173 / 1,656
便利だよね【アイテムボックス】!!
しおりを挟む
「カナデ、お茶の用意を」
「畏まりました」
カナデが【アイテムボックス】からテーカップやポットを取りだしてお茶の用意を始める。
「レン?」
「話が長くなるからね紅茶でも飲みながら話をしよう」
「いやそうじゃなく!お前の従者は常に【アイテムボックス】にティーセットがはいっているのか?」
「えーっと?カナデ?」
「もちろんでございます、レン様がいつでも紅茶を楽しんで飲まれるために常備しております、ちなみにテーブルと椅子も入ってます」
「・・・・・【アイテムボックス】も無駄使いだな・・・」
え?有効活用してるじゃん!便利だよね【アイテムボックス】!!
お茶の用意が出来たのでリビングのソファーにケインとクラウさんと向かい合うように座る。
「さてと・・・・まずアルセムには誰も欠けることなく着いたよ、でも道中かなりヤバかった」
あたしの『かなりヤバかった』を聞いた途端二人は険しい顔になる。
道中の刺客の事、『置き土産』の事・・・道中に起こったことを残らず話ておく。
「お前に頼んで正解だったな」
「ですね・・・レンさんが居なければ巫女様も護衛隊も全滅している可能性が高かった」
ため息をつきながらケインとクラウさんが絞り出すように言う。
「あたしが問題にしてるのは今言った事じゃないんだよ」
「「え?」」
驚いたようにこっちを見る。
「あたし達の通る『道』、『宿』、『キャンプ地』が相手に知られて『刺客』、や『置き土産』が置いて行かれてるんだよ」
「!!」
気付いたらしい・・・・そう、あたし達の予定を知られているのはおかしい。
内部に『敵』がいて旅の予定を誰かに流した・・・・あたしはそう思っている。
「レンさんが出発する時に教えてくれたので、ある程度の調べは進めていましたが・・・・これは本格的に調べて掃除をした方がいいですね」
「あたしもそう思う」
「頼めるかクラウ?」
「お任せください、情報部と共に徹底的にやらしてもらいます」
「頼む、それと貴重な情報を提供してもらい感謝するレン」
「構わないべ、友達の役に立つならね」
「ありがとう」
しばらく雑談をしてそろそろ戻ることにした。
「じゃあ帰るよ」
「すまないがあっちの事は頼む」
「あいよ」
「レンさんが巫女様と帰ってくる頃には終わらせておきます」
「頑張って、クラウさん」
その後ギンガ達ごを呼んでラクスとさよならをした後、【聖者の宿】の転移した。
「ただいまー、二人共留守番ご苦労さん誰か来た?」
「いいえ、誰もいらっしゃいませんでした」
「そっか」
ならシンとミズキはのんびりと過ごせたってことだね、それでよし!!
旅の最中は色々負担をかけたからね、たまにはこういうのもいいでしょ!
「じゃあ皆でご飯を食べにいこっか?」
はっ!!!アルセムの名物ってなんだろ?あと名物料理は?聞くの忘れたべさ!!
宿の受付で聞けば教えてくれるかな?よし!!ついでだから聞いてこう!!と思っていたら、ノック音。
「レン様、お食事の時間でございます、お部屋に運んでもよろしいでしょうか?」
受付で対応してくれた従業員が外から声をかけてきた。
今から飯屋を探すのもメンドクサイしこの宿の食事も気になる!!よし!!きょうの夕飯はここで食べる!!
「お願いします、それと・・・ギンガ達の分って用意してもらえるんですか?」
「もちろんでございます、キチンと用意してあります」
ありがたい!!
「よかったね皆」
「「ガウ!!」」 「クワッ」 「クゥ!!」
嬉しそうに答えるアニマルズ、嬉しそうでよかったよ!
さてさて!どんな料理だろ?楽しみだ!!
「畏まりました」
カナデが【アイテムボックス】からテーカップやポットを取りだしてお茶の用意を始める。
「レン?」
「話が長くなるからね紅茶でも飲みながら話をしよう」
「いやそうじゃなく!お前の従者は常に【アイテムボックス】にティーセットがはいっているのか?」
「えーっと?カナデ?」
「もちろんでございます、レン様がいつでも紅茶を楽しんで飲まれるために常備しております、ちなみにテーブルと椅子も入ってます」
「・・・・・【アイテムボックス】も無駄使いだな・・・」
え?有効活用してるじゃん!便利だよね【アイテムボックス】!!
