レディース異世界満喫禄

日の丸

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キチンと歩いてくださいな!!

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「レン様、アルナー様がいらっしゃいました」


来客の対応してくれたミズキがアルナー達を引き連れて部屋に入ってきた。

そう、アルナー『達』、つまりエルフィとレイナも一緒に来たのだ。


「皆おはよう」


「おはようレン!久しぶりね」


「レンお姉ちゃん、おはよう!」


「レンおはよう」


まさか三人一緒に来るとは思わなかったよ。


「エルフィ達がレン達と一緒に街を見て周ったと聞いて私も行きたくなった!」


胸を張って偉そうに言うアルナーをみて、ため息を一つ。


「たまたまそうなっただけだよ?まあ皆で出かけるのは嬉しいけどね」


「私もよ、今日が楽しみだったの」


「今日の目的はあるの?」


「お土産を探しに行きたいのよね」


「エルフィ達も?」


「はいっ!!」


ふむ・・・・・ならば昨日行った店にもう一度行けばいいかな?あそこで決まらければ探せばいいだけだしね。


「ならちょうどいい店を知ってるよ、そこに行こう」


あたし達は【聖者の宿】を出て昨日行った雑貨屋に向かい言歩いて行こうとして、思い出したので立ち止まる。


「エルフィ、今日もシリウスの背中に乗るかい?」


昨日は結構な距離を歩いたからね、エルフィにはちとキツイかもしれない。


「いいのですかレンお姉ちゃん?」


「シリウス?」


「ガウ!!」


エルフィの前まで歩いて行って乗りやすいようにうつ伏せになるシリウス。


「シリウスもいいってさ」


「ありがとう、シリウスちゃん!!」


いそいそとシリウスの背に乗り嬉しそうにするエルフィを見て、羨ましそうにするアルナー。

貴女は駄目ですよアルナー!キチンと歩いてくださいな!!

気付かないふりをして歩き出し雑貨屋を目指す、途中面白そうな店があれば勿論見て進んでいく。


「で?どうよ城での暮らしは?」


「暇ね!」


え?それだけ?


「待遇はいいけど本当に何もする事が無いのよ」


「儀式の準備とかは?」


「アルセムがやってくれるわ、私達は儀式の日アルセムの神殿で祈りを捧げればいいだけなのよ」


うっわ!後一か月、それはある意味厳しいわ!あたしだったら退屈で昼寝ばっかりしてそう・・・・ん?

あたし的にそれもありかな?のんびり生活・・・あたしの目指す場所・・・・いやいやそんな生活をしていたら、うちの子たちに白い目で見られちゃうからダメだべ!!


「じゃあたまには一緒に遊ぼう、勿論エルフィもね」


「はい!!」


「それは嬉しいわ」


世間話をしながら歩いて行き昨日の雑貨屋な到着したので店の中に入る。


「ここいい物いっぱいあったよ」


「それは楽しみね」


あたしはちょっとだけ見て店を出てギンガ達とくつろぎながら待つことにした、昨日時間をかけてみたせいでギンガ達には退屈な思いさせちゃったからね、お詫びに今日は待ってる間構いまくることにした。


「もっふもっふ!なっでなっで!可愛いなギンガ達は!!」


外で至福の時を過ごしていたらアルナー達がニコニコしながら出て来た。


「どう?満足できた?」


「この店は当たりね!いい物が買えたわ!」


「うん!!」


「そっかそれはよかったべ、ついでだから昼ご飯もいいところ案内するよ」


「楽しみ!」


「うん!!」



勿論ホットドックのお店に行きますとも!!二日連続になるけどまあいいや!美味しかったし。


「さあ行こうか」


次の目的地はホットドックの店だ!喜んでくれるといいなぁ。


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