レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
92 / 1,656

やっぱり武器はロマンだよね!!

しおりを挟む
この世界のドラゴンは二種類いる。

まずはドラゴンと呼ばれる種族、この種はダンジョンで生まれた種族を指す。

各属性のドラゴンはダンジョンで生まれ育つ。




次に龍と呼ばれる種族。

こっちは自然の中で生まれ子をなし生きていく種族。

寿命が1000年とも5000年ともいわれている。




決定的に違うのがドラゴンより龍の方が強いという事、数倍とかではなく次元がちがう強さだそうだ。

それでもドラゴンと対峙するのにはAランカーのパーティー4組くらいで戦いを挑むのが安定して勝てるやり方らしい。

龍は街どころか国が滅ぼされるレベルらしい、モンスターの脅威度はSSS。

・・・・・ってのを今、【叡智の書】で知った。




「そんな素材で作られた武器・・・・・・カッコイイ!!」




やっぱり武器はロマンだよね!!

それにこんなに綺麗な武器はそうそうないよ!・・・・そうだ!帰ったら付与魔法であれできないかな?【考える】とできるっぽいので帰ったらやろう!


「蒼天、お使いお願いできる?」


「ぴ!」


蒼天の首に巻かれてるスカーフに『今から行くよ』と書いたメモをはさむ。


「ケインは覚えてるよね?ケインにこれを渡して、そこで待っててね」


「ぴ!」


そう鳴いて空へと羽ばたく。

うーん気分は『初めてのお使い』だね・・・・・・キチンとケインの所までいけるんだろうか?

歩いて王城の城門に着いた。


「いらっしゃいませレン様」


何故か門を守る騎士さんに敬礼をされた・・・・・なんで?


「入らせてもらっていいかな?」


「はっ!!アズエル侯爵から伺っております、お通りください」


「ありがとう」


「はっ!!」



また敬礼された、真面目な騎士さんだね!!

城内に入ったら一人の女性が声を掛けて来た。


「レン様ですね?国王様のところにご案内いたします」


そう言って歩き出すので後をついていく。


「こちらでございます」



数ある扉の中でも豪華な感じがする扉の前で止まり、ノックをする。


「入れ」



女性がドアを開けて「どうぞ」と言ったので部屋に入る。


「来たか」


「おっす」


部屋にはケインとアストレイ、あとは知らない男性が一人いる。

それとケインの肩に蒼天が留まっている。

きちんとケインの所までこれたんだね、えらいぞ蒼天!!



「あなたがレンさんですか?初めまして私はこの国の宰相を務めているクラウ・ダグラスと申します」



黒髪を背中でまとめている30代の男性が挨拶してきた。


「よろしくお願いします、レンです」


「レン、クラウ相手でも普通でいいぞ?かたっ苦しいのはなしだ」


「それは貴方が堅苦しいのが嫌いなだけでしょう?ですが堅苦しいのはなしでいいですよレンさん」


「あいよ、よろしく、そうだここでいいかなぁ渡すものがあるんだ」


「ん?なんだ?」


【アイテムボックス】から豪華な箱を取り出す。


「なんだその箱?」


「ケインにプレゼント」


その言葉に嬉しそうに箱を開けるケイン。



「なんだこの指輪と腕輪?」


「指輪の方は毒無効の魔道具、腕輪の方は結界を作ることが出来る魔道具だよケインの家族の分の数を用意してあるよ?」



アストレイは知っているから驚いていないけど、ケインとクラウさんは固まってしまった。



「もう一回言ってくれ・・・・・・・」


現実逃避はやめようよ!!



「指輪の方は毒無効の魔道具、腕輪の方は結界を作ることが出来る魔道具だよケインの家族の分の数を用意してあるよ?」


「・・・・・・聞き違いじゃなかったのか」


「・・・・・・信じられません、そんな魔道具確認されてませんよ・・・・・」


「そりゃそうだ、あたしが付与したんだからね」


「「は?」」


「ん?」


見つめ合うあたし、ケイン。クラウさん。



「「・・・・・・ほんとうに?」」



「うん」



「もう一回言ってくれ・・・・・・・」



「もういいっちゅーねん!!!」



思わずツッコんでしまった。

しおりを挟む
感想 1,343

あなたにおすすめの小説

地上最強ヤンキーの転生先は底辺魔力の下級貴族だった件

フランジュ
ファンタジー
地区最強のヤンキー・北条慎吾は死後、不思議な力で転生する。 だが転生先は底辺魔力の下級貴族だった!? 体も弱く、魔力も低いアルフィス・ハートルとして生まれ変わった北条慎吾は気合と根性で魔力差をひっくり返し、この世界で最強と言われる"火の王"に挑むため成長を遂げていく。

誰にでもできる異世界救済 ~【トライ&エラー】と【ステータス】でニートの君も今日から勇者だ!~

平尾正和/ほーち
ファンタジー
引きこもりニート山岡勝介は、しょーもないバチ当たり行為が原因で異世界に飛ばされ、その世界を救うことを義務付けられる。罰として異世界勇者的な人外チートはないものの、死んだらステータスを維持したままスタート地点(セーブポイント)からやり直しとなる”死に戻り”と、異世界の住人には使えないステータス機能、成長チートとも呼べる成長補正を駆使し、世界を救うため、ポンコツ貧乳エルフとともにマイペースで冒険する。 ※『死に戻り』と『成長チート』で異世界救済 ~バチ当たりヒキニートの異世界冒険譚~から改題しました

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

生臭坊主の異世界転生 死霊術師はスローライフを送れない

しめさば
ファンタジー
急遽異世界へと転生することになった九条颯馬(30) 小さな村に厄介になるも、生活の為に冒険者に。 ギルドに騙され、与えられたのは最低ランクのカッパープレート。 それに挫けることなく日々の雑務をこなしながらも、不慣れな異世界生活を送っていた。 そんな九条を優しく癒してくれるのは、ギルドの担当職員であるミア(10)と、森で助けた狐のカガリ(モフモフ)。 とは言えそんな日常も長くは続かず、ある日を境に九条は人生の転機を迎えることとなる。 ダンジョンで手に入れた魔法書。村を襲う盗賊団に、新たなる出会い。そして見直された九条の評価。 冒険者ギルドの最高ランクであるプラチナを手にし、目標であるスローライフに一歩前進したかのようにも見えたのだが、現実はそう甘くない。 今度はそれを利用しようと擦り寄って来る者達の手により、日常は非日常へと変化していく……。 「俺は田舎でモフモフに囲まれ、ミアと一緒にのんびり暮らしていたいんだ!!」 降りかかる火の粉は魔獣達と死霊術でズバッと解決! 面倒臭がりの生臭坊主は死霊術師として成り上がり、残念ながらスローライフは送れない。 これは、いずれ魔王と呼ばれる男と、勇者の少女の物語である。

プラス的 異世界の過ごし方

seo
ファンタジー
 日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。  呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。  乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。 #不定期更新 #物語の進み具合のんびり #カクヨムさんでも掲載しています

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。 アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。 その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

処理中です...