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奴等が来た!!
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ギンガとシリウスに先行してもらい、あたし達は馬車で向かう。
戦闘音がし始めたので【エリアサーチ】を使い確認すると先の戦闘の時よりも数が多い。
道に30ほど出てギンガとシリウスと戦っているけど残りが約70から90だと思う、そいつらが左の森の中にいる。
「皆!今回は約90!油断しないで!シン、ミズキ、サポートよろしく!」
「「畏まりました」」
取り敢えず道に出ている魔物を倒そうと参戦しようとして、視界に森と共に黒いものが映る,奴等が来た!!
頭の中の思考は『殲滅』しか無くなる。
「【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】!!」
【エリアサーチ】を使い頭の中で魔物の位置がわかるので魔法を連発して叩き込み、うち漏らしが無いよう注意しながら移動して、いなくなるのを確認・・・・・・よし!!殲滅終了!!
一仕事終わって振り返って見えたのは、消火しているミズキと・・・・・女性としてしてはならない顔をして固まっている【ムーンライト】の面々だった。
「・・・・・・灼熱の魔女・・・・・・」
テッサがぼそりと呟き、ウルザとクリスがその言葉を聞き、またもやしてはいけない顔をする。
・・・・・しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ファイヤーストーム連発したせいで気付かれたぁぁぁぁぁ!!
「ナンノコトカナ」
取り敢えず誤魔化すんだあたし!!あとは時間が解決してくれる・・・・・はず!!
「一人でスタンピードを止めた魔法使い・・・・・・・・・レンちゃんの事だったのね!!」
ウルザが立ち直って目を輝かせて詰め寄ってくる、近い近い!もう誤魔化せる雰囲気じゃないべよ!!
はい無理でした!!現実って厳しいよね!!
そんな気持ちを振り払うためにあたしは周りを見渡して叫びたくなった、またもや放火犯になるところだった!ミズキが消火していてくれなければ大火事になっていたであろう事がよくわかる。
「ミズキありがとうね、とても助かったよ」
そう!!とても助かったよ!!放火魔にならずに済んだよ!!
「過大なお言葉、嬉しく思います」
過大じゃないんだけどねぇ、そんなことを考えながら森から出てギンガたちと合流する、そして・・・・・・あたしの予想が当たりつつあるのが分かった。
馬車が三台横倒しになって、その周りには、魔物の襲われて息を引き取っている人達がいたのだ。
「・・・・・ギンガとシリウス、さっきみたいな袋があるかもしれないから探してもらえるかな?」
「「ガウ!!」」
「【ムーンライト】の皆はあたし達と一緒にこの人たちを弔ってあげよう」
あたしとシン、そして【ムーンライト】の面々は魔物の襲われた人達を弔いフォートさんが来るのを待つ。そんな中ギンガが帰って来てあたしにすり寄ってくる。
「お帰り、見つかった?」
あたしを見ながら耳としっぽをペタンと下げて下を向く・・・めっちゃ可愛いんだけど!!
「なかったんだ?多分あたしが燃やしちゃったんだろうね、ご苦労様」
あたしは落ち込むギンガとシリウスを撫でながら横倒しになった馬車を見つめる。
「本当に外れていて欲しかったな・・・・・」
ため息をつきながらフォートさん達を待っているとウルザが一言。
「・・・あ!!私達戦えなかった・・・・・・」
そう言えば戦うために一緒に来たんだよね!ごめん!
戦闘音がし始めたので【エリアサーチ】を使い確認すると先の戦闘の時よりも数が多い。
道に30ほど出てギンガとシリウスと戦っているけど残りが約70から90だと思う、そいつらが左の森の中にいる。
「皆!今回は約90!油断しないで!シン、ミズキ、サポートよろしく!」
「「畏まりました」」
取り敢えず道に出ている魔物を倒そうと参戦しようとして、視界に森と共に黒いものが映る,奴等が来た!!
頭の中の思考は『殲滅』しか無くなる。
「【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】!!」
【エリアサーチ】を使い頭の中で魔物の位置がわかるので魔法を連発して叩き込み、うち漏らしが無いよう注意しながら移動して、いなくなるのを確認・・・・・・よし!!殲滅終了!!
一仕事終わって振り返って見えたのは、消火しているミズキと・・・・・女性としてしてはならない顔をして固まっている【ムーンライト】の面々だった。
「・・・・・・灼熱の魔女・・・・・・」
テッサがぼそりと呟き、ウルザとクリスがその言葉を聞き、またもやしてはいけない顔をする。
・・・・・しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ファイヤーストーム連発したせいで気付かれたぁぁぁぁぁ!!
「ナンノコトカナ」
取り敢えず誤魔化すんだあたし!!あとは時間が解決してくれる・・・・・はず!!
「一人でスタンピードを止めた魔法使い・・・・・・・・・レンちゃんの事だったのね!!」
ウルザが立ち直って目を輝かせて詰め寄ってくる、近い近い!もう誤魔化せる雰囲気じゃないべよ!!
はい無理でした!!現実って厳しいよね!!
そんな気持ちを振り払うためにあたしは周りを見渡して叫びたくなった、またもや放火犯になるところだった!ミズキが消火していてくれなければ大火事になっていたであろう事がよくわかる。
「ミズキありがとうね、とても助かったよ」
そう!!とても助かったよ!!放火魔にならずに済んだよ!!
「過大なお言葉、嬉しく思います」
過大じゃないんだけどねぇ、そんなことを考えながら森から出てギンガたちと合流する、そして・・・・・・あたしの予想が当たりつつあるのが分かった。
馬車が三台横倒しになって、その周りには、魔物の襲われて息を引き取っている人達がいたのだ。
「・・・・・ギンガとシリウス、さっきみたいな袋があるかもしれないから探してもらえるかな?」
「「ガウ!!」」
「【ムーンライト】の皆はあたし達と一緒にこの人たちを弔ってあげよう」
あたしとシン、そして【ムーンライト】の面々は魔物の襲われた人達を弔いフォートさんが来るのを待つ。そんな中ギンガが帰って来てあたしにすり寄ってくる。
「お帰り、見つかった?」
あたしを見ながら耳としっぽをペタンと下げて下を向く・・・めっちゃ可愛いんだけど!!
「なかったんだ?多分あたしが燃やしちゃったんだろうね、ご苦労様」
あたしは落ち込むギンガとシリウスを撫でながら横倒しになった馬車を見つめる。
「本当に外れていて欲しかったな・・・・・」
ため息をつきながらフォートさん達を待っているとウルザが一言。
「・・・あ!!私達戦えなかった・・・・・・」
そう言えば戦うために一緒に来たんだよね!ごめん!
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