お茶の用意が出来たのでリビングのソファーにケインとクラウさんと向かい合うように座る。
「さてと・・・・まずアルセムには誰も欠けることなく着いたよ、でも道中かなりヤバかった」
あたしの『かなりヤバかった』を聞いた途端二人は険しい顔になる。
道中の刺客の事、『置き土産』の事・・・道中に起こったことを残らず話ておく。
「お前に頼んで正解だったな」
「ですね・・・レンさんが居なければ巫女様も護衛隊も全滅している可能性が高かった」
ため息をつきながらケインとクラウさんが絞り出すように言う。
「あたしが問題にしてるのは今言った事じゃないんだよ」
「「え?」」
驚いたようにこっちを見る。
「あたし達の通る『道』、『宿』、『キャンプ地』が相手に知られて『刺客』、や『置き土産』が置いて行かれてるんだよ」
「!!」
気付いたらしい・・・・そう、あたし達の予定を知られているのはおかしい。
内部に『敵』がいて旅の予定を誰かに流した・・・・あたしはそう思っている。
「レンさんが出発する時に教えてくれたので、ある程度の調べは進めていましたが・・・・これは本格的に調べて掃除をした方がいいですね」
「あたしもそう思う」
「頼めるかクラウ?」
「お任せください、情報部と共に徹底的にやらしてもらいます」
「頼む、それと貴重な情報を提供してもらい感謝するレン」
「構わないべ、友達の役に立つならね」
「ありがとう」
しばらく雑談をしてそろそろ戻ることにした。
「じゃあ帰るよ」
「すまないがあっちの事は頼む」
「あいよ」
「レンさんが巫女様と帰ってくる頃には終わらせておきます」
「頑張って、クラウさん」
その後ギンガ達ごを呼んでラクスとさよならをした後、【聖者の宿】の転移した。
「ただいまー、二人共留守番ご苦労さん誰か来た?」
「いいえ、誰もいらっしゃいませんでした」
「そっか」
ならシンとミズキはのんびりと過ごせたってことだね、それでよし!!
旅の最中は色々負担をかけたからね、たまにはこういうのもいいでしょ!
「じゃあ皆でご飯を食べにいこっか?」
はっ!!!アルセムの名物ってなんだろ?あと名物料理は?聞くの忘れたべさ!!
宿の受付で聞けば教えてくれるかな?よし!!ついでだから聞いてこう!!と思っていたら、ノック音。
「レン様、お食事の時間でございます、お部屋に運んでもよろしいでしょうか?」
受付で対応してくれた従業員が外から声をかけてきた。
今から飯屋を探すのもメンドクサイしこの宿の食事も気になる!!よし!!きょうの夕飯はここで食べる!!
「お願いします、それと・・・ギンガ達の分って用意してもらえるんですか?」
「もちろんでございます、キチンと用意してあります」
ありがたい!!
「よかったね皆」
「「ガウ!!」」 「クワッ」 「クゥ!!」
嬉しそうに答えるアニマルズ、嬉しそうでよかったよ!
さてさて!どんな料理だろ?楽しみだ!!
141
お気に入りに追加
1,282
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
辺境の最強魔導師 ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~
日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。
アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。
その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。
誰にでもできる異世界救済 ~【トライ&エラー】と【ステータス】でニートの君も今日から勇者だ!~
平尾正和/ほーち
ファンタジー
引きこもりニート山岡勝介は、しょーもないバチ当たり行為が原因で異世界に飛ばされ、その世界を救うことを義務付けられる。罰として異世界勇者的な人外チートはないものの、死んだらステータスを維持したままスタート地点(セーブポイント)からやり直しとなる”死に戻り”と、異世界の住人には使えないステータス機能、成長チートとも呼べる成長補正を駆使し、世界を救うため、ポンコツ貧乳エルフとともにマイペースで冒険する。
※『死に戻り』と『成長チート』で異世界救済 ~バチ当たりヒキニートの異世界冒険譚~から改題しました
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
巻き込まれて気づけば異世界 ~その配達員器用貧乏にて~
細波
ファンタジー
(3月27日変更)
仕事中に異世界転移へ巻き込まれたオッサン。神様からチートもらってやりたいように生きる…
と思ってたけど、人から頼まれる。神から頼まれる。自分から首をつっこむ!
「前の世界より黒くないし、社畜感無いから余裕っすね」
周りの人も神も黒い!
「人なんてそんなもんでしょ? 俺だって黒い方だと思うし」
そんな元オッサンは今日も行く!
生臭坊主の異世界転生 死霊術師はスローライフを送れない
しめさば
ファンタジー
急遽異世界へと転生することになった九条颯馬(30)
小さな村に厄介になるも、生活の為に冒険者に。
ギルドに騙され、与えられたのは最低ランクのカッパープレート。
それに挫けることなく日々の雑務をこなしながらも、不慣れな異世界生活を送っていた。
そんな九条を優しく癒してくれるのは、ギルドの担当職員であるミア(10)と、森で助けた狐のカガリ(モフモフ)。
とは言えそんな日常も長くは続かず、ある日を境に九条は人生の転機を迎えることとなる。
ダンジョンで手に入れた魔法書。村を襲う盗賊団に、新たなる出会い。そして見直された九条の評価。
冒険者ギルドの最高ランクであるプラチナを手にし、目標であるスローライフに一歩前進したかのようにも見えたのだが、現実はそう甘くない。
今度はそれを利用しようと擦り寄って来る者達の手により、日常は非日常へと変化していく……。
「俺は田舎でモフモフに囲まれ、ミアと一緒にのんびり暮らしていたいんだ!!」
降りかかる火の粉は魔獣達と死霊術でズバッと解決!
面倒臭がりの生臭坊主は死霊術師として成り上がり、残念ながらスローライフは送れない。
これは、いずれ魔王と呼ばれる男と、勇者の少女の物語である。
プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる