レディース異世界満喫禄

日の丸

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食べてもらいましょうか!!

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フォートさん達がやってきてあたしに声をかけながら森の方を見る。


「お疲れ様です、レン殿・・・・・かなり・・・激しい戦いだったのですね?」


見ないで!!あたしが燃やした森を見ながら言わないで!!封じ込めていた罪悪感が復活しちまうべよ!!


「フォートさん、あたしの予想が当たりそうなんだけど」


あたしは誤魔化すためではなく、ココ大事!横倒しになった馬車を見てこれからの事を確認する。


「どうする?やっぱり道を変える?」


「・・・・・いいえ予定どうりに行きます、置き土産の方は?」


「ギンガとシリウスに探してもらったけど見つからなかった、たぶん燃えた」


「そうですか、わかりました」


「ねえフォートさん、今日のキャンプ地ってあとどれくらいで着く?」


「あと2時間と言ってとこでしょうか」


「あたし達先行していい?」


「なぜですか?」


「あたしなら何かをしかける」


あたしとフォートさんがしばらく見つめ合い、納得したのか頷いてくれた。


「・・・・・なるほど、お願いしていいですか?」


「うん、あたしのパーティーで行くから」


そしてあたし達が先行して移動を始めて直ぐに魔物と遭遇した、いくつ置き土産を置いて行ってんのさ!!

すぐに戦闘は終わりまた移動、と思ったらまたも遭遇、本当にうんざりだよ。

でも先行してよかったかも!あたし達がだけなら人目を気にせずにシンとミズキに戦わせることが出来る。


「シンとミズキ、今回あんた達が戦っていいよ、サポートばっかりでストレスたまったでしょ」


「お気ずかいありがとうございます、レン様」


「お言葉に甘えさせていただきますわ、レン様」


今回の敵はゴブリンとオーガの混成で約100匹、悪いけどシンとミズキのストレス発散に付き合ってもらおう。

と・・・思ってたけど・・・・・・・五分かかんなかったんだけど・・・うちの子達強すぎでしょ!!


「シン悪いけど魔物の死体を全部償却してくれる?終わったら移動しよう」


「畏まりました」


シンが焼却しているあいだにギンガに置き土産を探してきてもらい、見つけたらそれを処分しておく。

そしてやっとキャンプ地に到着した・・・・んだけど、そこは魔物の群れがうごめく平地と化していた。

ぱっと見、200は超えてんじゃないの?ってくらいいる。

ゴブリン、オーガ、オーク、それとシャドウスネークもいる・・・・そいつらが自分たち以外の種族と争っている。

そう言えばシャドウスネークって食べれるのかな?なんて思いながら、日光を取り出して構える。


「さてと・・・お掃除するよ」


「「畏まりました」」


「「ガウ」」


魔物の群れに飛び込み敵を倒していく、そして10分もかからず殲滅終了してシンにはシャドウスネーク以外を焼却してもらい、ギンガには置き土産を探してきてもらい、あたしはシャドウスネークを料理することにした。


「あ!ミズキ見回りしてきてくれる?何か仕掛けられてるかもしれないから」


「畏まりました」


危ない、危ない!料理に集中して忘れるところだった!

そう思っていたらギンガとシリウスが帰ってきてあたしを案内するためにか、服を咥えて引っ張るので案内してもらう事にしたんだけど、合計5か所に置き土産が仕掛けてあった。


「それであれだけ集まってたんだ」


納得しながら置き土産を処分していき、終わったらまた料理場に戻り料理を作ることにする。

シャドウスネークのさばき始めてどういう風にするかを考えて、出した結論はウナギのように蒲焼にすることにした。

なのでついでにご飯も炊き、その間にミズキと、どんどんくしに刺して蒲焼を焼いていく。

そして出来た蒲焼そ一口サイズにして皆で試食した。


「うっま!!」


しっかりとした歯ごたえなのに柔らかく感じ、この矛盾を再現している肉にタレがベストマッチしている。


「皆が着くまでに作っちゃおう」


焼けた蒲焼は【アイテムボックス】に入れてどんどん焼き、ついでに【アイテムボックス】に入っていたシャドウスネークを取り出して捌いていく。

これで料理のストックが増えた。

料理が終わりのんびりと紅茶を飲んでいたところに、護衛隊が到着した。


「皆、ご苦労様」


あたしの作った至高の一品を皆に食べてもらいましょうか!!

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