144 / 1,656
ゆっくりして欲しかったんだよ!!
しおりを挟む
自宅から転移でイセスの宿に移動しそこには、にこやかに会話をするシンとミズキの姿があった。
よかった、あたしの作戦がうまくいった!まあ作戦と言っても四六時中あたしと一緒だと気が抜けないだろうと思って昨日三人を置いて自宅に帰ったのだ。
うちはホワイトな職場ですよ!なのでゆっくり出来たようで何より!!
「お帰りなさいませ、早速ですが昨日暗殺者と思われる者たちが真夜中にやってきたので気絶させて外に吊るしてあります」
「は?」
ゆっくりしたんじゃなかったの?え?暗殺者捕まえたの?
「さずがレン様、暗殺者が来ることを予測して私達を残したのですね!」
ちがうよ!!ゆっくりして欲しかったんだよ!!
「私達が思いつかなかった事を先読みし、そのための策を要する・・・さすがですわレン様」
やめて!!違うのよ!ただ休んで欲しかっただけなのよ!そんな風に言われると本当のことを言い出せなくなるべよ!!なんか考えていた事と違う!暗殺者の馬鹿垂れが!!
「・・・・・で?その暗殺者たちは?」
多分本当のことを言っても信じてもらえないのでもういいや。
その暗殺者たちの事をどうするかを決めよう!
「外に吊るしてあります」
そう言えば、そんなこと言ってたね、見に行こう。
暗殺者たちを見に外に出で向かうと吊るされた六人を囲むように騎士と【スカーレット】【ムーンライト】が立っていて皆が不思議そうに暗殺者たちを見ていた。
「皆おはよう」
「おはようございますレン殿」
「シン、ミズキ、六人も来たの?」
「はい、一人も逃がしてはいません」
「どういうことでしょうかレン殿?」
「あたしが寝てる間に暗殺者たちが来たらしくてね、シンとミズキが捕まえて、吊るしたらしい」
「それがこれですか?レン殿の仲間はやはり優秀ですな・・・・・・カトル!」
「はっ!」
フォートさんの前で敬礼をする騎士さん。
「今からカザンとジコルの許に向かえ!そろそろ王都から騎士たちが来ているはずだ、状況を説明し、こいつらも連れて行ってもらえ」
「了解しました!」
走っていく騎士たちを見送りフオートさんがため息をつく。
「さて、こいつらを何処に置いていくかな?」
「なら警備隊の詰所にある牢屋はどうだべ?」
「それはいいな。ちょっと話をしてきます」
歩いていくフオートさんを見おくり後の事を騎士さんに任せ一度部屋に戻る。
「シンとミズキ、ご苦労様!あんた達のおかげでこっちに被害がなく暗殺者たちを捕まえることが出来た、ありがとう」
「その言葉ですべてが報われました」
「もったいないお言葉です」
やめて!そんなに崇めるように見ないで!何かを言うだけで何かうちの子が変な方向に、向かってる気がするべよ!
「騎士達の仕事が終わるまで時間があるから皆で朝市に行こう」
「「畏まりました」」
「「ガウ!!」」
取り敢えず朝市で野菜とかを買い込んでおく、騎士たちのご飯も作らなきゃならないので食材はいくらあってもいい。
「姐御!いい野菜はいってるよ!」
もちろん買いますとも!
「こっちはいい肉入れたぜ!!」
すばらしい!!買いますよ!!
ついでに屋台で串焼きとかも買い込んでおく、いつでも食べれるからね!
色々買い物をして宿に戻ると騎士達が出発の用意をしていたのであたし達も自分の担当する馬車に向かい色々用意をして待つ。
「お待たせしました、出発しましょう」
フォートさんが馬を引き連れてやってきたので出発となった。
「皆気を引き締めてください、今回の旅は油断できる物ではないと理解したはずです、無事に王国に帰るまで、頑張りましょう」
あたし達はイセスを出立した。
よかった、あたしの作戦がうまくいった!まあ作戦と言っても四六時中あたしと一緒だと気が抜けないだろうと思って昨日三人を置いて自宅に帰ったのだ。
うちはホワイトな職場ですよ!なのでゆっくり出来たようで何より!!
「お帰りなさいませ、早速ですが昨日暗殺者と思われる者たちが真夜中にやってきたので気絶させて外に吊るしてあります」
「は?」
ゆっくりしたんじゃなかったの?え?暗殺者捕まえたの?
「さずがレン様、暗殺者が来ることを予測して私達を残したのですね!」
ちがうよ!!ゆっくりして欲しかったんだよ!!
「私達が思いつかなかった事を先読みし、そのための策を要する・・・さすがですわレン様」
やめて!!違うのよ!ただ休んで欲しかっただけなのよ!そんな風に言われると本当のことを言い出せなくなるべよ!!なんか考えていた事と違う!暗殺者の馬鹿垂れが!!
「・・・・・で?その暗殺者たちは?」
多分本当のことを言っても信じてもらえないのでもういいや。
その暗殺者たちの事をどうするかを決めよう!
「外に吊るしてあります」
そう言えば、そんなこと言ってたね、見に行こう。
暗殺者たちを見に外に出で向かうと吊るされた六人を囲むように騎士と【スカーレット】【ムーンライト】が立っていて皆が不思議そうに暗殺者たちを見ていた。
「皆おはよう」
「おはようございますレン殿」
「シン、ミズキ、六人も来たの?」
「はい、一人も逃がしてはいません」
「どういうことでしょうかレン殿?」
「あたしが寝てる間に暗殺者たちが来たらしくてね、シンとミズキが捕まえて、吊るしたらしい」
「それがこれですか?レン殿の仲間はやはり優秀ですな・・・・・・カトル!」
「はっ!」
フォートさんの前で敬礼をする騎士さん。
「今からカザンとジコルの許に向かえ!そろそろ王都から騎士たちが来ているはずだ、状況を説明し、こいつらも連れて行ってもらえ」
「了解しました!」
走っていく騎士たちを見送りフオートさんがため息をつく。
「さて、こいつらを何処に置いていくかな?」
「なら警備隊の詰所にある牢屋はどうだべ?」
「それはいいな。ちょっと話をしてきます」
歩いていくフオートさんを見おくり後の事を騎士さんに任せ一度部屋に戻る。
「シンとミズキ、ご苦労様!あんた達のおかげでこっちに被害がなく暗殺者たちを捕まえることが出来た、ありがとう」
「その言葉ですべてが報われました」
「もったいないお言葉です」
やめて!そんなに崇めるように見ないで!何かを言うだけで何かうちの子が変な方向に、向かってる気がするべよ!
「騎士達の仕事が終わるまで時間があるから皆で朝市に行こう」
「「畏まりました」」
「「ガウ!!」」
取り敢えず朝市で野菜とかを買い込んでおく、騎士たちのご飯も作らなきゃならないので食材はいくらあってもいい。
「姐御!いい野菜はいってるよ!」
もちろん買いますとも!
「こっちはいい肉入れたぜ!!」
すばらしい!!買いますよ!!
ついでに屋台で串焼きとかも買い込んでおく、いつでも食べれるからね!
色々買い物をして宿に戻ると騎士達が出発の用意をしていたのであたし達も自分の担当する馬車に向かい色々用意をして待つ。
「お待たせしました、出発しましょう」
フォートさんが馬を引き連れてやってきたので出発となった。
「皆気を引き締めてください、今回の旅は油断できる物ではないと理解したはずです、無事に王国に帰るまで、頑張りましょう」
あたし達はイセスを出立した。
142
お気に入りに追加
1,270
あなたにおすすめの小説
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
追放したんでしょ?楽しく暮らしてるのでほっといて
だましだまし
ファンタジー
私たちの未来の王子妃を影なり日向なりと支える為に存在している。
敬愛する侯爵令嬢ディボラ様の為に切磋琢磨し、鼓舞し合い、己を磨いてきた。
決して追放に備えていた訳では無いのよ?
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
婚約者を想うのをやめました
かぐや
恋愛
女性を侍らしてばかりの婚約者に私は宣言した。
「もうあなたを愛するのをやめますので、どうぞご自由に」
最初は婚約者も頷くが、彼女が自分の側にいることがなくなってから初めて色々なことに気づき始める。
*書籍化しました。応援してくださった読者様、ありがとうございます。
婚約者の浮気現場に踏み込んでみたら、大変なことになった。
和泉鷹央
恋愛
アイリスは国母候補として長年にわたる教育を受けてきた、王太子アズライルの許嫁。
自分を正室として考えてくれるなら、十歳年上の殿下の浮気にも目を瞑ろう。
だって、殿下にはすでに非公式ながら側妃ダイアナがいるのだし。
しかし、素知らぬふりをして見逃せるのも、結婚式前夜までだった。
結婚式前夜には互いに床を共にするという習慣があるのに――彼は深夜になっても戻ってこない。
炎の女神の司祭という側面を持つアイリスの怒りが、静かに爆発する‥‥‥
2021年9月2日。
完結しました。
応援、ありがとうございます。
他の投稿サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる