民だべ」


まあ普通の平民よりはお金持ってるけどね!


「わかったわ登録しましょう、全員Aランカーとして」


・・・・・・・ん?なんて?


「聞き間違いかな?Aランカーって言った?」


ハイナさんが真剣な表情で頷く。


「レン殿はAランカーなんでしょう?それについて行ける実力があるんだから問題ないわ、ギルドとしてもAランカーが増えるのはありがたいことだしね」


そう言うものなのかな、まあありがたいけど。


「じゃあお言葉に甘えます、それとあたしの事は呼び捨てでいいよ」


「わかったわ今手続きさせるから少し待って頂戴」


しばらくハンナさんと話をしていると、トレーにカードを乗せた男性が部屋に入って来て、そのトレーをあたしの前にあるテーブルに乗せて退室していく。


「待たせたわねこれがあなた達のカードよ、それとレン貴女パーティー登録しておきなさい、何かあったとき役に立つわ」


ん?初めて聞く単語だよ?


「知らないって顔しているわね、パーティー登録しておくとダンジョンなんかではぐれた時、捜索隊を出すときの手続きが省かれたりして便利なのよ」


「ほうほう!」


「だからパーティー名を考えて、それで登録しておくから」


パーティー名・・・・・【スカーレット】や【ムーンライト】みたいな感じかな・・・・・・なら!!


「じゃあパーティー名は【輝夜】で!」


これしかないでしょう!まさかこの世界で【輝夜】の名を使う事になるとは思わなかったよ!



・・・・・・・・・・・・【カグヤ商会】は別だよ?あれは気がついたら出来ていたからね!




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