レディース異世界満喫禄

日の丸

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ここ重要!!

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「今日このぺ-スですとリオの村に着きますな」


昨日あれから何事もなく終わり、次の日も平和的に移動が出来ていた。


「リオの村ね、泊ることは出来るの?」


「リオの村は100人くらいの規模の村ですので、宿は一軒です、巫女様とレン殿たちが泊ってください、我々は野宿となります、騎士たちを数人宿に残しますので彼らと警備をお願いします」


「わかったべ、それとフオートさん」


「なんでしょう?」


「リオの村の名物ってある?」


「・・・・・・・・・名物・・・ですか?」


何言ってんの?って顔しないで!ここ重要!!旅先では名物や名所を知っておく事が重要なんんだべ!!


「そう、名物、美味しい食べもの!これ大事!!」


「ええっと・・・・すいません知らないです」


ドン引きしながら答えるフォートさんを見つつ、ため息。

残念、村に着いてから村の人に聞くしかないね!こういうのも旅の醍醐味なのかもね!


「申し訳ございません」


「気にしないで、着いたらく聞くからいいべさ」


「でもなぜ名物を?」


「護衛はするけど、旅も楽しまないとね、美味い飯と綺麗な景色!旅の醍醐味だべ?」


あたしの顔をポカンと見つめた後、大笑いをするフオートさん。


「あっはっははは!確かに!せっかく旅をしているのですから楽しまないと損ですな!」


「だべ?」


夕方にリオの村に到着、あたし達は宿に騎士たちはテント張ったりとをそれぞれの事をし始める。

あたしは宿に入りギンガとシリウスに部屋に何かしかけられてないかを確認してもらい、それからアルナーに部屋に入ってもらう。


「アルナー、ちょっと休んでいて、カナデお願いね」


「畏まりました」


アルナーとカナデを部屋に残して宿の受付で話を聞くことにする。


「この村の名物ですか?・・猪料理ですね三軒隣の酒場で食べれますよ」


「ありがとう」


猪料理!!向こうで食べた事ないべさ!流石に近所には猪は出なかったしね、楽しみだべ!!

皆を誘い酒場に行き注文して話をしながら待ってると猪料理がどんどん運ばれてくる。

焼いた肉、煮込んであるもの、そして・・・・・・猪鍋!!おおお!うまそうだ!!

まずまず焼いてある肉を食べる・・・・美味い!猪って癖があるって聞いたことがあるけどそんな事が無い、むしろさっぱりした感じがする、こっちの猪は向こうと違うのかもしれないね!ウマウマ!!


さて次は煮込んである肉を・・・・・口に入れたらホロホロと肉が崩れた!!これ角煮だ!!うっま!!

醤油の代わりに塩と何かの出汁を使い煮込んである、これは後でモンドにレシピを渡して作ってもらう!

絶対に!

そして最後は鍋!!二品ともとても美味しかったので期待値大ですよ!!

・・・・・うっま!!出汁は多分角煮に使っていたものと基本は同じだと思う・・・・それにプラスして野菜の旨味が加わって、さらにおいしくなっている!後で【叡智の書】を使ってレシピを書き起こしておこう。

【叡智の書】は食べた事のある物を、正確に再現することが出来るのだ!!あるものは有効的に使わないとね!

周りを見ると皆気に入ったようで無言で食べている。

ギンガとシリウスはやっぱり焼肉が気に入っているのかそればかり食べている。

うーん・・・・決めた!


「すいませーん、焼肉を8人前、煮込み肉を5人前追加で!!」


「姐御、そんなに食うのか?」


「焼肉はギンガとシリウスに煮込み肉はあたし達でね、食べきらなければ【アイテムボックス】に入れておきゃいいしね」


「姐御のパーティーは毎回食費が大変そうだね」


「それ以上に稼いでいるから大丈夫だべ」


「そうだったな・・・姐御は一人でドラゴンを狩れるものな」


「まーね」


「「「「え?」」」」


あたしとガルトの会話に固まるアルナーと【ムーンライト】の面々。


「ん?どうした?」


あたしはかたまった面々を見て首を傾げた、本当にどうしたんだろうね?
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