レディース異世界満喫禄

日の丸

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訳わからんわ!!

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「ギンガ、シリウス任せた!!」


最初の遭遇はゴブリン10匹、なのであたしはギンガの背から飛び降りギンガたちに任せる。

ギンガ達のウォーミングアップにもならないだろうけどね。

そして一分もかからずに終わらせてあたしの所に帰ってくる。


「お疲れギンガ、シリウス、悪いんだけど【置き土産】があるかどうか確認してきてくれるかな?」



ギンガ達を撫でながらお願いすると「ガウ」と返事をして探しに行ってくれる。


「シン、後始末お願い」


「畏まりました」


シンにゴブリンたちの焼却を頼んで周りを見渡す【魔好香】を使ったにしては、数が少ないなと思う。

しばらくしたらギンガ達が耳と尻尾ぺたんと下げををて戻って来た。

・・・・これは何もなかったって感じかな?


「ご苦労様何もなかったんだね、あんた達のせいじゃないから落ち込まないで」


あーこの子達が可愛すぎる!撫でながら慰めてやっと立ち直ったギンガの背に乗りまた進むことにする。

その後に二回ほど魔物と遭遇したけどどっちも10匹前後の数で【置き土産】もなく簡単に終わり、目的地のキャンプ地に着くことが出来た。


「何回も肩透かしを食らった感じがする」


キャンプ地に魔物の姿は無く、ギンガ達が探して【置き土産】もなかった。

何も無い事はいいことなんだけど、大物が出てくると思っていたので変な気持ちだ。


「取り敢えず【ホーリーフィールド】【ゴーレムクリエイト】」


本隊がいつ到着してもいいように料理を作る、時間をつぶすとも言う!


「今日はパスタにしよう!ペペロンチーノが猛烈に食べたくなった!!」


え?自分の気分で決めるな?これは作り手の特権ですよ!!

なのでこの世界のニンニク=バジャっていうらしいけど味と香りはニンニクなんだよね、を大量に皮むきをして用意、刻んでおいて鷹の爪もどきも刻んでおいて、パスタをゆで始めておく。

そして茹で上がったパスタをまとめておいて、ゆで汁を使いペペロンチーノのソースを作る。

人数が多いので大体茹で汁4Lくらいに塩を小さじ8杯れて入乳化するまでかき混ぜる。

それが出来たらパスタを入れてなじませた後に皿に盛り付けをする。



「そして今日のペペロンチーノをスペシャルな物にするために!!」



猪の燻製肉を軽く炙りヒレステーキ並みの大きさのまま上に乗せる!!とっても豪華見えますよ!!

出来たた物を【アイテムボックス】に入れていき作業を終わらせる、くくく!これなら誰も文句は言えまい!!ちなみにスープはコンソメスープにした。


全ての料理を終わらせたあと、皆でティータイムをして待ちやっと本隊が到着した。


「お疲れ皆!テントの設営を終わらせたらあたしの所に来て、食事は用意してあるから」


みんなが返事とお礼を言いながら作業をするのを見ながら紅茶を飲んで待っているとガルド達やウルザ達がやってきた。


「皆お疲れ!今日はパスタだよ」


【アイテムボックス】から皿に盛りつけてあるペペロンチーノを取り出して渡す。

あたしの横でシンとミズキがコンソメスープをコップに入れて配っている。


「美味そうだ」


「護衛隊の楽しみはレンのご飯だからね」


ニコニコしながら受け取って各自ゆっくりと食べられる場所に歩いて行った。

その後に騎士達も並び始め【アイテムボックス】からとりだしてどんどん渡していく。

渡すのが落ち着いてからあたし達も食べることにする。


「中々美味くできたかな?」


ニンニクの香りと鷹の爪の辛さがたまんない!!そして猪の燻製肉と合う!素晴らしい!!


「あ!お替わりあるからねー!欲しい人は取りに来るように!!」



周りに聞こえるように大声で言った後にまた食事を再開してふと見上げると、もう並んでる人がいる。

【スカーレット】【ムーンライト】の面々もいるし・・・そんなに気に入ったのか・・・・・作り手としては嬉しいけどね!


「レン」


ウルザがあたしに真顔で迫ってくる、怖いよ!!


「なにさ?」


後ずさりながら聞いてみる。


「私のお嫁さんになって!!」


「訳わからんわ!!」


思わずツッコんでしまったよ!!
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