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あたしはこういうのは駄目なんだよ!!
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「エルスさん服もだけど、ほかに必要だと思った物はどんどん買っちゃいましょう、アイテムボックスがありますから荷物は気にしなくて済みますから」
「わかりました」
乙女の買い物の洗礼を受けてガイルとキースはぐったりしてベンチに座っている。
だらしないぞ二人共!たかが4時間服選びをしただけだよ!彼女が出来たら買い物に付き合うんだから今から慣れておきなさい!!
彼女か・・・・・どんな子を連れてくるんだろうね・・・・・変な子だったらお姉ちゃん許しませんよ!!
とか言うんだろうか・・・・ありそうだなぁ。
いい具合にお昼だから屋台のサンドイッチを買ってみんなで食べることにした。
「次は生活必需品かな?皆欲しい物があったら遠慮なく言いなさい、王都でしか買えないものもあるはずだしね」
「「「「「「「「はーい」」」」」」」」
さてサンドイッチ食べようか・・・・・・ん?
なんか視線を感じる気がする・・・どこ?・・・ギンガを見てるのかな・・・・違うあたしが見られてる気がする。
周りをさりげなく観察すると屋台の陰から女の子がこっちを見ていることに気ずいた。
これあたしを見てるんじゃなくて・・・・サンドイッチを見ている?
・・・・しゃーないか。
「腹減ったのかい?」
あたしは隠れていた女の子のとこまで歩いて行って声を掛ける。
女の子は驚いたようにあたしの顔を見てこくりと頷く。
「じゃあお姉ちゃんが奢ってあげよう!今日はいいことあったから機嫌がいいんだ」
「・・・・いいの?」
「おう!名前はなんていうんだい?」
「キリカ」
「そうかキリカっていうのか、じゃあキリカどのサンドが欲しい?」
「あれ・・・」
キリカが指差したのは肉入りサンド。
「わかったよ、おっちゃんそのサンドおくれ」
「まいどあり」
「ほらキリカ食べるといい」
「ありがとう・・・・」
でもキリカは食べようとせず持って帰るようだった。
「ん?腹減ったから食べるんじゃないの?」
気になったので聞いてみた。
「うん・・・・でも・・・弟もお腹がすいてるの・・・これは弟にあげる」
話聞いてエルスさんを見てそれからもう一度キリカに話かける。
「キリカどれくらいご飯食べてない?」
「・・・・2日」
「フィーナお金渡すから子供達と買い物の続きをして来て、エルスさん一緒についてきて」
「わかりましたお姉さま」
「かしこまりましたレン様」
キリカについて行って裏路地にある集合住宅地に到着、キリカの家に案内してもらう。
2階建ての建物の2階にある扉をくぐり3人で奥に歩いていく。
奥で壁に寄りかかるようにして座っている子供・・5歳くらいかな・・がこちらを見てニコリとして
「キリカお姉ちゃんおかえり」
「ジンご飯持ってきたよ!食べて!」
健気だ・・・・自分もお腹が空いて食べたいだろうに・・弟を優先させるなんて・・・・
あたしはこういうのは駄目なんだよ!!
涙が出そうだべ!!
「キリカとジンくん、もう少しだけ我慢できるかな?お姉ちゃんが美味しい物を今から作ってあげよう」
キリカの話だと2日まともに食べてないっぽいしお腹にやさしい物を作ってあげたい。
2人がこくこくうなずいたので【アイテムボックス】から食材を取り出し調理を始める。
「そうだ、エルスさんこの周りの住人からこの子達の親の事を聞いてきてくれませんか?」
「かしこまりました」
エルスさんが部屋を出て行ってからすぐに料理は完成した。
作ったのはミルクがゆ、それとそれを食べた後にすりおろしたリンゴをだすつもりだ。
「できたよ、2人共ゆっくり食べるといい」
木製の器にミルクがゆをよそい2人に渡す。
やはりお腹がかなり空いていたのか、2回おかわりをしてすりおろしりんごも完食した。
「2人共お腹いっぱいになったのならお昼寝をしなさい、起きるまではここにいるからね」
あたしの言葉に2人共素直に横になり寝息を立て始める。
2人だけで心細かったんだろうな・・・2人の頭を撫でながらそんなことを考えていた。
「わかりました」
乙女の買い物の洗礼を受けてガイルとキースはぐったりしてベンチに座っている。
だらしないぞ二人共!たかが4時間服選びをしただけだよ!彼女が出来たら買い物に付き合うんだから今から慣れておきなさい!!
彼女か・・・・・どんな子を連れてくるんだろうね・・・・・変な子だったらお姉ちゃん許しませんよ!!
とか言うんだろうか・・・・ありそうだなぁ。
いい具合にお昼だから屋台のサンドイッチを買ってみんなで食べることにした。
「次は生活必需品かな?皆欲しい物があったら遠慮なく言いなさい、王都でしか買えないものもあるはずだしね」
「「「「「「「「はーい」」」」」」」」
さてサンドイッチ食べようか・・・・・・ん?
なんか視線を感じる気がする・・・どこ?・・・ギンガを見てるのかな・・・・違うあたしが見られてる気がする。
周りをさりげなく観察すると屋台の陰から女の子がこっちを見ていることに気ずいた。
これあたしを見てるんじゃなくて・・・・サンドイッチを見ている?
・・・・しゃーないか。
「腹減ったのかい?」
あたしは隠れていた女の子のとこまで歩いて行って声を掛ける。
女の子は驚いたようにあたしの顔を見てこくりと頷く。
「じゃあお姉ちゃんが奢ってあげよう!今日はいいことあったから機嫌がいいんだ」
「・・・・いいの?」
「おう!名前はなんていうんだい?」
「キリカ」
「そうかキリカっていうのか、じゃあキリカどのサンドが欲しい?」
「あれ・・・」
キリカが指差したのは肉入りサンド。
「わかったよ、おっちゃんそのサンドおくれ」
「まいどあり」
「ほらキリカ食べるといい」
「ありがとう・・・・」
でもキリカは食べようとせず持って帰るようだった。
「ん?腹減ったから食べるんじゃないの?」
気になったので聞いてみた。
「うん・・・・でも・・・弟もお腹がすいてるの・・・これは弟にあげる」
話聞いてエルスさんを見てそれからもう一度キリカに話かける。
「キリカどれくらいご飯食べてない?」
「・・・・2日」
「フィーナお金渡すから子供達と買い物の続きをして来て、エルスさん一緒についてきて」
「わかりましたお姉さま」
「かしこまりましたレン様」
キリカについて行って裏路地にある集合住宅地に到着、キリカの家に案内してもらう。
2階建ての建物の2階にある扉をくぐり3人で奥に歩いていく。
奥で壁に寄りかかるようにして座っている子供・・5歳くらいかな・・がこちらを見てニコリとして
「キリカお姉ちゃんおかえり」
「ジンご飯持ってきたよ!食べて!」
健気だ・・・・自分もお腹が空いて食べたいだろうに・・弟を優先させるなんて・・・・
あたしはこういうのは駄目なんだよ!!
涙が出そうだべ!!
「キリカとジンくん、もう少しだけ我慢できるかな?お姉ちゃんが美味しい物を今から作ってあげよう」
キリカの話だと2日まともに食べてないっぽいしお腹にやさしい物を作ってあげたい。
2人がこくこくうなずいたので【アイテムボックス】から食材を取り出し調理を始める。
「そうだ、エルスさんこの周りの住人からこの子達の親の事を聞いてきてくれませんか?」
「かしこまりました」
エルスさんが部屋を出て行ってからすぐに料理は完成した。
作ったのはミルクがゆ、それとそれを食べた後にすりおろしたリンゴをだすつもりだ。
「できたよ、2人共ゆっくり食べるといい」
木製の器にミルクがゆをよそい2人に渡す。
やはりお腹がかなり空いていたのか、2回おかわりをしてすりおろしりんごも完食した。
「2人共お腹いっぱいになったのならお昼寝をしなさい、起きるまではここにいるからね」
あたしの言葉に2人共素直に横になり寝息を立て始める。
2人だけで心細かったんだろうな・・・2人の頭を撫でながらそんなことを考えていた。
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